しょせん【所詮】の語源・由来

「所詮」という言葉は、「詮ずる所」という表現を訓読して作られました。

この「詮ずる所」は、多くの思考や考慮の結果、最終的にたどり着いた結論や意味を指します。

この言葉の起源は仏教にあり、経文の中の特定の文句によって示される深い道理や真理を指していました。

つまり、それは経文の中で用いられる言葉や文字に対して、それらの言葉や文字が示す背後の意味や内容を指していたのです。

時間が経つにつれて、この言葉は一般的な言語にも取り入れられ、最終的な結論や「究極とするところ」を意味するようになりました。

そのため、現代日本語において「所詮」は「つまるところ」や「要するに」といった意味で使われるようになったのです。

しょせん【所詮】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。

ポイント	説明
「所詮」の語源	「詮ずる所」という表現を訓読して作られた。
「詮ずる所」の意味	多くの思考や考慮の結果、最終的にたどり着いた結論や意味。
起源	仏教における経文の中で、深い道理や真理を指す言葉として使用されていた。
経文における使用	経文中の言葉や文字が示す背後の意味や内容を指す。
現代日本語での使用	「つまるところ」や「要するに」といった意味で使われるようになった。