たなごころ【掌】の語源・由来

「掌」の日本語での言葉「たなごころ」は、手の内側や手のひらを意味します。

この言葉の由来を深掘りすると、まず「たな」は「手の」という意味で、「な」は「の」に相当する古い連体助詞です。

一方、後半の「ごころ」は「中心」を意味する「こころ(心)」からきており、これにはいくつかの解釈があります。

まず、「こころ」が「中心」という意味を持っているため、全体として「たなごころ」は「手の中心」という意味合いになります。

また、この「こころ」は「うら(心)」という言葉と同源で、「裏」の意味も持っています。

さらに、中国語での「掌」は「手心」と訳されることがあり、これが日本語の「たなごころ」に影響を与えたと考えられる「掌(手心)」という意味も考えられます。

つまり、「たなごころ」は手の中心を意味するとともに、手の内側や裏側、さらには中国語の影響から手の心という意味合いも含まれている複雑な言葉となっています。

たなごころ【掌】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「たなごころ」の詳細や由来に関する情報をカンタンにまとめます。
項目 詳細
基本の意味 手の内側や手のひらを指す。
「たな」の由来 「手の」という意味。古い連体助詞「な」は「の」に相当する。
「ごころ」の由来 「中心」を意味する「こころ(心)」から来ている。全体として「手の中心」という意味合い。
「こころ」の関連意味 「うら(心)」という言葉と同源で、「裏」の意味も持つ。
中国語との関連 中国語での「掌」は「手心」と訳されることがあり、これが「たなごころ」の意味に影響を与えた可能性がある。

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