こーるてん【コール天】の語源・由来

コール天は、ビロードに似た木綿の畝織物の一種で、洋服や足袋の材料として使われます。

この名称の由来には複数の説が存在します。

一つの説として、「corded velveteen」から来ていると言われています。

「corded」は「畝織の」という意味を持ち、「velveteen」はビロードのような質感を持つ綿の織物を指します。

これらの言葉を組み合わせて、「畝織のビロードのような綿の織物」という意味合いで「コール天」と名付けられた可能性が考えられます。

もう一つの説は、「天」が天鵞絨(ビロード)の略であり、コール天が畝織のビロードを意味しているとするものです。

この言葉は20世紀初め頃に使用され始めました。

しかし、20世紀の中頃から、英語の「corduroy」を日本語に音写した「コーデュロイ」という言葉が使われ始めるようになりました。

現在では、「コーデュロイ」の方が一般的に用いられることが多くなっています。

【コール天】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、コール天に関する情報やその名称の由来についてカンタンにまとめます。
項目 詳細
コール天とは ビロードに似た木綿の畝織物。洋服や足袋の材料として使用
「corded velveteen」説 「corded」は「畝織の」、「velveteen」はビロードのような綿の織物。これらを組み合わせた名前の可能性
「天鵞絨(ビロード)」説 「天」が天鵞絨(ビロード)の略で、コール天が畝織のビロードを意味するとする説
コール天の使用開始時期 20世紀初め頃
「コーデュロイ」について 20世紀の中頃から使われ始め、英語の「corduroy」を音写した言葉。現在では一般的に多く用いられる

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