ござ【茣蓙・蓙】の語源・由来

茣蓙(ござ)、または蓙、は藺草(いぐさ)の茎で織り上げられたむしろ(畳み敷くもの)で、特にその縁取りが施されたものを指します。

藺草は昔から多くの用途で使われてきた植物で、その茎を使ってむしろが織られました。

この言葉の語源について深掘りすると、「御座」という言葉が出てきます。

日本の歴史の中で、貴人や上位の人が座る場所を「御座」と称していました。

この「御座」の場所に敷かれていたのが、このむしろでした。

つまり、貴人が座る場所に敷く特別なむしろ、それが「ござむしろ」であり、その名が時と共に短縮され、「ござ」と呼ばれるようになったのです。

そうした背景を持つことから、「ござ」には格式や格式ある場所を示すニュアンスが含まれています。

ござ【茣蓙・蓙】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。
項目 内容
基本定義 藺草(いぐさ)の茎で織り上げられたむしろ。縁取りが施されたものを特に指す。
藺草(いぐさ) 昔から多くの用途で使われる植物。茎を使ってむしろが織られた。
語源・由来 「御座」は貴人や上位の人が座る場所を指す言葉。この場所に敷かれていたのがむしろで、これが「ござむしろ」と称された。時と共に「ござ」と短縮された。
ニュアンス 「ござ」には格式や格式ある場所を示す意味合いが含まれている。

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