【意味】
①大層すぐれていて、無条件にほめたたえられる有様だ。並一通りでない。程度がはなはだしいさまにもいう。
②(古くは、良くないことにいう)ひどい。とんでもない。
【語源・由来】
「素晴らしい」は、古くは良くないことに対していう語で、ひどい、とんでもないという意味だった。「すばらしい」の語源は、小さくなる、狭くなるの意の動詞「すばる(窄る)」の形容詞化とされていて、「すばる」は「すぼる」とも用い、その形容詞形「すぼし」は、みすぼらしい、肩身が狭いの意で使われていた。のちに、「すばらしい」は「接頭語す+晴らし」の語構成になり、誤解され、良い意味で使われるようになった。