がん【癌】の語源・由来

【意味】
①悪性腫瘍の総称。
②特に上皮性の悪性腫瘍。
③比喩的に、機構・組織などで、取り除きがたい難点。

【語源・由来】
「がん」は英語で「canaer」といい、「cancer」はかに座の意味ももつ単語である。「cancer」は、かにを意味するギリシャ語「karkinos」に由来する。日本では、江戸時代の医学書に「乳岩」という記述がみられる。「岩」の漢字音が語源と考えられる。「岩」としたのは、しこりに触れると岩のようにこりこりとかたいことから。漢字の「癌」は病垂と「岩」の異体字「嵒」からなる字で、本来は「乳がん」を指した。

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