ぜったい【絶対】の語源・由来

「絶対」という言葉は、もともと英語の”absolute”を日本語に訳すために用いられました。

この訳語の選択には、哲学者の井上哲次郎の手があると言われています。

彼は、仏典にある「絶待」という言葉を「絶対」と改めて使用したのです。

この言葉が訳されたのは、明治10年(1877年)頃で、その後、この言葉は一般に広く使われるようになりました。

この「絶対」という言葉は、他との比較を必要としない、独立して完全に成立している状態や存在を指す言葉として用いられます。

特に哲学の文脈では、他の何にも制約されず、全てのものの根本となる存在の意味で使用されることもあります。

ぜったい【絶対】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「絶対」という言葉の起源、変遷、意味に関する情報をカンタンにまとめます。
項目 説明
起源 英語の”absolute”を日本語に訳すための言葉として
訳語の選択者 哲学者の井上哲次郎
もともとの言葉 仏典にある「絶待」
訳語の変更 「絶待」から「絶対」として使用
訳された時期 明治10年(1877年)頃
一般的な意味 他との比較を必要としない、独立して完全に成立している状態や存在
哲学での使用 他の何にも制約されず、全てのものの根本となる存在の意味で使用

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