くわばらくわばら【桑原々々】の語源・由来

「くわばらくわばら」は、自身に災難や禍事が訪れないように願う時に唱えるまじないの言葉として知られています。

その由来は「桑原」という言葉に関連し、もともとは雷の災厄を避けるための呪文として使われていました。

この言葉の背景には、菅原道真(すがわらのみちざね)という人物が関連しています。

菅原道真は、太宰府に左遷され、その地で亡くなりました。

彼の死後、各地で落雷の事故が続発したため、人々はそれを菅原道真の祟りだと恐れるようになりました。

しかしこれには一つの例外がありました。

彼の所領であった「桑原庄」という地域では、一度も落雷の災厄に見舞われることがありませんでした。

この事から、人々は「桑原」、つまり「くわばら」という言葉を唱えることで雷を避けることができると信じるようになったのです。

日本には他にも様々な縁起を担ぐまじないがあり、例えば「鶴亀鶴亀」という言葉も同じような目的で唱えられることがあります。

【桑原々々】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「くわばらくわばら」に関する重要なポイントをカンタンにまとめます。
項目 詳細
日本語での意味 災難や禍事を避けるためのまじないの言葉
語源 「桑原」という地名
初期の使用目的 雷の災厄を避けるための呪文
関連する人物 菅原道真(すがわらのみちざね)
菅原道真との関連 落雷の事故が彼の祟りとされ、彼の所領である「桑原庄」では落雷がなかったことからまじないの言葉として用いられるようになった
他の類似のまじない 「鶴亀鶴亀」という言葉も縁起を担ぐために唱えられる

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