さた【沙汰】の語源・由来

【意味】
物事の是非を定めること。また、それに基づいた処置。

【語源・由来】
「沙」は砂、「汰」は洗って選び分けることで、「沙汰」は、もとは米などを水ですすぎ、交じった砂を除くこと。よくないものを流して選別することから、善悪是非を判断する意になった。善悪の裁定の意から「地獄の沙汰も金次第」のように、訴訟や裁判、また「追って沙汰する」のように処置を表すようにもなった。他にも「刃傷(にんじょう)沙汰」「正気の沙汰」のように、事件の意でも使われる。

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