しかつめらしい【鹿爪らしい】の語源・由来

「しかつめらしい」という言葉は、形式ばった様子を指す言葉として使われますが、実は「鹿」や「爪」といった意味とは関係がありません。

元々は「しかありつべくあるらし」という表現から来ており、これは「当然そのようである」という意味を持っていました。

時が経つにつれ、この言葉は変化し「しかつべうあらし」「しかつべえらし」「しかつべらし」といった形になりました。

そして、さらなる音の変化として「べ」が「め」に変わり、「しかつめらし」という言葉が生まれました。

しかし、「鹿爪らしい」という漢字の当て字は、実際の意味とは関係がないものとなっています。

【鹿爪らしい】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「しかつめらしい」の起源や関連する情報をカンタンにまとめます。

属性	詳細
対象の言葉	しかつめらしい
現代での意味	形式ばった様子
元の表現	しかありつべくあるらし
元の意味	当然そのようである
音の変化の経緯	しかつべうあらし → しかつべえらし → しかつべらし → しかつめらし
漢字の当て字	鹿爪らしい
当て字の関係	実際の意味と関係がない