だいなし【台無し】の語源・由来

「台無し」という言葉は、何かが大切にしていたものや努力が水の泡となってしまう、つまり全てがダメになる状態を表す言葉としてよく使われます。

この言葉の背景には、古代の仏教の文化が関係しています。

具体的には、「台」という部分は、仏像を安置するための台座を意味しています。

この台座は、仏像の威厳を保ち、正しくその価値を示すために非常に重要でした。

しかし、もし仏像の台座がなければ、その仏像は威厳を失ってしまうことになります。

このような背景から、「台無し」という言葉は、仏像が台座を失って威厳や価値が失われる様子を元に、面目を失うことや形が崩れてしまうことを意味するようになったのです。

そして、この意味から派生して、一生やこれまでの努力が全て無駄になるという広い意味でも使われるようになりました。

【台無し】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「台無し」の起源や意味、背景に関する基本的な情報をカンタンにまとめます。
項目 説明
一般的な意味 全てがダメになる状態や努力が無駄になること。
言葉の背景 古代の仏教の文化。
「台」の意味 仏像を安置するための台座。
台座の重要性 仏像の威厳を保ち、その価値を示すために必要。
台無しの由来 仏像が台座を失い、威厳や価値が失われる様子から、面目を失うことや形が崩れることを意味するようになった。
派生した意味 一生やこれまでの努力が全て無駄になるという広い意味で使われるようになった。

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