【意味】
①自然にくぼんで深くなった所。
②口が細くつぼまり胴のまるくふくらんだ形の容器。また、膳部に用いる椀型の小さく深いうつわ。
③ある物をさし込む部分。
ア.つぼがね。
イ.笙(しょう)の管を立てる椀型の共鳴部。頭(かしら)匏(ほう)。
④ここと見込んだ所。
ア.矢を射る時ねらうところ。矢所。
イ.ずぼし。
ウ.急所。要所。かんどころ。
エ.経穴に同じ。
オ.三味線などの勘所。
⑤坪。
ア.建物あるいは垣で囲まれた一区画の土地。中庭。転じて、宮中の部屋。つぼね。
イ.格子のます目の一つ一つ。
【語源・由来】
「つぼ」の古形は「つほ」。口と底がつぼまっていることから「つぼむ(窄む・蕾む)」からとされるが、確証はなく、語源は未詳。