やぼ【野暮】の語源・由来

【意味】
①世情に通ぜず人情の機微をわきまえないこと。特に、遊里の事情に通じないこと。また、その人。不粋。無骨。
②洗練されていないこと。風雅な心のないこと。無風流。

【語源・由来】
「野暮」は、「やぶ」と同源で、もと遊里の事情に暗いことを指した。転じて、洗練されていないこと。風雅な心のないこと。無風流をいうようになった。「野暮」は、田舎者の意の「野夫(やぶ)」からという説、楽器「笙」にある「也(や)」と「毛(もう)」という二本の管は音が出ないことから、役立たずの意で「やもう」と呼んだものが、「やぼ」に変化したという説、草木の生い茂るような田舎に住む人の意の「藪者」の略という説など諸説あるが、正確なことは分かっていない。

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