さらさ【更紗】の語源・由来

「更紗」という言葉は、さまざまな模様や形を型染めにした綿布や絹布を指します。

この言葉の起源は、外国との交流の中で日本に伝わったものです。

具体的には、この言葉はポルトガル語からの音写で、使用されている「更紗」という漢字は、実際の意味とは直接関係なく、その音を表すための当て字として選ばれました。

このような言葉を音写と言い、外国の言葉を日本語の音に合わせて表記する方法として古くから用いられてきました。

さらに、「更紗」の語源には、インドの地名「スートラ」に由来するという説も存在します。

この地域は古くから織物や布の生産で知られており、それが「更紗」という言葉の起源となった可能性が考えられます。

日本へは、16世紀にポルトガル人によってこの布が持ち込まれました。

当時、日本とポルトガルは積極的な交易関係にあり、多くの商品や文化が双方向に伝わっていました。

その中の一つとして、「更紗」という布が日本にもたらされ、やがて日本の文化の中にも定着していったのです。

さらさ【更紗】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「更紗」の定義、起源、言葉の由来や伝来の背景、そして日本における影響などの要点をカンタンにまとめます。
項目 説明
「更紗」の定義 型染めにした綿布や絹布のこと
起源 外国との交流を通じて日本に伝わった
言葉の由来 ポルトガル語からの音写。漢字は当て字
「音写」とは 外国の言葉を日本語の音に合わせて表記する方法
「更紗」の語源の説 インドの地名「スートラ」に由来
インドのスートラ 古くから織物や布の生産で知られる地域
日本への伝来時期 16世紀
伝来の背景 日本とポルトガルの積極的な交易関係を通じて
影響 「更紗」という布が日本の文化に定着

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