こもごも【交々・交交】の語源・由来

「こもごも」という表現は、互いに入れ替わる様子や、入り混じる様子を示す古くからの日本語の言葉です。

この言葉の起源や背景を知ることで、日本語の深さや魅力を感じることができるでしょう。

この言葉の成り立ちを探ると、古くは「こもこも」という清音で表現されていたことがわかります。

特に、古代の漢文訓読、つまり、漢字文を日本語の読みで解釈する際にこの表現が頻繁に使われていました。

中世になると現在のような「こもごも」という濁音の形に変わってきました。

では、この「こもごも」という言葉の具体的な由来は何かというと、「こ」は「これ」という意味の「此れ」からきています。

言葉としての「こもごも」は、「此も此も」という意味合いで、つまり「これもあれも」という感じで、さまざまなものが入り交じっている様子を表しています。

例として、「悲喜こもごも」という表現があります。

これは悲しみと喜びが入り混じっている様子を示しており、「こもごも」という言葉のニュアンスがよく現れています。

このように、「こもごも」という言葉は、その成り立ちや用法を知ることで、日本語の表現の豊かさを感じることができます。

【交々・交交】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「こもごも」の背景、成り立ち、及び用法の要点をカンタンにまとめます。
項目 説明
基本の意味 互いに入れ替わる様子や、入り混じる様子
初期の表現 古くは「こもこも」という清音での表現
使用状況 古代の漢文訓読時に頻繁に使用
中世の変化 「こもこも」から「こもごも」の濁音形に変化
言葉の由来 「こ」は「此れ」から、意味合いとしては「此も此も」
具体的な例 「悲喜こもごも」: 悲しみと喜びが入り混じる様子

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