ザボン【朱欒】の語源・由来 

「ザボン」は、アジア南部原産のミカン科の常緑高木で、その果実は15cm余りの扁球形をしており、厚い果皮の中に黄色いやや苦みを持つ果肉が入っています。

特に果肉が紅紫色のものは「うちむらさき」と呼ばれます。

この名前の由来は、ポルトガル語の「zamboa」に関連しています。

当初、この果物は「ザンビア」と呼ばれていましたが、時間とともに「ジャボン」という名称に変わり、さらに「ザボン」という名前になりました。

この名称変化の理由の一つとして、ザボンの果肉の粘液が水に溶けてできる石鹸の泡に似ていたことから、それを指す「シャボン」と混同されたためと言われています。

もう一つの考え方として、単に「ザボン」という発音がしやすくなるように名前が変わったという説も存在します。

この果物の漢字表記「朱欒」は、その漢名からきています。

ザボン【朱欒】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「ザボン」という果物の特徴や名前の由来、名称の変遷に関する重要なポイントをカンタンにまとめます。
キーポイント 詳細
分類 アジア南部原産のミカン科の常緑高木。
果実の特徴 15cm余りの扁球形。厚い果皮の中に黄色いやや苦みを持つ果肉。特に果肉が紅紫色のものは「うちむらさき」と呼ばれる。
名前の由来 ポルトガル語の「zamboa」に関連。
名称の変遷 当初は「ザンビア」→「ジャボン」→「ザボン」。
名称変化の理由1 ザボンの果肉の粘液が水に溶けてできる石鹸の泡に似ていたことから「シャボン」と混同されたため。
名称変化の理由2 「ザボン」という発音がしやすくなるように名前が変わった。
漢字表記 「朱欒」。その漢名からきている。

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