そくさい【息災】の語源・由来

「息災」という言葉は、達者であることや無事であることを意味します。

この語源には、仏教の教えが関連しています。

ここでの「息」は、「やめる」という意味を持ち、仏教の文脈では、仏の力を借りて罪や災害を止める、つまり避けることを指します。

これにより、「息災」は、仏の力で一切の災害や罪障(往生の障害となる罪)を避けるという意味合いを持つようになりました。

加えて、この言葉から派生した表現として「無病息災」があり、これは「病気や災害に遭わない」という意味を持っています。

また、「無病息災」をもじった言葉として「一病息災」もあり、これは「一つの持病があることで健康に気を使うため、結果的に元気でいられる」という意味合いを持っています。

そくさい【息災】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「息災」という言葉とその関連表現の基本的な意味、語源、仏教的背景をカンタンにまとめます。
項目 詳細
基本の意味
  • 達者であること
  • 無事であること
語源 仏教の教え
「息」の意味 「やめる」
仏教的背景 仏の力で罪や災害を止める、避けること
「息災」の深い意味 仏の力で災害や罪障を避ける
派生した表現1 「無病息災」:病気や災害に遭わない
派生した表現2 「一病息災」:一つの持病があることで健康に気を使い、元気でいられる

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