どはつてんをつく【怒髪天を衝く】の語源・由来

【意味】
猛烈に怒っている形容。あまりの怒りに毛髪が天をつくほどの勢いで逆立っているさま。

【語源・由来】
中国の戦国時代、趙の国にあった「和氏の璧(かしのへき)」と呼ばれる立派な「璧」を、秦の昭王(しょうおう)が欲しがり、「秦の十五の城と交換したい」と申し入れた。趙の藺相如が使者となって秦へ行き、「璧」を置いて帰ろうとしたが、昭王は約束を守らなかった。藺相如は髪の毛で冠が押しあがるほどの怒りをあらわし、「宝玉には傷がある」といって宝玉を取り戻し、無傷で趙に持ち帰った故事から。

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