しりくさり【尻腐】の語源・由来

「尻腐」という名前のイカは、コウイカ科に属し、その形状はコウイカに似た袋形をしています。

体長は約15cmとされ、背面には灰褐色の色合いに白色の斑点が点在しています。

このイカの特徴として、胴の腹面の後端、つまり尾線の部分から褐色の液体を分泌します。

この液体によって、イカの体の後半部分が汚れたように見えるのが特徴です。

この汚れたように見える部分が、名前の由来となっています。

「尻」は後ろ部分を、「腐」は腐った、もしくは汚れたという意味を持つ言葉です。

イカのこの特徴を表すために、「尻腐」という名前がつけられ、東京湾以南で多く見られるこのイカは食用としても利用されています。

同様の理由で、「シリヤケコウイカ」とも呼ばれることがあります。

しりくさり【尻腐】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「尻腐」イカに関する重要ポイントをカンタンにまとめます。
キーワード 説明
尻腐 コウイカ科に属するイカの一種
形状 コウイカに似た袋形
体長 約15cm
色合い
  • 背面に灰褐色
  • 白色の斑点が点在
特徴 胴の腹面の後端から褐色の液体を分泌、体の後半部分が汚れたように見える
名前の由来 「尻」は後ろ部分、「腐」は腐った・汚れたを意味し、イカの特徴を表す
分布 東京湾以南
用途 食用
その他の名称 「シリヤケコウイカ」とも呼ばれる

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