てんのうざん【天王山】の語源・由来

「天王山」という言葉は、現代では「勝負の分岐点」や「運命の重要なターニングポイント」といった意味で用いられますが、その背景には戦国時代の歴史的な出来事が関連しています。

天王山は、実際には京都の南部に位置する山で、その名前は戦国時代の豊臣秀吉と明智光秀が対決した際の出来事に由来しています。

具体的には、天正10年(1582年)に秀吉と光秀がこの地で戦いました。

この戦いの前後に、交通の要地としての重要性を持つ天王山を秀吉が占領しました。

この勝利が、秀吉の天下統一への大きな一歩となりました。

しかし、興味深いことに、両軍が直接、天王山の頂上で戦ったという史実は存在しないと言われています。

このように、天王山は戦国時代の重要な戦場として名を馳せましたが、現代ではその名が「大事な節目」や「決定的な瞬間」を指す言葉として広く用いられるようになりました。

【天王山】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。
項目 説明・内容
言葉 天王山
現代での意味 勝負の分岐点、運命の重要なターニングポイント
地理的位置 京都の南部に位置する山
歴史的背景 戦国時代の豊臣秀吉と明智光秀の対決
具体的な出来事 天正10年(1582年)に、秀吉が天王山を占領し、これが秀吉の天下統一への大きな一歩となった
史実の疑問点 両軍が直接、天王山の頂上で戦ったという史実は存在しないとされている
現代の用途 「大事な節目」や「決定的な瞬間」を指す言葉として用いられる

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