カモシカ【氈鹿・羚羊】の語源・由来 

【意味】
①ウシ科の哺乳類。体長1.5mほどで、一対の短い角を持つ。毛は灰黒色、オレンジ色、ほとんど白色など、地域と季節により変化する。山地の森林に生活し、険しい崖でも巧みに登降する。ニホンカモシカは日本固有種で、特別天然記念物。以前はその毛で毛氈(もうせん)などを織った。あおしし。くらしし。古名、かましい・かもしし。
②レイヨウ(羚羊)の俗称。

【語源・由来】
かま、すなわち山の険しいところにいる鹿、また「氈(かも)」(氈鹿の毛を撚って作った敷物)に織る鹿のこと。古くは「にく(褥)」と呼ばれた。
「褥」は毛の敷物「しとね」のこと。漢字「羚羊」は、「レイヨウ」という名の別種で、一般に「カモシカのような足」という表現に用いられる「カモシカ」は「レイヨウ」のことを指す。

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