おおきい【大きい】の語源・由来

【意味】
室町以降の語。「大き」を形容詞化したもの。
①(物の形にいう)容積・身長などが多くの場所を占めている。かさ張っている。
②量が多い。程度がはなはだしい。ひどい。
③範囲が広い。規模がすぐれている。
④包容力がある。度量がある。
⑤年齢が上である。
⑥大げさである。

【語源・由来】
元々、「大きい」と「多い」は、上代では区別されておらず、共に「オホシ((おおし)」と表現されていた。平安時代に「オホシ」の連体形「オホキ(おおき)」が「大きい」の意味になり、形容動詞「オホキナリ(おおきなり)」となった。
室町時代以降、「オホキ」を形容詞化した語に「イ」を付けて「オオキイ(大きい)」と表されるようになった。

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