うんしゅうみかん【温州蜜柑】の語源・由来
【意味】 日本のミカンの代表的な種で、普通、ミカンといえばこれを指す。果実は黄橙色の扁球形、果皮は薄く無種子で美味。日本で偶発実生としてできたもので、日本の中部・南部の暖地のほか、北アメリカ・スペインでも栽培。ミカンの名…
【意味】 日本のミカンの代表的な種で、普通、ミカンといえばこれを指す。果実は黄橙色の扁球形、果皮は薄く無種子で美味。日本で偶発実生としてできたもので、日本の中部・南部の暖地のほか、北アメリカ・スペインでも栽培。ミカンの名…
【意味】 声や返事がまったくない様。うんともすっとも。 【語源・由来】 「すん」は「うん」の語呂合わせ。下に否定の語を伴って声や返事がまったくないようすを表す。「うんともすんとも」の「うん」は、承諾・肯定の意をあらわす他…
【意味】 ①城攻めに用いた長いはしご。くものかけはし。 ②体育・遊戯器具の一つ。金属管製のはしごを水平もしくは円弧状に張り設けて、これに懸垂して渡っていくもの。くもばし。 【語源・由来】 「雲梯」は、雲に届くほどの長いは…
【意味】 ①物を十分にたくわえる。 ②知識を深く積み貯えてあること。また、その知識。 【語源・由来】 元は、「蘊蓄し」というように「する」を付けて、知識だけでなく「物をたくわえる」意味で用いられた。「薀(蘊)」、「蓄」は…
【意味】 代金・賃金などの支払いを取り次いだ仲介者が手数料を取る。他人の利益の一部分を勝手に自分のものにする。 【語源・由来】 「ピンはねをする」ということ。「上前」は、手数料・仲介料の意の「上米(うわまい)」が転じた語…
【意味】 (唐音。「胡」はでたらめの意) ①乱雑であること。いいかげんであること。また、不誠実なこと。 ②疑わしいこと。うさんくさいこと。 【語源・由来】 「胡乱」の「胡」は、中国の西方や北方に住む異民族「匈奴」のことを…
【意味】 (古形は「いろこ」) ①生物、特に魚類・爬虫類の体表面を覆う固い小薄片。その起源・形態はさまざまで、蝶の類の翅ではキチン質の分泌物・魚類では真皮より形成される皮骨、爬虫類以上の高等動物では真皮の上に角質となった…
【意味】 ①はればれと喜ばしい。こころよく楽しい。 ②ありがたい。からじけない。 ③(俗に)かわいい。にくめない。 【語源・由来】 「嬉しい」の「うれ」は「心(うら)」から。「心(うら)」に由来する語に「うれい(憂い・愁…
【意味】 ニシン科の海産の硬骨魚。マイワシに似るが、丸みを帯び、しりびれは極めて小さく、腹縁に稜鱗がない。目は透明な厚い膜に覆われ、潤んだように見える。南日本に多い。脂は少ないが干物として美味。 【語源・由来】 ウルメイ…
【意味】 同じ行為・音がくりかえされていやになり、やめてほしいと感じる状態。転じて、相手のすきのない行為に一目置きながらも反発する気持。また、それほどまでにゆきとどいた相手の状態をいう。 ①しつこくされてやりきれない。わ…
【意味】 閏のある年。 【語源・由来】 「閏」を「潤(うるう)」と書き誤ったところから「うるう」と読むようになった。本来は「閏年」は「じゅんねん」と読む。季節と暦月とを調節するため、平年より余分にもうけた暦日・暦月。地球…
【意味】 ①代金を受け取って品物・権利などを渡す。販売する。 ②己の利益のために、所属先や仲間を裏切る。 ③世間に評判などを広める。世に知られる。 ④(打算的に恩義などを)おしつける。また、(相手の反発を買うような行為を…
【意味】 ①ほかの様子を見て自分もそのようにありたいと思う気持ち。 ②人の境遇・資質などが、自分よりよいのを見てねたましい気持ちである。 【語源・由来】 「うらやましい」の「うら」は心、「やまし」は病む感じであるという意…
【意味】 うらなうこと。また、それを業とする人。ト占(ぼくせん)。 【語源・由来】 「占い」の「うら」は、表に見えないものの意の「心(うら)」のこと。「うらさびし」の「うら」も「心」。
【意味】 ①保証。室町時代、割符(さいふ)の支払人が支払いの証として割符に裏判を押したことからいう。 ②(事実とされる事がらについて)確かであると証明すること。また、その証拠。うら。 【語源・由来】 室町時代には、証文な…
【意味】 ①物事をはっきりさせないこと。いいかげん。曖昧。 ②(主として明治期の用法)胸・景観などがもやもやしているさま。 【語源・由来】 「う」か「む」か、すなわちそうであるのかそうでないのかという意味。「うむを言わさ…
【意味】 ①バラ科サクラ属の落葉高木。中国原産。古く日本に渡来。樹皮は黒褐色。早春、葉に先立って開く花は、5弁で香気が高く、平安時代以降、特に香を賞で、詩歌に詠まれる。花の色は白・紅・薄紅、一重咲・八重咲など多様。果実は…
【意味】 帆立貝の異称。 【語源・由来】 貝の形が扇に似ているところからいう。一般的に「ホタテ」と呼ばれる。「ホタテ」の名は、殻を帆のように立てて水上を進行すると考えられていたことから名づけられた。実際は、ヒトデなどに襲…
【意味】 腫物・傷などの化膿によって生じる組織の崩壊物質や白血球・腐敗物質・細菌を含む黄白色の不透明の粘液。一種の臭気がある。のう。また比喩的に、取り除かなければすっきりせず害になるもの。 【語源・由来】 語源は、皮膚が…
【意味】 ①地球上の陸地以外の部分で、塩水をたたえた所。地球表面積の約7割を占め、その面積3億6000万平方キロメートル。平均深度3800メートル。 ②湖など広々と水をたたえた所。 ③あたり一面に広がったもの、また、無数…
【意味】 素性のわからない人をののしって言う語。 【語源・由来】 「馬の骨」のは、中国で、必要とされないものや役に立たないものを表すことばで、「一に鶏肋(けいろく)、二に馬骨」。「鶏肋」とは、ニワトリの肋骨のことで、小さ…
【意味】 キンポウゲの別称。 【語源・由来】 語源は、葉を遠くから見ると円形に見えるので、それを馬の脚の形に見立てたものといわれる。また、「鳥足形」の誤表記で、本来は「烏」の足だったという説もある。茎にも葉にも白い毛が密…
【意味】 ①味が良い。(旨い・甘い・美味い) ②よい。すぐれている。 ③巧みである。上手だ。手際がよい。(巧い・上手い) ④好都合である。ぐあいがよい。得になる。 ⑤まぬけである。ばかである。 【語源・由来】 「うまい」…
【意味】 ①十二支の第7.動物では馬に当てる。 ②南の方角。 ③昔の時刻の名。真昼の12時。また、およそ今の午前11時から午後1時の間の時刻。 【語源・由来】 「午」は元々は「ご」と読み、「杵」が字源。草木の成長が極限を…
【意味】 ①ウマ目(奇蹄類)ウマ科の哺乳類。アジア・ヨーロッパの原産。体は大きく、顔は長く、頭部に鬣(たてがみ)があり、四肢が長く蹄(ひづめ)でよく走る。草食。シマウマなどの野生種もあるが、家畜として重要。乗用・競争・農…
【意味】 まだ世慣れていなくて純真なこと。 【語源・由来】 「うぶ」は、生まれたときのままであるという意味の「産」からという説、初々しいなどの「初(うい)」からという説がある。「初(うい)」の語源も「生む・産む(うむ)」…
【意味】 気持ちが沈んでうなじを垂れる。頭を垂れる。うつむく。 【語源・由来】 もともと、室町時代末期まで「うなたれる」といった。「うな(項)」は「うなじ」のことで、首のことを指す。そこに「たる(垂る)」がついて「うなた…
【意味】 ①首を下に動かす。 ②諒解・承諾の意を示して首を縦に振る。合点する。首肯する。 【語源・由来】 「項(うなじ)を前に突く」という意味の「項(うな)突く(つく)」から。「項」は、「首すじ」「えりくび」を意味する語…
【意味】 首のうしろの部分。首すじ。えりくび。 【語源・由来】 首や首の後ろを「うな」と呼ぶようになった由来は未詳であるが、「うな」は他の語の上に付いて、「うなずく」「うなだれる」のように複合語を作ることから、「う」のみ…
【意味】 麺類の一種。小麦粉を塩水で薄く延ばし、細く切ったもの。ゆでてかけ汁にひたしたり、つけ汁につけたりして食べる。うんどん。 【語源・由来】 うどんの語源には諸説あるが、奈良時代に渡来した小麦粉の皮に餡を包んで煮た「…
【意味】 歳月があわただしく過ぎ去るたとえ。 【語源・由来】 太陽の中には三本足の烏、金烏(きんう)がすみ、月には兎、玉兎(うさぎ)がすむという中国の伝説から。烏兎は太陽と月、転じて歳月・月日の意に用いられるようになった…
【意味】 ① ⑴ひじと手首との間。 ⑵肩口から手首までの部分。かいな。 ②腕に宿る力。腕力。転じて、腕前。技量。武芸のたくみさ、職人などの技術などにいう。 ③人間の腕に形などが似たもの。 ⑴腕木。腕かけ。 ⑵下等動物の物…
【意味】 ①(「うつ」は現の意)まのあたりにはっきり。つくづく。 ②浅く眠ったり冷めたりするさま。うとうと。 【語源・由来】 「うつ」に状態を表す接尾語「ら」の付いた「うつら」を重ねた語。「うつらうつら」は、近世から使わ…
【意味】 シソ科の多年草。茎は四角く毛がある。路傍や線路沿いなどによくみられる。高さ20~30cm。6~7月ごろ、頂に太い穂をつけ、紫色の唇形花を密に開く。花には大きな丸い苞があり、靭の形に似る。穂は花後暗褐色となり、こ…
【意味】 ①心がふさいで晴れやかでない。 ②うるさい。わずらわしい。うっとしい。 【語源・由来】 うっとうしいは、心がふさいで晴れないことを意味する漢語「鬱陶(ウッタウ)」が形容詞化された語。 現代では「鬱陶しい」と形容…
【意味】 本来の正しい心を失うほど、過度に夢中になる。心を奪われる。 【語源・由来】 「うつつ」は、「意識がはっきりしている状態」「正気」を意味し。「夢かうつつか幻か」というように、夢や虚構に対していう語。「うつつを抜か…
【意味】 (肉親への愛から小さいものへの愛に、そして小さいものの美への愛に、と意味が移り変わり、さらに室町時代には、美そのものを表すようになった。) ①愛らしい。かわいい。いとしい。 ②ア.形・色・声などが快く、このまし…
【意味】 (十二支の卯の月、また、ナエウエヅキ(苗植月)の転とも)陰暦4月の異称。うのはなづき。 【語源・由来】 「uduki」は「うのはなづき」とも呼ばれ、卯の花が咲く時期なので、「卯の花月」の略といわれる。また、「卯…
【意味】 ①細い竹を骨とし、紙または絹を張って柄をつけた、あおいで風を起こす道具。多くは円形。 ②軍配団扇の略。 ③①をかたどった紋所の名。一つ団扇・三つ団扇・団扇梅鉢などがある。 【語源・由来】 「うちわ」は打羽のこと…
【意味】 一定の見識がなく、意見や従うものをその時々で変えること。また、そのような人物を卑しんでいう。二股膏薬ともいう。「膏薬」は、「ごうやく」とも読むが、「こうやく」が一般的。 【語源・由来】 「内股」は、ももの内側の…
【意味】 出世ができない。身分がぱっとしない。 【語源・由来】 富裕の家でなければ梲が上げれなかったことから。「梲」は妻壁を屋根より一段高く上げて小屋根を付けた部分、(「卯建」とも書く)江戸・明治時代の町家で、2階正面の…
【意味】 寝るつもりでなく横になっているうちに眠ること。ころびね。かりね。 【語源・由来】 「転寝」の「転」には、「ある状態が進行してはなはだしくなる様」「いよいよ」「ますます」「気に染まないこと」といった意味がある副詞…
【意味】 水の上に浮かぶ泡(あわ)。多くはかなく消えやすいことのたとえに使う。みなわ。 【語源・由来】 「うたかた」の語源には、水面に浮く玉の形のという意味で「うくたまかた(浮玉形)」が転じたという説、「うきてえがたきも…
【意味】 ①ことばに音楽的な装飾をつけ、声に出して歌うもの。ふつう、曲と歌詞を総称していうが、曲だけをいったり歌詞だけをいったりもする。歌謡。また、それを歌うこと。 ②和歌。短歌。 ③(表題として使って)それを歌った詩や…
【意味】 方便のためには、時に嘘をつかねばならないこともある。 【語源・由来】 本来「方便」は仏教語で、仏が衆生を教え導くための便宜的な方法の意味。「方便」の語源は、「目的に近づく」という意味のサンスクリット語の「ウパー…
【意味】 ①口をつぼめて息を大きく強く出す。また、口笛を吹く。 ②鳥や獣が鳴き声を上げる。吼える。 ③詩歌を口ずさむ。 ④知っているのに知らないふりをする。そらとぼける。 ⑤大きなことをいう。偉そうなことをいう。 【語源…
【意味】 やたらに述べ立てるたくさんの嘘。 【語源・由来】 古くから、数字の「八」には「数が多い」という意味があった。仏教語に非常に数が多い地獄のことを表す「八万地獄」「八万奈落」、きわめて数が多いことを「八百万(やおよ…
【意味】 全くのうそ。あかうそ。 【語源・由来】 「嘘」の強調表現。「川獺(かわうそ)」をもじった言葉。「うそ」は、かわうそをかけたもの。「皮」は「かわうそ」の「かわ」とかけたもの。また「化けの皮」に見られるように、皮に…
【意味】 ①真実でないこと。また、そのことば。いつわり。 ②正しくないこと。 ③適当でないこと。 【語源・由来】 「嘘」の語源は、古語の「嘯く(うそぶく)」が転化したもの。「嘯く」は、「口笛を吹く」、「長く引いて激しい声…
【意味】 キジ目キジ科の鳥。尾は短く、全体に赤褐色で黄白色の縦斑と黒斑とがある。草原にすむ。肉・卵は美味。古くは鳴き声の鑑賞のために人家で飼った。ヨーロッパ・アジアに分布。 ②歌舞伎劇場で東西桟敷下の観覧席。下桟敷の称。…
【意味】 ①厚みが少ない。 ②物の密度・濃度が低い。 ア.液体・霧・粉末などの密度(濃度)が低い。 イ.色・味・光などの程度が少ない。あわい。 ウ.まばらである。 ③物事の程度が強く(深く・烈しく)ない。 ア愛情・交際・…
【意味】 ①後のことが気にかかる。こころもとない。 ②やましいところがあるので気が引ける。 【語源・由来】 「後ろめたい」は元々、「自分の目が届かず、不安である」「心もとない」という意味だった。そこから「油断ならない」「…
【意味】 痛くも何ともないことのたとえ。 【語源・由来】 牛の角を蜂または蚊がさしても、牛は痛くもかゆくも感じないように、物事に対してなんとも感じないことのたとえ。「鹿の角を蜂が刺す」、「蛙の面に水」ともいう。
【意味】 ①血縁関係のある家族群で構成された集団。 ②古代、氏族に擬制しながら実は祭祀・居住地・官職などを通じて結合した政治的集団。その内部は姓(かばね)を異にする家族群に分かれ、上級の姓をもつ家族群が下級の姓の家族群を…
【意味】 いくら説き聞かせても何の効もないたとえ。 【語源・由来】 丑にお経を聞かせてみても、牛はありがたいと思わず、何の効果もないことから。「馬の耳に念仏」ともいい、牛も馬も古くから、人間の生活と密接に関係していたから…
【意味】 ①十二支の第2.動物では牛に当てる。 ②北から東へ30度の方角。 ③昔の時刻の名。今の午前2時ごろ。また、 およそ午前1時から3時の間の時刻。 【語源・由来】 「丑」の本来の読みは「ちゅう」。「漢書 律暦志」で…
【意味】 どことなく疑わしい。なんとなく怪しい。 【語源・由来】 「胡散臭い」は、近世以降の言葉で、「怪しいこと」「疑わしいこと」を意味する「胡散」に「らしい」を意味する接尾語の「臭い」をつけて、形容詞化されたもの。「胡…
【意味】 ①ウサギを飼う小屋。 ②1979年、ECの非公式報告書の中で、日本人の狭い住居を形容した語。 【語源・由来】 1979年にEC(欧州共同体)の委員会がまとめた対日経済戦略報告書の内部資料の中にあった表現。日本で…
【意味】 ロバの異称。 【語源・由来】 ロバの耳が長く大きい様がウサギに似ていたことから。「三国志」などに「赤兎馬(せきとば)」という名の馬が登場するが、これはうさぎのように足が速い馬という意味で、ロバとは無関係。
【意味】 わずらわしい。うっとうしい。気持ちが悪い。 【語源・由来】 「うざったい」を略した俗語。「鬱陶しい」を表した語で、1980年代ころ、東京多摩地区の方言だったものが、若者たちの間で広まった。語源は江戸時代に多く使…
【意味】 ①ショウガ科の多年草。アジア熱帯原産で、沖縄でも栽培。根茎は肥大して黄色。葉は葉柄とともに長さ約1m。夏・秋に花穂を生じ、卵形白色の苞を多くつけ、格苞に3~4個ずつの淡黄色唇形花を開く。根茎は止血薬、また、香料…
【意味】 ギターに似た小型の4弦楽器。19世紀にポルトガル人がハワイに伝えた楽器を改良したもの。 【語源・由来】 「ukulele」は、「uku(ユーク)」ともいう。「uku」はちび、蚤、「lele」は「跳ねる」を意味し…
【意味】 ①水菜などの小さいもの。 ②小松菜の別名。特に、3~4月ごろに出荷されるものをいう。 【語源・由来】 早春のうぐいすが鳴く時期に収穫されることから。京の伝統野菜。1697年発行の「本朝食鑑」(1697)に、「春…
【意味】 スズメ目ウグイス科の鳥。大きさはスズメくらい。背面褐緑色、下面白く、白色の眉斑がある。低山帯から高山帯の低木林に至るまで繁殖し、冬は低地に移り、市街地にも現れる。さえずりの声が美しい。別名、春鳥、春告鳥、花見鳥…
【意味】 期待や不安など先が気になって、今のことに気分が集中できなくなる。浮足になる。 【語源・由来】 「うきあし」とは、つま先で立ち、かかとが地面に付いていない状態のこと。その不安定な様子から、不安を感じて落ち着かない…
【意味】 水などを含んで口やのどをすすぐこと。 【語源・由来】 「うがい」は、鮎漁で有名な長良川の「鵜飼」。鵜に魚を飲み込ませた後吐き出させる様子がうがいに似ていることから。1444年(文安元年)の国語辞典『下学集』には…
【意味】 大韓民国・朝鮮民主主義人民共和国の通貨の単位。 【語源・由来】 「ウォン」は漢字「圓(エン)」の朝鮮語読みだったが、現在では韓国・北朝鮮とも、正式には漢字表記はない。日本の「円」や中国の「元」に通じる。大韓民国…
【意味】 水。飲み水。ウォーター。 【語源・由来】 英語「water」からの外来語。英語の「water」は、「濡らす」「湿らす」という意味の古い印欧語awedからで、awed→wedor→woeter→waterと変化し…
【意味】 小麦粉を主材料とし、薄い板状に焼いた軽い洋菓子。多くは2枚合わせて、その間にクリームなどを挟む。アイスクリームにそえる。ウェファース。 【語源・由来】 「聖餅(せいへい)」や「薄い平たいもの」を意味する英語の「…
【意味】 中国茶の一種で、緑茶と紅茶の中間に位する半発酵茶。福建省及び台湾なので産する。生葉を天日で晒し、ゆすって葉の緑を発酵させ、炒釜で熱しもんで乾燥したもの。褐色で特殊な香気をもつ。 【語源・由来】 「ウーロン」は「…
【意味】 ウィンナーソーセージの略。牛・豚・羊などに各種の調整したひき肉を詰め、乾燥・湯煮・燻製等した保存食品。指の形をした小型のソーセージ。 【語源・由来】 「ウィーン風の」という意味の英語「vienna」から。オース…
【意味】 セリ科の多年草。南欧原産で古くから栽培され、同科別属のヒメウイキョウと共に欧米では重要な薬用・香辛料植物。全体に芳香があり、高さ1~2m。葉は糸状に裂け、夏、黄白色の小花から成る花序をつける。果実は円柱状で、生…
【意味】 ①十二支の第4番目。動物では兎(うさぎ)に当てる。 ②東の方角。 ③昔の時刻の名。今の午前6時ごろ。また、およそ午前5時から7時の間の時刻。卯の刻。 【語源・由来】 「卯」は元々は「ぼう」と呼んだ。中国では「茂…
【意味】 他のことに心を奪われて、注意が集中しないさま。 【語源・由来】 もとは「空の上方」の意だが、平安時代、「上の空(うはのそら)」として、すでに「心が落ち着かない」意で使われていた。落ち着かないさまを意味する「心空…
【意味】 はかない世の中。 【語源・由来】 浮世の「うき(浮)」は、「苦しい」「辛い(つらい)」を意味する「憂し」の連用形「憂き」が本来の形。平安時代には「つらいことが多い世の中」を意味した。後に、仏教的思想が定着しその…
【意味】 保守派。⇔左翼 【語源・由来】 十八世紀末のフランス革命当時の国民議会で、保守派のジロンド党は議長から向かって右側、急進派のジャコバン党は左側の席を占めていたことに由来する。「右翼」に対して、急進的な思想傾向、…
【意味】 気のおもむくままに巡り歩くこと。また、その人。 【語源・由来】 全国を行脚する僧。とくに禅宗の修行僧のことをいう。「行雲流水」の略で、雲が定めなく行き、水が流れてやまないように、一つの場所にとどまらないことから…
【意味】 陰暦七月十五日を中心に行われる仏教行事。祖先の霊を自宅に迎えまつるお盆。精霊会(しゅりょうえ)。 【語源・由来】 梵語ullambanaの音写。もとは、餓鬼道などにおちて倒懸 (逆さまにつるされること)の苦しみ…
【意味】 在家の信者。 【語源・由来】 優婆夷は梵語のupāsikāの音写。女性のこと、優婆塞は、upāsakaの音写で男性のことを指す。ともに「仕える人」という意で、出家した修行者の世話をした人をいった。
【意味】 極めて稀なことのたとえ。 【語源・由来】 梵語のudumbaraの音写「優曇波羅」の略。三千年に一度、その花が咲くときには転輪聖王が出現するとされている想像上の植物。
【意味】 得意の絶頂で無我夢中であること。 【語源・由来】 有頂天は、仏教の世界観(欲界・色界・無色界)の一つであり、色界の頂上の色究竟天、または無色界の最上の悲想、非非想処天のこと。最上の場所にのぼりつめることから、い…
【意味】 雑多なつまらない人間。人を卑しめていうことば。 【語源・由来】 もとは、形のあるものと形のないもの。この世に存在するすべてのもの(=森羅万象)をいう仏教語「有相無相(うそうむそう)」に由来する。有相無相とは、現…
【意味】 世の中は常に移り変わるということ。 【語源・由来】 かつては「ういてんぺん」と読んだ。この世の一切の現象は、因縁によって仮に生じたものであり、たえず変化するということ。「有為無常」も同じ意味。
【意味】 月日。歳月。 【語源・由来】 「烏」は太陽。「兎」は月。「金烏玉兎 (きんうぎょくと) 」の略。古代中国で、太陽の中に三本足の烏 (からす)、月に兎(うさぎ) がいるとされていたことから。
【意味】 烏の群れのように、規律も統一もなく寄り集まった群衆や軍勢。 【語源・由来】 中国古典の『後漢書』「耿弇伝」による。「突騎を発して以て烏合の衆を轔して、枯れたるを摧き腐りたるを折るがごとくせん(騎兵を繰り出して寄…
【意味】 大阪市北区の地名。 【語源・由来】 淀川の湿地帯であった土地を埋めて開拓したことから「埋田」とされ、のちに「梅田」へ変わったもの。
【意味】 京都市右京区の地名。映画の撮影所がある。 【語源・由来】 朝鮮から渡来した秦酒公が絹を織って献上し、禹豆麻佐(うずまさ)の姓を賜わり居住したことから。後に太秦の字をあてた。
【意味】 真夜中。 【語源・由来】 日本古来の時間の表示方法である「延喜法」が由来で、一日を十二にわけて十二支に当てた。「丑三つ時」は、丑の刻を四つに分けた三番目の時刻で、現在の午前二時から二時半ごろを指す。幽霊などが出…
【意味】 カモメに似た海鳥。 【語源・由来】 鳴き声が猫に似ていることから。
【意味】 鰻科の細長い魚。 【語源・由来】 古くは「むなぎ」。「む」は「身」を意味し、「なぎ」は「長し(長い)」の「なが」からとする説が有力とされる。また、皮をむくからとも、「棟木(むなぎ)」の転とも。また、胸(腹)が黄…
【意味】 ウサギ目ウサギ科の哺乳類の総称。 【語源・由来】 もとは「う」と読んだが、のちに「さぎ」が加わったと考えられる。「さぎ」は鷺のことで、色が白いことからいう。
【意味】 大酒飲み。 【語源・由来】 「蟒蛇」は巨大な蛇。とくに、熱帯産のニシキヘビなど。大きな蛇はどんなものも飲み込むことから出た語。「ばみ」は「食む」の転ともいわれる。蛇の古称「へみ」からとも、まむしの古称「はみ」か…
【意味】 姿や形がよく似ているさま。 【語源・由来】 瓜を縦に二つに割ると、切り口がほとんど同じであることから。江戸時代には、「瓜を二つに割ったよう」ともいわれた。
【意味】 色が白く、やや面長の顔。 【語源・由来】 「瓜実」は瓜の種のこと。その瓜の種に形が似ていることから。昔の美人の形容の一つ。
【意味】 顔が青白く、元気がない人のたとえ。 【語源・由来】 時季に遅れて、瓜などの実が蔓(つる)の末のほうになること。また、その実。末成りの実はつやがなく、味も落ちることからきている。
【意味】 盛りを過ぎても美しい女性のこと。 【語源・由来】 「姥桜」は、ヒガンザクラなど、葉が出るよりも先に花が咲く桜のこと。葉が出ないのを「歯がない」と洒落て、歯のない姥にたとえたもの。
【意味】 物を熱心に探し出そうとするさま。また、そのときの鋭い目つき。 【語源・由来】 鵜が水中で魚を、鷹が空中で獲物を狙っているときの鋭い目つきから。
【意味】 他人の意見や考えなどをよく理解しないまま受け入れること。 【語源・由来】 「鵜」は黒くて大きな水鳥。鵜飼でも見られるように鵜が魚を丸飲みすることから、食物を噛まずに丸飲みすることを「鵜呑み」と言うようになり、よ…
【意味】 物価・地位・温度などがぐんぐん上がること。 【語源・由来】 鰻が体をくねらせて川上へのぼっていく様子から。また、鰻を手でつかもうとすると、ぬめって上へ上へと逃げてしまうことからとする説もある。「鰻上り」とも書く…
【意味】 体は大きくて立派だが、何の役にも立たない者のこと。 【語源・由来】 独活の茎は木のように太く、高さは二メートルにもなるのに、食用にならないばかりか、柔らかくて用材にもならないことから。