うるうどし【閏年】の語源・由来

「閏年」は特定の暦日や暦月が追加される年を指します。

この言葉の日本語での読み方「うるうどし」は、実は漢字「閏」の誤読からきています。

本来、「閏」は「じゅん」と読むのですが、日本では「潤(うるう)」と書き誤ったことから、「うるう」と読むようになりました。

閏年の存在理由は、地球が太陽を一周する時間(約365.2422日)と、暦年(通常は365日)との微妙なずれを修正するためです。

このずれを積み重ねて放置すると、季節と暦が大きくずれてしまうため、4年に1回、2月に1日追加して調整を行います。

ただし、その例外もあり、100年に1度は平年とし、さらにその例外として400年に1度を閏年とするなど、複雑な調整が行われています。

また、太陰暦では、1年の長さが約354.27日なので、適当な割合で1年を13か月とする修正が行われます。

このような日、月、時を調整するために加えられる「閏」は他にもあり、太陰暦で加えられる月を「閏月」、2月29日を「閏日」、協定世界時で加えられる余分な秒を「閏秒」と呼びます。

閏年は、地球の自転と公転の複雑なダイナミクスと人類の時間認識との間で、調和と均衡を保つための独特の方法と言えます。

うるうどし【閏年】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「閏年」の基本的な意味、語源、存在理由、調整方法、太陰暦での特例、その他の「閏」についてカンタンにまとめます。
項目 詳細・内容
基本的な意味 特定の暦日や暦月が追加される年。
語源・読み方 日本語での「うるうどし」は漢字「閏」の誤読からきている。本来は「じゅん」と読む。
存在理由 地球が太陽を一周する時間(約365.2422日)と暦年(365日)とのずれを修正するため。
調整方法 4年に1回、2月に1日追加。ただし、100年に1度は平年、その例外として400年に1度を閏年とする。
太陰暦の場合 1年の長さが約354.27日。適当な割合で1年を13か月とする修正が行われる。
その他の「閏」 太陰暦で加えられる月を「閏月」、2月29日を「閏日」、協定世界時で加えられる余分な秒を「閏秒」と呼ぶ。
人類との関係 地球の自転と公転の複雑なダイナミクスと人類の時間認識との間で、調和と均衡を保つ独特の方法。

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