うなずく【頷く】の語源・由来

「うなずく」は、首を下に動かす行為や諒解・承諾の意を示すときの頷きを指す言葉です。

この言葉の語源は、「項(うなじ)を前に突く」という意味からきているとされています。

ここでの「項」とは「うなじ」や「首すじ」、「えりくび」といった部分を指す言葉で、実際に「うなずく」は元々「項(うな)突く(つく)」という形で使われていたと考えられます。

このような語源を持つ言葉として「うながす」や「うなだれる」などがあります。

さらに、この言葉を漢字で「頷く」と書く際に使用される「頷」という字は、「あご」や「おとがい(下あご)」という意味があります。

この意味から、肯定的な意思を示す時に顎を上下に動かす様子を表現していると言われています。

つまり、言葉「うなずく」は、首すじやあごの動きと深く関連していることがわかり、その動作を通じて合点や諒解といった意思の伝達が行われるという背景が含まれています。

うなずく【頷く】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「うなずく」の定義、語源、漢字表記、そしてその意味や用途についてカンタンにまとめます。
項目 詳細・内容
定義 首を下に動かす行為や諒解・承諾の意を示す頷きを指す
語源 「項(うなじ)を前に突く」という意味が元になっている
関連語 「うながす」、「うなだれる」など、同じく「うな」を含む言葉が存在する
漢字表記 「頷く」の「頷」という字は、「あご」や「おとがい(下あご)」という意味がある
意味・用途 肯定的な意思を示す際に、首すじやあごの動きを使って意思の伝達が行われる

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