えしゃく【会釈】の語源・由来
「会釈」という言葉は、仏教語「和会通釈(わえつうしゃく)」から派生しています。 元々この仏教語は、一見矛盾するように見える仏教の教義や仏典の文章を照らし合わせ、その根本的な一致を示すことを意味していました。 この「和会通...
「会釈」という言葉は、仏教語「和会通釈(わえつうしゃく)」から派生しています。 元々この仏教語は、一見矛盾するように見える仏教の教義や仏典の文章を照らし合わせ、その根本的な一致を示すことを意味していました。 この「和会通...
「雲水」という言葉は、元々は禅宗の修行僧を指す語で、全国を行脚する僧のことを意味します。 この言葉は「行雲流水」という四字熟語から派生しています。 行雲流水とは、雲が流れるように、水が流れるように、自然と変わりゆく様子を...
「盂蘭盆」(うらぼん)は、もともと梵語の「ullambana」を音写した言葉で、この祭りは仏教における重要な行事です。 本来の目的は、餓鬼道(がきどう)などに落ちた死者が逆さまにつるされるという「倒懸(とうけん)」と呼ば...
「優婆夷(うばい)」と「優婆塞(うばそく)」は、いずれも仏教において在家の信者を指す用語です。 この二つの言葉は、それぞれ梵語の「upāsikā」と「upāsaka」を日本語に音写したものです。 優婆夷は女性信者を、優婆...
「優曇華(うどんげ)」は、極めて稀なことや現象を象徴する言葉として用いられます。 この語は、梵語の「udumbara」という言葉が日本に音写として伝わり、「優曇波羅」として知られるようになったものが短縮されて「優曇華」に...
「有頂天(うちょうてん)」という表現は、日常会話で「得意の絶頂で無我夢中である」といった状態を指すことが多いですが、その語源は仏教の世界観に由来しています。 具体的には、仏教における三界(欲界、色界、無色界)の中で、色界...
「有象無象」の言葉の語源は仏教語の「有相無相(うそうむそう)」から来ています。 元々、「有相無相」は現象と真理、つまり形や姿を持つものと持たないもの、全てを含んだ概念でした。 「相」とは、この文脈では「姿や形」を指します...
「有為転変(ういてんぺん)」は、主に仏教思想に起源を持つ四字熟語で、世の中や現象が常に変化していることを表します。 元々は「ういてんぺん」と読まれていたようです。 語源と由来を見ると、「有為」は「因縁や条件によって生じた...
「因縁」という言葉は、主に前世からの運命や関係を指す用語として知られています。 この言葉の語源は、「因」と「縁」という二つの漢字からなり、それぞれが特定の意味を持っています。 「因」は何らかの結果を生む直接的な原因を指し...
「引導」という言葉は、死者を浄土へ導くために行われる仏教的な儀式に関連しています。 具体的には、僧侶が死者の魂が迷わずに浄土へ行けるように法語(仏教の教えに基づく言葉やフレーズ)を唱える行為を指します。 この言葉の語源は...
「因業」という言葉は、仏教の概念から派生しています。 「因」は結果を生む原因、そして「業」はその原因を助けるような間接的な行為を指します。 基本的には「報い」の原因となる行為という意味で使われます。 仏教では「善因善果」...
「因果」という言葉は、主に仏教で説明される「原因と結果の法則」を指しています。 この法則に従って、良い行いをすれば良い結果が生まれ、逆に悪い行いをすれば悪い結果が生じるとされています。 日本では特に鎌倉時代以降、この言葉...
「衣鉢(いはつ)」という言葉は、学問や技芸などの奥義が師から弟子に伝えられることを指します。 この言葉の語源は仏教に由来しており、特に僧侶が持つべき最低限かつ最重要な持ち物である「三衣(さんえ)」と「一鉢(いっぱつ)」か...
「一蓮托生(いちれんたくしょう)」という表現は、最後まで他の人と行動や運命を共にするという意味で広く用いられています。 この言葉の語源は、仏教の教えに基づいています。 元々、一蓮托生とは「よい行いをした人々が死後、極楽に...
「一念発起(いちねんほっき)」という言葉は、人がある目標や願いを達成するために心に決め、新たな行動を起こすことを意味します。 この表現の語源は仏教にあり、「一念発起菩提心」というフレーズがその原型です。 このフレーズで、...
「一大事(いちだいじ)」という表現は、現在では「重大な出来事」や「大事件」という意味でよく用いられますが、その語源は仏教に起源を持ちます。 元々、この言葉は仏が衆生(生きとし生けるもの全て)を救済するためにこの世に現れる...
「以心伝心(いしんでんしん)」という言葉は、日常のコミュニケーションでは「言葉を使わずに心や考えが相手に通じる」という意味で一般に使われています。 この表現の起源は、禅宗における教えにあります。 「以心伝心」は直訳すると...
「意識」という言葉は、主に自分が状況を理解しているという心の状態を指します。 この言葉は英語の “Consciousness” を訳したものであり、特に明治時代以降、哲学や心理学で広く使われるよう...
「安心」という言葉は、もともと儒教の言葉で「安心立命」として表現されていました。 この「安心立命」は「心を安らかにして、その身を天命に任せる、そしてどんな状況においても動じない」という意味合いを持っています。 この言葉を...
「行脚」という言葉は、もともと仏教の文脈で使われる言葉で、僧侶が修行の一環として各地を徒歩で巡る行為を指しています。 このような僧侶を「行脚僧」や「雲水」「遊行聖」とも呼びます。 この行為は、物質的なものから離れ、精神的...
「尼」は、仏教において仏門に入った女性、すなわち尼僧を指す言葉です。 この言葉の語源には複数の説がありますが、一つは梵語の「ambaa」から派生したとされています。 この「ambaa」は母親や女性を指す概念と関連しており...
阿修羅(あしゅら)は、元々はインド神話に起源を持ちます。 インドでは、阿修羅は血気盛んで闘争好きな神々であり、特に英雄神インドラとしばしば敵対していました。 雷を操るインドラと阿修羅との戦いは、インド神話でよく取り上げら...
「悪魔」という語は、文化や宗教によって異なる解釈や役割が存在しますが、基本的には「悪の道に誘うもの」とされています。 日本における悪魔の概念は、仏教の影響を強く受けています。 仏道修行、すなわち悟りに至る道を妨げる存在と...
「閼伽(あか)」は、仏教において仏に供える水を指す言葉ですが、その起源は梵語の「argha」にあります。 この梵語はもともと「価値」を意味し、贈り物や敬意を表す対象として用いられていました。 しかし、時間が経つにつれて、...
「阿吽(あうん)」という語は、仏教の真言(まんとら)に由来しています。 特に、この語は密教において重要な位置を占めています。阿吽は、「阿」(梵語で “a”)と「吽」(梵語で “hūṃ&...
「愛着(あいちゃく)」という言葉は、元々は仏教の文脈で「あいじゃく」として使われていました。 この場合、愛情に執着すること、または人や物に対して心がとらわれる状態を指しています。 この語は、仏教の修行においては「妨げ」、...
「挨拶」という言葉の起源は、禅宗の修行の中で形成された概念に関連しています。 禅宗では、師と弟子、あるいは弟子同士がお互いの悟りの状態を試すために問答を行うことを「一挨一拶(いちあいいつさつ)」と言っていました。 この用...
「愛敬(あいきょう)」という言葉は、もともと仏教の文脈で使われていました。 具体的には、阿弥陀如来や地蔵菩薩の顔が穏やかで慈愛に満ちていることを指し、そのような顔立ちや表情が「愛敬の相」と呼ばれていました。 この「相」は...