しののめ【東雲】の語源・由来
「東雲」は、明け方の東の空がほんのりと明るくなる様子や、その時間帯を指します。 この言葉の背後には、古い日本の住居の構造と、そこでの日常生活の様子が関わっています。 住居には、明りを取り込むための網代様(あじろよう)とい...
「東雲」は、明け方の東の空がほんのりと明るくなる様子や、その時間帯を指します。 この言葉の背後には、古い日本の住居の構造と、そこでの日常生活の様子が関わっています。 住居には、明りを取り込むための網代様(あじろよう)とい...
「篠突く雨」という言葉は、激しい雨を表現する日本の古くからの言い回しです。 ここでの「篠」とは、細くて群生する小さな竹、すなわち篠竹を指します。 「篠突く」という言い方は、その篠竹を束ねて強く突き落とすような激しさで雨が...
「信太鮨」または「信田鮨」とは、一般に「稲荷鮨」として知られる料理の別名です。 この名前の由来は、狐が油揚げを好むという伝承に関連しています。 具体的には、大阪府和泉市の信太森葛葉稲荷神社に関連する伝説に基づいて名付けら...
「四の五の言う」という表現は、文句や不満をあれこれと言うさまを示す言葉として使われています。 この言葉の起源に関しては、いくつかの説がありますが、特に注目すべきは、江戸時代末期の国語辞典「俚言集覧」に記されているものです...
「シネラリア」という名前は、その起源として英語の「cineraria」という言葉から来ています。 この英語の言葉は、ラテン語の「cinerarius」に由来しており、「灰の」という意味を持ちます。 この名前はシネラリアの...
指南という言葉は、古代中国に存在した方向を示す道具「指南車」に由来します。 指南車は、特定の歯車の仕掛けを持つ車で、車の上に置かれた人形が常に南の方向を指し示していました。 この特定の機能から、「指し示す」という意味で「...
「しどろもどろ」という言葉は、秩序がなく乱れている様子や取りとめのない状態を表現するものです。 この言葉の「しどろ」という部分は、取りとめのないさまや乱れた様子を表す「しどけなし(い)」という形容詞から来ています。 ここ...
「尻尾」という言葉は、獣類の尾を指すことが主な意味として知られています。 また、それに似た形状の物や、あるものや順位の最後の部分を示す際にも使われることがあります。 この「尻尾」という言葉の由来について探ると、元々は「シ...
「漆喰」という言葉は、日本の特有の塗壁材料を指します。 この塗壁材料は消石灰を主成分として、それにふのりや苦汁(にがり)を加え、更に糸屑や粘土などを配合して練り上げられたものを指します。 広義で見ると、石膏や石灰、セメン...
「失禁」という言葉は、大小便を適切に制御できない状態、すなわちそれが意図せずに漏れ出ることを指します。 この言葉の背景には、オランダ語の影響があります。 歴史的に、江戸時代に日本はオランダとの交流があり、医学の分野でもオ...
「日」という言葉は、もともと太陽を意味しています。 太陽は毎日のように東の空から昇り、そして西の空へと沈むサイクルを持っています。 この太陽の動き、つまり日の出から日没までの期間を指して「一日」と呼ぶようになりました。 ...
「七五三」という言葉は、奇数の中から特に1、3、5、7、9を祝儀やめでたい数字として考える伝統が中国で始まり、その中でも特に3つの数字、すなわち7、5、3を取り上げて用いるようになったことからきています。 この考え方は、...
「地団太を踏む」という表現は、地面を強く踏みならすことで悔しさや怒りを表現する行動を意味します。 この言葉の背後には「地踏鞴(じたたら)」という言葉が関係しています。 実際、「地踏鞴」は大型のふいごを指し、これは足で踏ん...
「垂れ柳」は、その特徴的な細長く垂れ下がる枝から名付けられました。 「しだれ」は、動詞「しだる」の連用形で、物が下に垂れる様子を表す言葉です。 この「しだれ」を漢字で「垂れ」と書き、柳の木であることから「垂れ柳」という名...
「したり顔」は、得意そうな、または「してやったぞ」という風に思っている様子の顔つきを指します。 この言葉の中の「したり」は、「し(為)たり」という意味で、事がうまく進んだときの感情や言葉「でかした」と関連しています。 し...
「支度」や「仕度」という言葉は、元々「はかる」という意味を持つ「支」と「度」から来ています。 この「はかる」という動作は、どれだけのものがあるのか、またはどれだけのものが必要かを見積もることを意味していました。 そこから...
「紫蘇」という名称は、その植物の由来や特性を示す漢名からきています。 また、日常でよく使われる「シソ」という読みも、この漢名の読みから派生しています。 伝説によれば、食中毒で生命の危機に瀕していた若者が、この植物の煎じ汁...
「自然体」という言葉は、元々柔道の用語として使われていました。 柔道の中で「自然体」は、過度な力みや気負いを排除し、不必要な緊張をせずに自らの姿勢や動きをとることを意味します。 これは柔道の技や動きを効果的に行うために重...
「子女」という言葉は、子供たちを総称するものとして使われることが多いです。 具体的には「子」は「息子」を指し、「女」は「娘」を指します。 このような使い方から、「子女」は男女の子供たちを両方含んだ意味として理解されること...
シジュウカラはスズメ目シジュウカラ科に属する小型の鳥で、その名前は独特なさえずりや地鳴きに由来しています。 特に、その地鳴きの音が「ジジジッ」と聞こえることから、それが「シジュウ」という音に似ていると感じられたため、「シ...
「ししおどし」は、もともと田畑を荒らす鳥獣を追い払う目的で使用される装置の総称でした。 こういった装置としては、かかしや鳴子、添水(そうず)などがありましたが、特に「添水」が「ししおどし」として一般的に認識されるようにな...
「獅子」や「師子」は、元々サンスクリット語の「simba(シンハ)」が起源とされます。 このサンスクリット語の「simba」の首音を元に音訳して「師」とし、そこに「子」を付けることで「獅子(シーツィ)」という名称が生まれ...
「仕事」という言葉は、元々「為事(しごと)」という言葉から派生しています。 ここでの「為る(する)」は「行う」という動作を指し、それに「事」という言葉が組み合わさることで「行う事」、つまり「すること」という意味が生まれま...
「しこたま」という言葉は、もともと九州地方で使われていたもので、多くの物や大量を示す表現として使われます。 「しこたま」の中の「しこ」という部分は「至極(しごく)」という言葉から来ており、非常に、極めてといった意味があり...
「四股」という言葉は、相撲の世界で力士が土俵上で行う特定の準備運動を指します。 この運動は、力士が足を広く開いて構え、左右交互に足を高く持ち上げ、その後、手を膝の上に置きながら強く地面を踏むものです。 この動作は「力足」...
「しげる」は、草木が盛んに成長して枝葉が密集する様子や、物事が増えて多くなる状況を示す言葉です。 この言葉の背景には、複数の語源や由来の考え方が存在します。 一つの考えとして、「しげ」の部分は「歯牙」、つまり歯を意味し、...
「時化」という言葉は、海が荒れることや魚が取れない状態、さらには興行や商売での客入りや売れ行きが悪い状況を表す言葉として使われます。 この言葉の起源は、動詞「時化る(しける)」の連用形に由来しています。 ここでの「時」と...
「ジグザグ」という言葉は、稲妻の形を指す英語「zigzag」から来ています。 この英語の「zigzag」は、フランス語で「葉」を意味する「zag」が重複してできた言葉で、その原義は「のこぎりの歯」です。 この言葉が日本に...
「四苦八苦」という言葉は、人間のさまざまな苦しみを表現するための言葉です。 「四苦」は、人生の4つの基本的な苦しみ、すなわち「生」「老」「病」「死」を指しています。 これにさらに4つの苦しみを加えて「八苦」とされます。 ...
「鹿の角を蜂が刺す」という言葉は、何も感じ取れない状況や、一向に手ごたえがない状態を表すための言い回しです。 この表現の背景には、鹿の角に蜂が刺しても、その刺す行為が鹿にとって痛みや痒みとして感じられないという考えがあり...