しこ・しこな【四股・四股名】の語源・由来

「四股」という言葉は、相撲の世界で力士が土俵上で行う特定の準備運動を指します。

この運動は、力士が足を広く開いて構え、左右交互に足を高く持ち上げ、その後、手を膝の上に置きながら強く地面を踏むものです。

この動作は「力足」とも呼ばれます。

この「四股」という言葉の背景には、「醜足(しこあし)」という意味が考えられていますが、実際のところ「四股」の文字は、この動作を表すための当て字であるとされています。

一方、相撲の力士が持つ名前、すなわち「四股名」は、大相撲の力士の呼び名を意味します。

例えば「千代の富士」や「貴乃花」などがそれに該当します。

この「四股名」という言葉の起源は、「醜名(しこな)」から来ているとされています。

この「醜名」は自分の名前の謙称や、あるいはあだ名という意味合いがありました。

従って、力士の四股名はその謙称や名誉の意味を持つ特別な名前として用いられていると言えます。

【四股・四股名】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、それぞれの言葉の基本的な意味や背景、使用例などをカンタンにまとめます。
キーポイント 「四股」について 「四股名」について
基本意味 力士が土俵で行う準備運動 大相撲の力士の名前
動作詳細 足を高く持ち上げ、地面を強く踏む
別称 力足
言葉の背景 「醜足」から来ている可能性 「醜名」から来ているとされる
実際の意味 文字は動作を表す当て字である 力士の名前の謙称やあだ名の意味合いがある
具体的な例 千代の富士、貴乃花

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