しし【獅子・師子】の語源・由来

【意味】
①ライオン。からじし。
②左右の狛犬のうち、向かって右方の口のあいた方をいう。
③獅子頭の略。
④舞楽の一つ。唐楽。沙陀調。二人立ちの獅子が左右一対で舞う。伎楽の面影を遺すものといい、四天王寺に伝承。
⑤能の舞事の一つ。獅子の豪快華麗な舞で、「石橋(しゃっきょう)」「望月」「内外詣(うちそともうで)」にある。

【語源・由来】
「獅子」はサンスクリット語の「simba(シンハ)」の首音を音訳した「師」に「子」を付けて「獅子(シーツィ」となり、のちに獣偏を付けて「獅」になった。
日本では、古くは、鹿や猪を「シシ」と呼び、日本の「シシ」と区別するために、外国の「シシ」という意で「唐獅子」とも呼んだ。また、東アジアで「獅子」をもとに考えられた想像上の生き物としての「獅子」も「唐獅子」と呼ばれる。

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