じんろく【甚六】の語源・由来
【意味】 ①(ぼんやり育った)長男。総領息子をあざけっていう。 ②お人よし。おろかもの。ぼんやり。 【語源・由来】 「順禄(じゅんろく)」の変化とされる。「順禄」は、世襲制度で順を追って家禄を相続すること。いい環境に育ち…
【意味】 ①(ぼんやり育った)長男。総領息子をあざけっていう。 ②お人よし。おろかもの。ぼんやり。 【語源・由来】 「順禄(じゅんろく)」の変化とされる。「順禄」は、世襲制度で順を追って家禄を相続すること。いい環境に育ち…
【意味】 急性皮膚炎の一つ。灼熱感・かゆみとともに、急に皮膚に限定的な浮腫みを生じ、表面が紅色または蒼白となり、時に周囲が紅く腫れる。数時間内に消散するが数日にわたって反復することもある。アレルギーによる血管壁の過敏に基…
【意味】 ジンベエザメ科の海産軟骨魚。現生の魚類中最大で全長10mを越える。体は灰黒色で白い斑点がある。性質は穏やかで、小魚やプランクトンを食べる。全世界の暖海に分布。ジンベイザメ。 【語源・由来】 「ジンベエザメ」は、…
【意味】 19世紀に関西から流行し始めた、夏季、素肌に着る筒袖の上衣。前で打合せ、つけ紐で結ぶ。大人も子供も用い、多くは麻で単に作られた。 【語源・由来】 「甚平」は、甚兵衛とも書き、「甚兵衛」は、甚兵衛羽織のこと。 「…
【意味】 ①新しく聞いた話。新しい知らせ。新しい見聞。ニュース。 ②新聞紙の略。社会の出来事の報道・解説・論評をすばやく、かつ広く伝えるための定期刊行物。多くは日刊で、週刊・旬刊のものもある。 【語源・由来】 「新聞」は…
【意味】 ①心を配って世話をすること。こころづかい。配慮。 ②心にかけて思いわずらうこと。また不安に思うこと。気がかり。うれえ。 【語源・由来】 「心配」は、江戸時代から使われている「心配り」を音読した和製漢語。
【意味】 ジンチョウゲ科の常緑低木。中国原産。高さ約1m。葉は無柄革質で楕円状披針形、斑(ふ)入りもある。春分前後に15.6花を球形に配列して開く。花は管状、内面は白色。香気が強く沈香・丁字に似ることからの名。通常は雄木…
【意味】 前に進むこともできず、後にも退けず、どうすることもできない窮地に陥る。にっちもさっちも行かないこと。進退これ谷(きわ)まる。 【語源・由来】 「進退谷まる」は、「詩経」大雅・桑柔にある「進退これ谷まる」から。「…
【意味】 ①(「深切」と書く)深く切なること。痛切。 ②人情のあついこと。親しくねんごろなこと。思いやりがあり、配慮のゆきとどいていること。 【語源・由来】 「親切」の「親」は自らする、親しいの意味で、「切」はねんごろ、…
【意味】 電子音合成装置。電子回路の組合せによって制御・合成する機能をもち、楽器として用いる。1950年代にはじまり、60年代に発展。 【語源・由来】 「シンセサイザー」は、合成するものの意の英語「synthesizer…
【意味】 その道の奥義。蘊奥(うんおう)。 【語源・由来】 「しんずい」は、精神と骨髄の意から。「精神」は、物質、肉体に対しての心を指し、思考や感情、気力をつかさどる心であり、物事の根本的な意義、理念を意味する。「骨髄」…
【意味】 先住民のネイティブアメリカン・ヨーロッパ系・アフリカ系・アジア系など、多様な人種・民族が混在しているアメリカ合衆国でとなえられた民族と社会・国家との関係についての考え方。多数で主流の文化に同化するのではなく、互…
【意味】 ①生姜。 ②ショウガ科の多年草。マダガスカルからインドシナに50種分布。観賞用に栽培。葉はショウガに似て大形。9月頃、白・黄・橙赤色などの芳香ある花を穂状につける。園芸品種も多い。ハナシュクシャ。 【語源・由来…
【意味】 縁起の悪い物。また、広く、因縁があるように思われる事柄。 【語源・由来】 「ジンクス」は、縁起が悪い意の英語「jinx」から。「jinx」は、キツツキの一種の名のギリシア語「Iynx」からとされるが、詳細は不明…
【意味】 地表近くの気温が場所によって異なる時、空気の密度の違いによって光線が屈折するため、地上の物体が空中に浮かんで見えたり、あるいは地面に反射するように見えたり、遠方の物体が近くに見えたりする現象。砂漠・海上、その他…
【意味】 溝のついた兜型の鉄鍋で羊肉の薄切りを付け焼きにして食べる料理。成吉思汗ともいう。烤羊肉。 【語源・由来】 「ジンギスカン」は、モンゴル帝国の皇帝チンギス・カンが遠征中に、野外で羊肉を焼いて兵士に食べさせたといわ…
【意味】 ①いつくしみの心と道理にかなった方法。 ②人の踏み行うべき道。世間の義理・人情。 ③江戸時代に、博徒・職人・香具師仲間に行われた親分・子分の間の道徳及び初対面の挨拶。現在も露店商人・遊び人などの間で行われる。 …
【意味】 人生の幸不幸は予測しがたいことのたとえ。 【語源・由来】 「淮南子(えなんじ)・人間訓」の故事に基づく。昔、中国の北辺の塞(とりで)近くに住んでいた占いの巧みな老人(塞翁)の馬が、胡の国に逃げた。気の毒がる隣人…
【意味】 ①人の住むところ。世の中。世間。 ②(社会的存在として人格を中心に考えた)ひと。また、その全体。 ③人物。ひとがら。 【語源・由来】 「人間は、仏教語でサンスクリット語「mamusya」の漢訳。元々は、 「人間…
【意味】 十二支の第5.たつ。 【語源・由来】 「辰」は、原字は「蜃」。「蜃」は、想像上の生き物で、竜の一種とされた。「漢書」律暦では、「振」の意味を持ち、草木が成長し、形が整った状態を表しているとされる。これに「竜(龍…
【意味】 十二支の第9。さる。 【語源・由来】 漢字「申」は、稲光が走るさまを描いたもので「電」や「神」の原字。草木がまっすぐに伸び、果実が成熟して堅くなるさまを表す。「申」に動物の猿を当てたのは、無学の庶民に十二支を浸…
【意味】 陰暦12月の異称。また、太陽暦の12月にもいう。極月(ごくげつ)。 【語源・由来】 「師走」は、12月になると、各家庭で、師(僧)を迎えて読経などの仏事を行うためという説、師が東奔西走したから「師馳(しはせ)月…
【意味】 ①皮膚・神・布などの表面に細かい筋目の縮みよったもの。 ②水面の波紋をいう語。 【語源・由来】 「しわ」は、しわが寄る、しなびるという意味の「しわむ(皺む)」からとされる。他にも「しおれ(萎れ)」からとする説や…
【意味】 ①二十四時間中。一日中。二六時中。 ②始終。つねに。日夜。 【語源・由来】 昔の時刻による「二六時中」が本来だが、それを「四六(しろく)二四」の算式から今の二四時制に直した言い方。 「二六時中」は、一日の時間を…
【意味】 ①ある物事に経験のない人。その事を職業としない人。専門でない人。しらひと。 ②素人女の略。 【語源・由来】 「素人」は、平安時代には「白人(しろひと)」と言い、芸のない芸人いった。それが、室町時代に「しらうと」…
【意味】 ①太陽の光線をあらゆる波長にわたって一様に反射することによって見える色。雪のような色。 ②何も書いたり加工したりしていないこと。 ③囲碁で、白石の略。また、白石を持つ方。後手(ごて)。 ④「しろがね(銀)」の略…
【意味】 ①二つの仮言命題(の連合)を大前提とし、これを小前提で選言的に承認もしくは拒否して結論を導く三段論法。「もし秘密をもらせば非難を受ける。また秘密を守っても非難を受ける」「秘密をもらすか、守るか、のどちらかである…
【意味】 コウイカ科のイカ。体はコウイカに似て袋形。胴長約15cm。背面は灰褐色で白色斑点が散らばる。胴の腹面後端の尾線から褐色の液を分泌し、体の後半が汚れているので、この名でよばれる。東京湾以南に多く産し、食用。ハリナ…
【意味】 ①後ろへさがる。 ②退出する。 ③官職などを辞する。身を引く。 【語源・由来】 「退く」は、「 しり(後)」 + 「そく(退く)」から成る語。「そく(退く)」は、遠く離れる、さがる、除くの意で、「そむく(背く)…
【意味】 コウイカ科のイカ。体はコウイカに似て袋形。胴長約15cm。背面は灰褐色で白色斑点が散らばる。胴の腹面後端の尾線から褐色の液を分泌し、体の後半が汚れているので、この名でよばれる。東京湾以南に多く産し、食用。ハリナ…
【意味】 知っていながら知らないふりをする。白を切る。しらばっくれる。しらっぱくれる。 【語源・由来】 「しらばくれる」の「しら」は、「白々しい」の「白(しら)」でm「ばくれる」は、「化ける」の意の「ばくる」から。「白々…
【意味】 除夜の夜半、正子の刻に諸方の寺々で、百八煩悩を除去する意を寓して108回撞く。 【語源・由来】 「除夜の鐘」の「除夜」は、「徐日(旧年を除く日の意)の夜」の意で、大晦日の夜を指す語。徐夕ともいう。「除夜の鐘」を…
【意味】 勢いがなく貧相である。ぱっとしない。 【語源・由来】 「しょぼい」は、「目がしょぼしょぼする」の「しょぼしょぼ」が形容詞化して接尾語「い」を付けたもの。「しょぼしょぼ」には、小雨が降り続くさまの意があり、雨が降…
【意味】 ①物事の始まったばかりのところ。発端。序幕。 ②相撲の番付で、最下段に記名される地位。また、その力士。 【語源・由来】 「序の口」は、元々は、番付の上り口というところから「上の口」と表記されていたが、「上」とい…
【意味】 商店。小売店。 【語源・由来】 「ショップ」は、英語「shop」から。英語の「shop」は、小さな木製の小屋の意のラテン語「sceoppa」が由来。現在では、主に小規模店に用いられ、小規模以外では「store」…
【意味】 てぬかりがない。気がきく。あいそがいい。 【語源・由来】 「如在」は、「論語」八の「祭如在、祭神如神在」、「祭ること在(いま)すが如くし、神を祭ること神在(いま)すが如くす」から。眼前に神や主君がいるかのように…
【意味】 することがなくて退屈である。 【語源・由来】 「所在無い」の「所在」は、存在するところ、ありか、すみかの意のほかに、仕事、身分、さらに、すること、仕業という意味がある。 「所在無い」は、「すること」の意味から、…
【意味】 洋菓子の一種。スポンジ―ケーキを台として、それを重ねた間や上に、クリーム・果実などをのせたもの。 【語源・由来】 「ショートケーキ」は英語「shortcake」から。「shortcake」の「short」は、「…
【意味】 調味料。大豆と小麦で作った麹(こうじ)と食塩水とを原料として醸造する褐色の液汁。旨味と鹹味(からみ)があり、特有の香気を持つ。したじ。むらさき。 【語源・由来】 「醤油」は、一説には、古代中国の「醤」(ジャン)…
【意味】 改まった態度をとる。また、遠回しでなく、直接にはっきり行う。 【語源・由来】 「正面を切る」は、まっすぐ正面を向く意から。歌舞伎の世界から生まれた言葉とされる。歌舞伎では、客席の正面に向かい見得を切ることを「面…
【意味】 松と竹と梅。三つとも寒に堪えるので、中国では歳寒の三友と呼んで、画の題材とされた。日本では、めでたいものとして慶事に用いる。 【語源・由来】 松竹梅は、元は、中国の「歳寒三友」が日本に伝わったもの。松と竹は冬で…
【意味】 二人で将棋盤上に配置した駒を交互に動かして闘わせ、相手の王将を動けない状態(詰み)にしたものを勝ちとする遊戯。インドのチャトランガが起源とされる。日本には遅くとも平安時代までに伝来した、大将棋・中将棋・小将棋な…
【意味】 これといった対処の方法がなく、困り果てる様子。 【語源・由来】 「しょうがない」は、「しようがない」が転じた語。「仕(し)」は「する(為る)」の連用形「し」で漢字は当て字。「仕様」は「するさま」の意で、方法や手…
【意味】 ①1年の1番目の月。いちがつ。むつき。また、松の内をいう。 ②喜ばしく楽しい場合。 ③「正月買い」の略。 【語源・由来】 古代中国の秦の始皇帝が、政を行う際に、暦を作成して始まりとなる月を定めた。この時、「新し…
【意味】 ①ショウガ科の多年草。原産地は熱帯アジアとされ、世界で広く栽培。日本へも古く中国から伝わった。地下茎は横走して数個の塊をなし、黄色で辛味があり、食用・香辛料、また。健胃剤・鎮嘔剤とする。はじかみ。 ②けちな人を…
【意味】 ①(旬政・旬儀・旬宴の略)古代、朝廷の年中行事の一つ。毎月1日・11日・21日および16日に天皇が紫宸殿で臣下に政を聞き、酒宴を賜う儀式。平安中期以降、4月と10月の朔日にだけ行われ、それぞれ孟夏の旬、孟冬の旬…
【意味】 ①阿修羅王が帝釈天と戦う場所。転じて、血なまぐさい戦乱または勝ち負けを争う激しい闘争の行われる場所。しゅらば。 ②人形浄瑠璃・歌舞伎または講談で、激しい戦闘の場面。荒れ場。特に講談では「しらば」「ひらば」という…
【意味】 シュモクザメ科の軟骨魚の総称。頭骨が横に張り出して、眼は側方にあり、撞木型をなす。太平洋・大西洋の温帯および熱帯部に産し、どう猛。体制。かまぼこの材料。カセブカ。 【語源・由来】 「撞木」は、仏具の一種。鐘・鉦…
【意味】 ヒノキ科のセイヨウネズの実。松脂に似た香りを持つ。乾燥させ、香辛料として肉料理やジンなどの香り付けに用いる。ジュニパーベリー 【語源・由来】 「ジュニパー」は、英語「juniper」から。英語「juniper」…
【意味】 成長するに従って呼び名の変わる魚。ボラ・スズキ・ぶりなど。 【語源・由来】 出世魚が名前を変えて呼ばれるのは、稚魚から成魚までの間に、生態や大きさ、外見が著しく変化するためである。江戸時代に、出世に伴って名前を…
【意味】 酒や肉が豊富で、豪奢を極めた酒宴。 【語源・由来】 「史記」殷本紀にある「酒を以て池と為し、肉を懸けて林と為す」から。 暴君である殷の紂王は、溺愛していた妲己を喜ばせるために、大量の酒で池をつくり、肉の塊を木に…
【意味】 囲碁・将棋などで、勝負が終わりに近づいた詰めの段階。また、その盤面。転じて、行事・仕事などの最終段階にもいう。 【語源・由来】 「終盤」の「盤」は、囲碁・将棋、双六などで使う表面が平らな台のことで、その盤で勝負…
【意味】 ①歌舞伎十八番、または新歌舞伎十八番の略。 ②得意のものごと。おはこ。 【語源・由来】 「十八番」は、元々は、「じゅうはちばん」と読み、江戸中期の歌舞伎から出た語。歌舞伎の市川家の当たり狂言「歌舞伎十八番(歌舞…
【意味】 ①秋の澄みわたった水波。 ②美人の涼しい目許(めもと)。 ③媚びをあらわす目つき。いろめ。ながしめ。 【語源・由来】 もとは中国語で、秋の澄み切った波の意から美人の清らかに澄んだ目許をいう。そこから、男性に媚び…
【意味】 小腸の起始部。胃の幽門に連なり、後腹壁に密着し、前面だけ腹膜を被る。蹄鉄形で、凸側を右方に向け、凹部に膵臓の頭部を抱える。長さ25cm、握り拳し三つ(十二指幅)を並べた程の長さの腸の意。胆管及び膵管がここに開き…
【意味】 ①旧暦の毎月15日の夜。三五の夕。 ②特に、旧暦8月15日の夜。仲秋。芋名月。 【語源・由来】 陰暦の毎月15日の満月の夜のことで、通例は、陰暦8月15日をいう。秋(旧暦7・8・9月)の最中(もなか)に当たるか…
【意味】 キャベツ形の薄い皮の中にクリームを詰めた洋菓子。 【語源・由来】 「シュークリーム」は、フランス語で「chou à la crème」から。クリーム入りのキャベツの意から。皮の形がキャベツに似ているため、そう呼…
【意味】 ①囲碁を打ちおわること。将棋を指しおわること。 ②事件の落着。終末。 【語源・由来】 「終局」は、囲碁を打ちおわること、将棋を指しおわることを意味する。「局」は、碁盤・将棋盤・双六盤などの総称。また、これらの盤…
【意味】 ①頭髪を洗うこと。 ②洗髪剤。 【語源・由来】 「シャンプー」は、英語「shampoo」から。「shampoo」は、「毛髪を清潔に保つ」の意のヒンディー語から。元々は、頭髪を洗うことを意味したが、洗髪剤を指すよ…
【意味】 拳の一種。掌を握ったのを石、掌を開いたのを紙、人指指と中指の2本を出したのを鋏(はさみ)とし、鋏は紙に、紙は石に、石は鋏に勝つものとして勝負を争う遊戯。また、これで事を行う順番を決める。いしけん。 【語源・由来…
【意味】 なれてたわむれる。子供や動物が物で遊んだり、人にまとわりついたりする。じゃれつく。 【語源・由来】 「じゃれる」は、「ざれる(戯れる)」(古くは「さる(戯る)」とも)の転。平安時代から見られ、気がきいている、し…
【意味】 なまいきである。分をこえてしゃれたまねをする。利いた風である。 【語源・由来】 「しゃらくさい」の「くさい」は接尾語の 「くさい」で、「泥くさい」「貧乏くさい」のように、~のように見えるという意で用いられた。 …
【意味】 鶏の一品種。丈が高く、精悍。羽毛の装飾は少なく、色は、赤笹(褐色)・白笹・銀笹・黒の4種が普通。闘鶏に用い、また愛玩用・食用。天然記念物。シャム。 【語源・由来】 「軍鶏」は、江戸初期にシャム(現在のタイ」から…
【意味】 めちゃくちゃに。がむしゃらに。むくらめっぽうに。 【語源・由来】 「二」は、次の意味で、「遮二」は二をさえぎること。「無二」は「二」がないこと。後先の見通しがないまま行うことをいう。
【意味】 降参する。兜を脱ぐ。 【語源・由来】 「シャッポを脱ぐ」の「シャッポ」は、帽子を意味するフランス語の「chapeau」から。つばのついた、多くはラシャの帽子。また、単に帽子。古くから、「兜を脱ぐ」という慣用句が…
【意味】 ①それほど多くはない。不定の数量。いくらか。そこばく。 ②(副詞的に)多少。いささか。 【語源・由来】 「若干」の「若」は未定の意、「干」は箇の意で、不定の数量を表す語。現在、求人広告等で見かける「若干名」は、…
【意味】 サケの転。 サケは、サケ科の硬骨魚。体の背部は暗青色、腹部は銀白色。秋、川をさかのぼり、上流の砂底に産卵した後、死ぬ。生殖器の雄の吻部は著しく鉤状に曲がっているので、俗に「鼻曲がり」という。全長約90cm。肉は…
【意味】 ボタン科の多年草。葉・花ともに同属のボタンに似るが木本にはならない。中国東北部の原種。茎は高さ約60cm。5月頃、茎頂に紅・白または黄の重弁・大形の美花を開く。観賞用に古くから栽培、園芸品種が多い。根を乾燥した…
【意味】 その事が不愉快で、怒りを感じる。 【語源・由来】 「癪に障る」の「癪」は、腹立たしくて気持ちがむしゃくしゃすること。「さわる」は気分を害する意なので「障る」と書く。
【意味】 ツツジ科ツツジ属の常緑低木数種の総称。広くはセイヨウシャクナゲおよびその園芸品種なども含むが、狭義にはアズマシャクナゲおよび西日本のツクシシャクナゲを指す。高山・亜高山に生え、高さ1~2m。葉は革質、長楕円形、…
【意味】 水道管などの先に取り付け、ひねれば水の出るようにした金属製の口。 【語源・由来】 「蛇口」は、日本の初期の水道は、道路脇の共用栓から水が供給された。その供用栓のデザインが、蛇だったことに由来する。1887年に横…
【意味】 気泡風呂。浴槽の穴から空気を噴出し、気泡を発生させる。ジャグジー。商標名。 【語源・由来】 「ジャグジー」は、アメリカ合衆国のJacuzzi兄弟が起こした会社ジャクージ社が初開発した「Whirlpool tub…
【意味】 壁を塗る職人。かべぬり。壁大工。泥工。 【語源・由来】 左官は、宮中の修理を行う職人に、木工寮の属(さかん)として出入りを許したことから、「さかん」と呼ぶようになった。「左官」は当て字で、「沙官」や「沙翫」と表…
【意味】 ネコ目クマ科の哺乳類。1属1種。頭胴長1.5~2m、尾長20cmほど。毛色は白で、目の周囲、耳、肩から前肢、後肢は黒、腹はやや茶褐色を帯びる。中国四川省など、きわめて限られた地域に生息。1869年に初めて存在が…
【意味】 鉛筆の芯をくり出して用いる筆記具。シャー-ペン。 【語源・由来】 和製語sharp pencilから。英語で「シャープペンシル」は、「mechanical pencil」や「propelling pencil」…
【意味】 ①(イギリスのジャージー島で作られたことから)軽くて伸縮性のある厚地のメリヤス生地。また、その製品。プルオーバー・運動着などに用いる。 ②乳牛の一種。ジャージー島原産。乳脂率が高く、バター製造に適する。 【語源…
【意味】 強い寒気にあたって局所的に生じる軽い凍傷。赤く腫れて痛痒くなることが多い。霜朽ち。霜腫れ。 【語源・由来】 「霜焼け」は、皮膚が焼けたように赤くただれることからと考えられる。古くは「霜朽ち」または「霜腫れ」とい…
【意味】 陰暦11月の異称。霜降月。 【語源・由来】 「霜月」は、現在の12月頃を指し、この月になると霜がしきりに降るから霜降月といったのが、霜月に転じたといわれる。
【意味】 ①多く晴天無風の夜、地表面付近の気温が氷点下になって、空気中の水片を形成したもの。古人は露の凍ったものと考え、また、草木を凋落させるものとした。 ②冷蔵庫内の壁面に付着する氷。 ③(比喩的に)白髪(しらが)。 …
【意味】 たすけがなく孤立すること。周囲がみな敵や反対者ばかりであること。楚歌。 【語源・由来】 「史記」項羽本紀から。楚の項羽が垓下(がいか)で漢の劉邦の軍に囲まれたとき、夜更けて四面の漢軍中から盛んに楚国の歌が起こる…
【意味】 物事が自分の思ったとおりになった時に発する語。 【語源・由来】 「占める」の連用形に助動詞「た」を付けた感動詞「しめた」の略「しめ」の畳語。
【意味】 ①服装や性格が控えめなこと。目立たないこと。質素なこと。 ②ちみ。 ⑴作物栽培についての、地質の良否の状態。 ⑵土地に産するもの。特に、米。じみ。 【語源・由来】 「地味」の「地(じ)」には「本質的なもの」とい…
【意味】 ①もとで。もときん。事業の成立・保持に要する基金。営業の資金。 ②(capital)生産の三要素(土地・資本・労働)の一つ。新たな営利のために使用する過去の労働の生産物。また、マルクス経済学において自己増殖する…
【意味】 1⃣(名) ①おのれ。自身。自己。 ②おのが分。自分自身の能力。 2⃣(代) わたくし。われ。 【語源・由来】 「自分」の「分」は、人やものに本来そなわっているものの意の「本分」の「…
【意味】 スポンジケーキの一種。生地に植物油を加えて作る。シフォンのようにきめが細かい食感が特徴。中央に円筒形の空洞がある背の高い円形で焼く。 【語源・由来】 「シフォンケーキ」は、英語「ciffon cake」から。「…
【意味】 牛の膵臓、胸腺。 【語源・由来】 「シビレ」は、子牛や子羊の胸腺や膵臓を意味する英語の「sweetbread」 が転訛したもの。英語の発音で「シーブレ」と聞こえることからとされる。
【意味】 クルマエビ科のエビ。体形はクルマエビに似るが、体長10㎝内外で、やや小型。体は淡黄色に青色の小斑点があり、細かい毛が生える。食用。釣餌。東京湾・伊勢湾などの内湾の浅い砂底に多産。白蝦。 【語源・由来】 「芝蝦」…
【意味】 ①芝生に入ること。また、芝生。 ②勧進の猿楽・曲舞(くせまい)・田楽などで、桟敷席と舞台との間の芝生に設けた庶民の見物席。有料の興行物の見物席。 ③芝居小屋の略。 ④興行物、特に演劇の称。しばや。 ⑤俳優の演技…
【意味】 ①東の空がわずかに明るくなるころ。あけがた。あかつき。あけぼの。 ②明け方に、東の空にたなびく雲。 【語源・由来】 「東雲」は、一説に、「め」は原始的住居の明り取りの役目を果たしていた網代様(あじろよう)の粗い…
【意味】 篠をたばねて突きおろすように激しく降る雨。 【語源・由来】 「篠突く雨」の「篠」は、細くて群がり生える小さい竹。篠竹のこと。「篠突く」は、篠竹を束ねて突き落とすように激しく飛んでくるさまをいう。激しく降る雨が、…
【意味】 稲荷鮨(いなりずし)の別名。 【語源・由来】 「信太鮨」は、油揚げを狐が好むということから。信太の森の白狐(びゃっこ)伝説にかけていう。大阪府和泉市葛の葉町にある信太森葛葉稲荷神社で、阿倍清明の母・白狐が住んで…
【意味】 なんのかのと文句を言う。とやかくいう。 【語源・由来】 「四の五の」は、江戸末期の国語辞典「俚言集覧」によると、「サイコロ賭博で丁(四)が出るか半(五)が出るか迷うところから」と書かれている。また、 「一も二も…
【意味】 キク科の観賞用草本。カナリア諸島原産。高さ30cm。早春、花茎を出し、紅・紫・藍・藍紫・白色などの美麗な頭花を開く。サイネリア。フキザクラ。フキギク。 【語源・由来】 「シネラリア」は、英語「cineraria…
【意味】 ①南を指すこと。 ②(指南者が方向を示して導くことから)教え示すこと。教え導くこと。また、その人。教授。 【語源・由来】 「指南」は、古代中国の方向を指し示す車「指南車」のこと。歯車の仕掛けで、車の上の人形が、…
【意味】 ①ひどく乱れもつれたさま。 ②よろよろ歩くさま。 ③言葉や話の筋が通らないさま。支離滅裂なさま。 【語源・由来】 「しどろもどろ」の「しどろ」は、秩序なく乱れたさま。取りとめないさま。形容詞「しどけなし(い)」…
【意味】 ①獣類などの尾。 ②垂れ下がった細い物や長いものの終わりの方。また、順位の末の方。 【語源・由来】 「尻尾」は、「シリオ(尻尾)」が転じた語。
【意味】 日本独特の塗壁材料。消石灰にふのり・苦汁(にがり)などを加え、これに糸屑・粘土などを配合して練ったもの。広義には、石膏・石灰・セメントなどをまぜて作ったモルタル漆喰をもいう。白土(しらつち)。 【語源・由来】 …
【意味】 大小便を抑制できずにもらすこと。 【語源・由来】 「失禁」は、「漏れ」の意のオランダ語「lekheid」の訳語で、蘭方医が考えた語。「禁」には「とどめる」の意味があり「失」には、「そこなう」の意味があるため、「…
【意味】 ①太陽。ひ。 ②一昼夜。二四時間。 【語源・由来】 「日」は、元々は太陽を指し、太陽が昇り沈むことから、日の出から日没までを一日と表した語。漢字表記の「日」は太陽を表したもので、「じつ」という読みは漢音から。
【意味】 ①祝儀に用いる数。一・三・五・七・九の奇数をめでたいとして、その中の三つを取ったもの。 ②七・五・三の数に基づいて献酬をなし、本膳七菜、二の膳五菜、三の膳三菜を供えた、盛大な宴。 ③男子は3歳と5歳、女子は3歳…