じんしゅのるつぼ【人種の坩堝】の語源・由来

【意味】
先住民のネイティブアメリカン・ヨーロッパ系・アフリカ系・アジア系など、多様な人種・民族が混在しているアメリカ合衆国でとなえられた民族と社会・国家との関係についての考え方。多数で主流の文化に同化するのではなく、互いの人種・民族が融和し、共通した文化の形成を目指す社会のこと。

【語源・由来】
「坩堝」は、物質を溶融し、また灼熱するための耐火性の深皿のこと。「人種の坩堝」は、英語で「melting pot」といい、イギリスの作家イズレイル・ザングウィルの戯曲名。この戯曲で、多民族国家アメリカ合衆国を「人種の坩堝」と形容した。それぞれの人種・民族が融和し、共通した文化の形成を目指す文化多元主義を指す。

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