しんきろう【蜃気楼】の語源・由来

【意味】
地表近くの気温が場所によって異なる時、空気の密度の違いによって光線が屈折するため、地上の物体が空中に浮かんで見えたり、あるいは地面に反射するように見えたり、遠方の物体が近くに見えたりする現象。砂漠・海上、その他空気が局部的に、また層をなして、温度差をもつときなどに現れやすい。富山湾で春に見られるのが有名。蜃楼。貝楼。貝櫓(やぐら)。空中楼閣。乾闥婆城。海市。ミラージュ。

【語源・由来】
「蜃気楼」の「蜃」は大ハマグリのことで、蜃気楼は、想像上の生き物の「蜃」が気を吐いて描いた楼閣だと考えられていたことから。

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