しん【辰】の語源・由来

「辰」は十二支の中で第5位を示す言葉で、この言葉は「たつ」とも読みます。

この漢字の原型は「蜃」という字で、これは伝説上の生物を指し、具体的には竜の一種として考えられていました。

一方で、「漢書」の律暦の中では、「辰」は「振」の意味を持っており、これは草木が成長し、その形がしっかりと整った状態を示すものとして解釈されています。

この意味合いから「竜(龍)」という生き物が「辰」に関連付けられました。

これも、十二支をより多くの人々に理解しやすくするための取り組みの一環であったと考えられます。

しかしながら、なぜ「辰」に竜が選ばれ、それが十二支の中で第5位を占めることとなったのかについての具体的な理由は、現在もはっきりとはわかっていないのが実情です。

しん【辰】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「辰」に関する重要ポイントをカンタンにまとめます。
キーワード 説明
十二支の第5位、また「たつ」とも読む
漢字の原型 「蜃」で、竜の一種を指す伝説上の生物
「漢書」の律暦 「辰」は「振」の意味、草木の成長や整った状態を示す
竜(龍)の関連 「辰」の意味合いから、竜が関連付けられた
一説 十二支は多くの人々に理解しやすくするために動物を用いた
不明点 なぜ「辰」に竜が選ばれ、第5位になったかははっきりしない

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