じんろく【甚六】の語源・由来

「甚六」という言葉は、ぼんやりと育った長男やお人よし、おろかな人を指す表現として使われます。

この言葉の起源は、「順禄（じゅんろく）」という言葉が変化したものとされています。

元々「順禄」は、家族の世襲制度の中で、家の禄や財産を順番に相続することを意味していました。

この「順禄」の背景には、順番に財産を受け継ぐことから、競争心を持たずに育つというニュアンスが含まれていました。

この意味が時代とともに変化し、競争心がなく、ぼんやりとした性格の人や、おろかな人を指す言葉として「甚六」と使われるようになったのです。

じんろく【甚六】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「甚六」という言葉の意味、語源、および関連する情報をカンタンにまとめます。

項目	詳細・背景
基本の意味	ぼんやりと育った長男お人よしおろかな人
言葉の起源	「順禄（じゅんろく）」という言葉が変化して「甚六」になった
「順禄」の意味	家の禄や財産を順番に相続すること
「順禄」の背景	世襲制度の中で、競争心を持たずに育つニュアンスが含まれている
意味の変化	競争心がなく、ぼんやりとした性格やおろかな性格の人を指すように変わった