しろ【白】の語源・由来

「白」という言葉は、形容詞「白し(しろし)」の語幹から来ています。

もともと「白い」という言葉は、光の顕著さや明るさを表すものでした。

実際に、古典文学の中にも「春はあけぼの やうやうしろくなり行く」という表現が見られ、春の夜明けが徐々に明るくなる様子を示しています。

さらに、「白」という言葉の背景には、「著しい」や「はっきりした」という意味を持つ言葉との関連性が考えられます。

古い言葉で「著しい」は「いちしるし」と言われており、この「しるし」は「はっきりしている」や「目立つ」という意味を持つものでした。

現代で使われる「目印」の中の「じるし」も同じ意味合いを持ちます。

これらの点をまとめると、「白」という言葉は、光の顕著さや明るさ、そして何かが「はっきりしている」または「目立つ」という意味を持つ「しろし」や「しるし」と関連していると言えます。

しろ【白】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「白」に関する重要ポイントをカンタンにまとめます。
キーワード 説明
光の顕著さや明るさを指す。何かが「はっきりしている」または「目立つ」意味も持つ
起源 形容詞「白し(しろし)」の語幹
古典文学の例 「春はあけぼの やうやうしろくなり行く」
「著しい」の関連性 古い言葉で「いちしるし」と言い、「しるし」は「はっきりしている」や「目立つ」意味
現代の関連性 「目印」の中の「じるし」は「しるし」と同じ意味合いを持つ

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