【意味】
①いつくしみの心と道理にかなった方法。
②人の踏み行うべき道。世間の義理・人情。
③江戸時代に、博徒・職人・香具師仲間に行われた親分・子分の間の道徳及び初対面の挨拶。現在も露店商人・遊び人などの間で行われる。
【語源・由来】
「仁義」は、本来は、儒教で根本理念とされる「仁」と「義」をいう。「仁」はいつくしみの心、「義」は道理にかなっていることの意。
やくざや博徒の間で用いられる「仁義」は、一説によると、あいさつの意の「辞儀」の転とされる。中世頃から、「じぎ」が「じんぎ」になり、江戸時代以降「仁義」と混同されたが、本来の「仁義」とは無関係。