ぼうず【坊主】の語源・由来
【意味】 ①僧のこと。 ②(ほかの言葉について)そのような人のこと。 【語源・由来】 本来は、大寺院の坊(僧の住居)の主、主僧をいうことば。転じて、僧の俗称。また、僧のように頭に毛がないこと(人)。男の子に親しみを込めて...
【意味】 ①僧のこと。 ②(ほかの言葉について)そのような人のこと。 【語源・由来】 本来は、大寺院の坊(僧の住居)の主、主僧をいうことば。転じて、僧の俗称。また、僧のように頭に毛がないこと(人)。男の子に親しみを込めて...
【意味】 物事の道理をわきまえること。 【語源・由来】 仏教語で、梵語vikalapaの漢訳。「思惟(しゆい)」とも訳す。仏教では本来「知識に頼った理解」のことをいい、煩悩にとらわれている人間の誤った認識をもいう。
【意味】 仏事の際、僧に渡す謝礼。 【語源・由来】 梵語Dānaの訳語で、施しの意。音訳した語は旦那・檀那となる。本来は、涅槃の境地に到達するために、菩薩が実践すべき六種類の修行、六波羅蜜(ろくはらみつ)の一つで、金品を...
【意味】 家などを建てること。 【語源・由来】 功徳をひろく請い願うことをいい、禅宗の寺で、修行僧が総出で労働に従事することをいった。転じて、室町時代から江戸時代には、禁城の際の大掛かりな土木工事のことを意味した。
【意味】 思考力や判断力の及ばないこと。原因や理由がわからいこと。 【語源・由来】 仏教語の「不可思議(ふかしぎ)」(思議すべからず)の略。想像することも、ことばで言い表すことも思いはかることもできないこと。つまり、仏の...
【意味】 家計が非常に苦しいこと。 【語源・由来】 仏教語で地獄にある火の燃え盛る車を「火車(かしゃ)」といい、それを訓読みした語。極卒の鬼が生前に悪行を働いた者を乗せて地獄へ運び、責め苦しめるといわれる。これは大変な苦...
【意味】 運に恵まれないこと。みじめなこと。 【語源・由来】 仏教語で「非業」は前世からの業(罪の報い)によらないこと。とくに、前世から定められた寿命ではなく、突然の災難で死ぬことをいう。
【意味】 僧のこと。 【語源・由来】 比丘は男子で梵語bhiksuの、比丘尼は女子で梵語bhikSuniiの音写。ともに、出家して戒を受けた正式な僧のこと。室町時代から江戸時代ころにかけて、尼僧の姿で諸国を巡り歩いた旅芸...
【意味】 年に二回、春分と秋分の日をはさんだ七日間。また、その間に行われる仏事。彼岸会。 【語源・由来】 梵語pāramitāの漢訳「到彼岸(とうひがん)」の略。悟りに至る修行、また、悟りの境地をいう。迷い煩悩に苦しむわ...
【意味】 愚かなこと。無益なこと。 【語源・由来】 梵語で「無知」や「迷妄」を意味する「baka」「moha」の音写、「莫迦(ばくか)」「募何(ぼか)」が転じたとされる。日本では、鎌倉時代末期頃から「馬鹿」の用例があり、...
「暖簾」は、私たちがよく知る商店の入口に垂れ下がっている布や、それに関連する店の信用や格式を指します。 この言葉の背景には、日本の歴史と文化が織り込まれています。 元々、「暖簾」は「のんれん」と呼ばれていました。 「暖」...
「涅槃」という言葉は、梵語の「nirvāṇa」という言葉が起源であり、それが日本語に取り入れられた際の音写として「涅槃」と書かれるようになりました。 この梵語「nirvāṇa」には、もともと「吹き消す」という意味がありま...
「南無三」という言葉は、失敗したときや困ったときに使われる表現で、「しまった」や「大変だ」といった意味合いを持っています。 しかし、この言葉の背景には仏教的な起源があります。 「南無三」は、「南無三宝(なむさんぽう)」と...
「内緒」という言葉は、何かを他人に知られずに秘密にしておくことを意味します。 この言葉の起源は、「内証(ないしょう)」という言葉にあります。 元々「内証」は、自分の心の中で真理を理解や悟りを得ることを意味していました。 ...
「道楽」という言葉は、現代では趣味や特定の興趣に没頭すること、あるいは酒食や博打などにふけることを指します。 しかしこの言葉の起源をたどると、その意味はかなり異なります。 元々「道楽」とは、仏道修行によって得られた「悟り...
「堂々巡り」という言葉は、何度も同じことを繰り返すことから、進展がない状態を指す言葉として使われます。 その背景には、仏堂や神社の堂を参拝の際に何度も巡るという行為が由来としています。 「堂」という言葉は、仏を祭る建物や...
「道具」という言葉は、現代では仕事や日常生活で使用する器具や身の回りの品を指すものとして一般的に認識されていますが、その語源は仏教の実践に関連しています。 元々「道具」は、「仏道の具」として使われ、仏教の修行者が必要とす...
「爪弾き」という言葉は、人を嫌って排斥することを意味します。 この言葉の語源や由来は、仏家の風習である「弾指(だんし)」に関連しています。 「弾指」は、人差し指を曲げて親指の腹部に当て、爪で強く弾いて音を出す行為を指しま...
「長者」という言葉は、団体や組織の頭としての富豪や、地位や徳が高い人を指す言葉として、梵語を元に漢訳されて生まれました。 これらの「長者」は、仏教の保護や支持を行っていたため、彼らの名誉や地位はさらに高まったと考えられま...
「長広舌」の言葉は、長くて広い舌を持つことから長々と話し続けることを意味します。 この言葉の起源は仏教にあります。 仏菩薩には「三十二相」という32の特徴がある中の一つ、それが「広長舌」です。 ここでの「広長舌」は文字通...
「知恵」という言葉は、物事や道理を適切に判断し、課題や仕事を巧みに処理するための心の働きを指します。 この言葉の起源は、仏教の教えに深く関わっています。 仏教の文献では「知恵」は「智慧」として書かれます。 ここでの「智慧...
「断末魔」という言葉は、死に際やその時の苦しみを指す言葉として使用されますが、その背後には深い語源や由来が存在します。 言葉の一部、「末魔」は、梵語の「marman」という言葉の音写からきています。 この「marman」...
「旦那」という言葉は、現代日本語では主に「自分の夫」や「他人の夫」を指す言葉として知られていますが、その語源や由来は非常に深い歴史を持っています。 「旦那」は「檀那」とも書かれることがあります。 この表記の背景には、梵語...
荼毘は、火葬のことを指します。 この言葉の語源は、梵語の「jhāpeti」を音写したもので、死体を焼いて残った骨を納める葬法を示しています。 日本の歴史において、最初に火葬された人物として知られるのは僧の道昭で、これは7...
「大衆」という言葉は、現代では多数の人々や民衆を指す言葉として一般的に使用されますが、その起源は仏教にあります。 もともと、この言葉は仏教の中で「だいしゅ」「だいず」として読まれ、大勢の仲間や特に仏教の教えに従う僧の集団...
「醍醐味」という言葉は、元々仏教用語で、その中で「醍醐」は牛や羊の乳を精製して得られる濃厚で甘みのある液体を指すものでした。 仏教では、乳を精製する際の五段階を「五味」と称しました。 この五段階は「乳」「酪」「生酥」「熟...
「作麼生」という言葉は、その意味が「いかに」や「どうだ」といった疑問を示すものですが、この言葉の起源は中国の唐代や宋代の口語に遡ります。 この言葉は元々、禅の修行僧とその指導者である師との間で行われる禅問答の際に使用され...
「息災」という言葉は、達者であることや無事であることを意味します。 この語源には、仏教の教えが関連しています。 ここでの「息」は、「やめる」という意味を持ち、仏教の文脈では、仏の力を借りて罪や災害を止める、つまり避けるこ...
「相好」という言葉は、元々仏教の用語として使用されていました。 この背景には、仏が持つとされる美しい身体的特徴、具体的には「三十二相八十種好」という特定の特徴があります。 この「三十二相八十種好」は、仏の身体の美しさや格...
「禅問答」とは、一般的に何を言っているのか分からない、または会話がかみ合わない問答を指す言葉として使われます。 この言葉の背景には、禅宗の修行方法があります。 禅宗では、修行僧が自らの疑問や深い思索を師に投げかけ、その師...