ひのきぶたい【檜舞台】の語源・由来
【意味】 自分の手腕を披露する晴れの舞台。 【語源・由来】 かつて、檜(ひのき)の板で床を張ったのは、大劇場の舞台のみだった。そこから、格の高い舞台で大芝居に出演することを「檜舞台を踏む」と呼ぶようになり、自分の力量を広...
【意味】 自分の手腕を披露する晴れの舞台。 【語源・由来】 かつて、檜(ひのき)の板で床を張ったのは、大劇場の舞台のみだった。そこから、格の高い舞台で大芝居に出演することを「檜舞台を踏む」と呼ぶようになり、自分の力量を広...
【意味】 他人の言動に非難やからかいの言葉をかける。 【語源・由来】 半畳は、江戸時代の芝居小屋で敷く畳半分ほどのござのこと。現在の座席指定料のようなもので、観客が入場料として半畳を買い、これを敷いて見物していた。役者が...
【意味】 はかりごとを言葉や行為に出さず、腹の中で企むこと。また、直接言葉で指示するのではなく度胸や迫力で物事を処理すること。また、そういうやり方。 【語源・由来】 芝居で、役者がせりふや動作に出さず、感情を内面的におさ...
【意味】 人生で最も華々しい状況。また、人生の最後の花。 【語源・由来】 歌舞伎の劇場で、舞台の下手から観客席を縦に貫く通路のこと。役者が登場したり、退出したりするときに用いる。六方をふんだり見得を切ったりと、見せ場があ...
【意味】 色合いや性格が華美なこと。人目を引くこと。 【語源・由来】 「映え手(はえて)の変化した語とする説や三味線で、従来の演奏方法を破った新様式の曲風を「破手(はで)」といい、非常ににぎやかなもので、それが転じたとい...
【意味】 隠していた正体や、悪事がバレることのたとえ。 【語源・由来】 「馬脚」は、芝居で馬の脚を演じる役者のこと。馬の脚を演じる役者が芝居中にうっかり姿を現すことから、隠しておいたことが明らかになることを言うようになっ...
「のべつ幕なし」という言葉は、芝居の舞台の文化からきています。 この表現は、芝居で途中で幕を引くことなく、絶えず演技を続ける様子を指しています。 「のべつ」とは「延べつ」とも書かれ、絶えずやひっきりなしにという意味を持っ...
「濡れ場」という言葉は、現代では映画やドラマなどのエンターテインメントにおけるラブシーンや情事の場面を指す言葉として一般的に認識されています。 この言葉の起源は、日本の伝統的な舞台芸術である歌舞伎に遡ります。 歌舞伎にお...
「二枚目」という言葉は、美男子や色男を指す際に使われる言葉として知られています。 この表現の起源は、上方歌舞伎の伝統に根ざしています。 上方歌舞伎の劇場では、公演の際に八枚の看板を劇場の前に掲示していました。 これらの看...
「二の舞」という言葉は、雅楽の中の特定の舞、特に「安摩(あま)」という舞に由来しています。 舞楽の中で、「安摩」というのは蔵面をつけて舞われる一つの雅楽です。 この舞には答舞、つまり返しの舞が存在しています。 この答舞が...
「二の句が継げない」という言葉は、雅楽の朗詠の特定の部分、特に詠むのが難しい部分に由来します。 雅楽の朗詠では、詩句を三段階に分けて詠むことが伝統となっています。 その中の「二の句」は、この三段階の中の二段目の句を指しま...
「鳴り物入り」という表現は、歌舞伎という日本の伝統的な舞台芸能に由来します。 歌舞伎の舞台では、太鼓や笛などの楽器が使用されることが多く、これらの楽器を総称して「鳴り物」と呼びます。 特に、三味線を除く鉦、太鼓、笛の組み...
「並び大名」という言葉の背景は、日本の伝統的な演劇である歌舞伎に由来しています。 歌舞伎には様々な役どころが存在しますが、中には大名の姿で舞台に並ぶだけの役があります。 この役は、主要な登場人物やストーリーに直接関与する...
「奈落」という言葉は、物事のどん底や最終のところを意味します。 この言葉の起源は、梵語の「naraka(ナラカ)」にあります。 この梵語は地獄を意味しており、それを漢字で音写した際に「奈落迦」と表現されました。 時が経過...
「どんでん返し」とは、立場や情勢が急激に変わることを指します。 この言葉の起源は、歌舞伎の舞台に遡ります。 近世の歌舞伎の舞台では、大道具を使用して場面の変化を表現するための技術がありました。 その中で、大道具を90度後...
「どんちゃん騒ぎ」という言葉は、酒宴などでの大騒ぎや、そういったにぎやかな騒ぎを指します。 この言葉の「どんちゃん」は、鉦と太鼓が同時に打たれる時の音を表現したものです。 歌舞伎のような舞台での合戦の場面では、鉦や太鼓が...
「どろん」という言葉は、姿を消して姿を見せないことを指します。 この言葉の由来は歌舞伎の舞台に関連しています。 歌舞伎で、幽霊や霊的な存在が舞台から消えるとき、大太鼓を打って「どろんどろん」という効果音が鳴らされます。 ...
「突拍子もない」という表現は、我々が思いがけない、予期しない、あるいは通常の範疇を超えた事柄や行動を指す際に用いられる言葉です。 この言葉の背景には、太鼓の奏法としての「突拍子」というものが関連しています。 「突拍子」と...
「ト書き」という言葉は、演劇の脚本における台詞の間に書かれる、舞台の演出や俳優の動きに関する説明文を指します。 この言葉の起源は、江戸時代の歌舞伎にさかのぼります。 当時、現代でいう脚本に該当するものは「台帳」と称されて...
「頭取」という言葉は、現在では主に銀行の代表者を指す言葉として知られていますが、その語源は雅楽、伝統的な日本の音楽に由来します。 雅楽での合奏時に、首席で演奏する役割を持つ人を「音頭取り」と呼んでいました。 ここでの「音...
「てんてこ舞い」という言葉は、祭りなどで演奏される祭囃子や里神楽において使用される小太鼓「てんてこ」の音にちなんでいます。 この「てんてこ」という小太鼓の音に合わせて、人々が慌しく舞う様子がこの言葉の起源です。 つまり、...
「ちゃんぽん」という言葉は、もともと二種類以上のものを混ぜ合わせることやその状態を指す言葉として使われています。 その由来は、日本の伝統的な楽器である鉦(かね)と鼓(つづみ)を合奏する様子に関連しています。 「ちゃん」と...
「茶番」という言葉は、もともと歌舞伎の舞台で、客にお茶を出す役割を持つ者たちが始めた寸劇を指していました。 この寸劇は「茶番狂言」と称され、その中でおもしろおかしく演じられる内容から、次第に「茶番」という言葉自体が、こっ...
段取りは、現代では物事を進める手順や手はずを意味する言葉として広く使われています。 この言葉の起源は、歌舞伎の楽屋用語からきているとされます。 歌舞伎の舞台では、物語や演技はいくつかの「段」、つまり一区切りや一幕に分けら...
「たらいまわし」は、一つの物事を次々と回していくことを指します。 この言葉の由来は、仰向けに寝た状態で足を使って盥(たらい)を回すという曲芸から来ています。 この曲芸の動きが、物事を次から次へと回していく様子に似ているた...
「太平楽」という言葉は、現代ではのんきに好き勝手なことを言う状態を指す表現として使われることが多いです。 しかし、この言葉の起源は古代日本の雅楽、つまり宮廷音楽に関連しています。 太平楽は、雅楽の中の一つの楽曲で、特に大...
「正念場」という言葉は、我々が「ここぞという大事な場面」として捉えるものを指す言葉として使われています。 この言葉の背景には仏教や伝統文化が関わっています。 語源としては、正念場はもともと「性根場」として書かれることもあ...
「大根役者」という言葉は、演技力の乏しいまたは芸が拙い役者を揶揄する言葉として使われます。 この言葉の由来については、複数の説が存在します。 一つの説は、大根が白い色をしていることから、未熟で経験の少ない「素人」と関連づ...
「千両役者」とは、その魅力や才能で世間から大きな注目を浴びる、すぐれた人物を指す言葉です。 この言葉の由来は、江戸時代の役者の給料制度に関係しています。 当時、役者の給料は年給で決められており、その最高額の基準として「千...
「千秋楽」とは、芝居や相撲などの興行の最終日を指す言葉です。 この言葉の起源にはいくつかの説があります。 相撲の世界で行司が「千秋楽にござりまする」と唱えるのは有名ですが、実はその背景には古い伝統が隠されています。 雅楽...