せんしゅうらく【千秋楽】の語源・由来

「千秋楽」とは、芝居や相撲などの興行の最終日を指す言葉です。

この言葉の起源にはいくつかの説があります。

相撲の世界で行司が「千秋楽にござりまする」と唱えるのは有名ですが、実はその背景には古い伝統が隠されています。

雅楽、日本古来の音楽の一つ、の演奏の終わりに「千秋楽」という盤渉調(ばんしきちょう)の曲が演奏されていたという説があります。

また、演能(能の前身とされる演劇)の最後に祝いの言葉として「千秋楽」と謡われたことに起因するという説も存在します。

「千秋」という言葉自体は、千年を意味するもので、古くから「千秋万歳」という長寿を祝う言葉の中にも見られるように、非常に縁起の良い言葉として扱われてきました。

このような背景から、「千秋楽」という言葉が興行の最終日を意味するようになったと考えられます。

【千秋楽】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「千秋楽」の定義や言葉の由来に関する複数の説をカンタンにまとめます。
項目 説明
定義 興行(芝居や相撲など)の最終日
由来の説1 雅楽の「千秋楽」という盤渉調の曲が演奏されていたという背景
由来の説2 演能の最後に「千秋楽」と謡われたこと
「千秋」の意味 千年を意味し、縁起の良い言葉とされ、「千秋万歳」などにも使用される

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