なりものいり【鳴り物入り】の語源・由来

「鳴り物入り」という表現は、歌舞伎という日本の伝統的な舞台芸能に由来します。

歌舞伎の舞台では、太鼓や笛などの楽器が使用されることが多く、これらの楽器を総称して「鳴り物」と呼びます。

特に、三味線を除く鉦、太鼓、笛の組み合わせの楽器群を指すことが多いです。

これらの「鳴り物」は、舞台の演出を盛り上げるために使用され、観客に興奮や期待を引き起こす役割があります。

上方落語では、三味線も「鳴り物」に含まれ、その特色として知られています。

このような背景から、「鳴り物入り」という言葉は、派手に騒ぎたてる様子や大げさに宣伝することを指すようになりました。

具体的には、鉦や太鼓のような「鳴り物」が舞台で大きな音を鳴らして騒ぎをはやしたてる様子を連想させる言葉として使われるようになったのです。

【鳴り物入り】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「鳴り物入り」という表現の背景や意味をカンタンにまとめます。
項目 詳細
基本の意味 派手に騒ぎたてる様子や大げさに宣伝すること
由来 歌舞伎の舞台の「鳴り物」から
歌舞伎における「鳴り物」 主に鉦、太鼓、笛の組み合わせの楽器群。舞台の演出を盛り上げ、観客に興奮や期待を引き起こす役割がある
上方落語の特色 三味線も「鳴り物」に含む
言葉の変化 「鳴り物」が舞台で騒ぎを盛り上げる様子を連想し、「鳴り物入り」として、派手に騒ぎたてる様子や大げさに宣伝する意味で使用されるようになった

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