「つまずく」の語源・由来
「つまずく」という動詞は、文字通り足の爪が何かに突き当たって躓く様子を表すものとして、元々「爪突つまつく」という言葉から派生したものです。 具体的には、歩行中に足の爪が障害物などにぶつかり、その結果として体のバランスを失...
「つまずく」という動詞は、文字通り足の爪が何かに突き当たって躓く様子を表すものとして、元々「爪突つまつく」という言葉から派生したものです。 具体的には、歩行中に足の爪が障害物などにぶつかり、その結果として体のバランスを失...
【意味】 馴鮨(なれずし)の一種。奈良県吉野川のアユを下市町で鮨に製し、釣瓶形の桶に入れ、藤蔓で桶と蓋を押さえつけてならしたもの。 【語源・由来】 「鶴瓶鮨」は、酢でしめたアユの腹にすし飯を詰め、井戸水を組み上げる釣瓶形...
【意味】 牛の頬肉のこと。 【語源・由来】 「ツラミ」は、「ツラ(面・頬)の身」から。主に頬肉を指すが、こめかみや頭から頬にかけてを呼ぶこともある。
【意味】 ①蹴鞠の最初。鞠庭でまず鞠を蹴って、懸りの木の露を払い落とすこと。また、その人。 ②貴人に先導して道を開くこと。また、その役。 ③遊芸などで、最初に演ずること。また、その人。 ④相撲の横綱土俵入りのとき、先導と...
【意味】 6月(陰暦では5月)頃降り続く長雨。また、その雨期。さみだれ。ばいう。 【語源・由来】 「梅雨」は中国から伝わった語で、「ばいう」と読み、江戸時代以降「つゆ」と呼ばれるようになった。「梅雨」は、梅の実が熟すころ...
【意味】 ①温度が低い。冷ややかに感じる。つべたい。 ②人情に薄い。冷淡である。 【語源・由来】 「冷たい」は、寒さによって、指先や足先の爪が痛く感じることからの「爪痛し(つめいたし)」が転じて「つめたい」になった。平安...
【意味】 ①指または趾(あしゆび)の先端に生じる角質の突起。表皮の堅くなったもの。人や猿人類には扁爪(ひらづめ)が、他の動物には鉤爪(かぎづめ)と蹄(ひづめ)がある。昆虫では跗節(ふせつ)の末端の小節をいう。 ②琴爪(こ...
【意味】 ①渦のように巻いているもの。人の毛髪では多く頭頂の百会にある。つじ。辻毛。毛渦。 ②「つむじかぜ」の略。 ③辻のこと。 【語源・由来】 「つむじ」は、頭頂の渦を、渦のように巻いて吹き上がる「旋風(つむじかぜ)」...
【意味】 魚のすり身に卵・小麦粉・塩などを加えてすり合わせ、少しずつすくい取り、ゆでたもの。鍋や汁の実とする。 【語源・由来】 魚のすり身に卵・小麦粉・塩などを加えてすり合わせた生地を、少しずつ摘み取って汁に入れることか...
【意味】 ①道理に合わない。得心できない。 ②意に満たない。おもしろくない。 ③とるに足りない。価値がない。自己に関する物事について謙遜するときにも使う。 ④ばかげている。とんでもない。 ⑤金に困る。うまくゆかない。 【...
【意味】 歯の間に挟まったものを取り除いたり、食べ物を突き刺したりするための小形の楊枝。こようじ。 【語源・由来】 「楊枝」は奈良時代に仏教と共に、インドから中国朝鮮半島を経由して日本に伝わったもの。その頃は「歯木」と呼...
【意味】 ①配偶者の一方である異性。 ア.結婚している男女間で互いに相手を呼ぶ称。男女どちらにもいう。また、第三者からいう場合もある。 イ.転じて現在では、夫婦の一方としての女。 ②(「具」とも当てる。)刺身や汁などのあ...
【意味】 セリ科の多年草。茎は長く地面をはう。葉は円形で径2~5センチ、光沢がある。5~8月、頭状の単散形花序をつくり、淡紅紫色花を開く。 【語源・由来】 「ツボクサ」は、花の形が矢を納めておく筒の「うつぼ(靫)」に似て...
【意味】 ①自然にくぼんで深くなった所。 ②口が細くつぼまり胴のまるくふくらんだ形の容器。また、膳部に用いる椀型の小さく深いうつわ。 ③ある物をさし込む部分。 ア.つぼがね。 イ.笙(しょう)の管を立てる椀型の共鳴部。頭...
【意味】 早春、赤い五花弁をつけるツバキ科の常緑樹の総称。果実から椿油をとる。ヤブツバキともよばれる原種は本州以南に自生。ワビスケ・ヒゴツバキ・オトツバキなど多くの園芸品種がある。 【語源・由来】 「ツバキ」は、葉に艶が...
【意味】 ①唾液。つばき。日葡辞書「ツワ」。 ②(九州地方で)唇。 【語源・由来】 「つば」は、「つばき」の口語的表現。古くは「つはき(唾吐き)」と清音で、唾を吐くという意の動詞だった。平安時代には、「ツハキ」は、唾液の...
【意味】 浄土真宗門徒の女性が寺参りのときに用いたかぶりもの。幅約12センチメートル、長さ72センチメートルの白絹(裏は紅絹(もみ))を前髪にかぶせ、髷の後上で留めておくもの。現在では、婚礼のときに花嫁がかぶるもの。 【...
【意味】 地震による海底陥没や隆起、海中への土砂崩れ、海底火山の噴火などが原因で生ずる水面の波動。海岸付近で海面が高くなり、湾内などで大きな災害を引き起こす。 【語源・由来】 「津波」は、船着き場、港の意の「津」に「波」...
【意味】 (「つた(蔦)」と同源) ①植物繊維または針金などを太く長く撚り合わせたもの。物を結びつなぐのに用いる。 ②つた。 ③すがって頼りとするもの。 ④相撲で、横綱の力士が締める注連縄(しめなわ)。 【語源・由来】 ...
【意味】 ツツジ科ツツジ属の常緑または落葉低木の通称。山地に多く自生、または観賞用として栽培。小枝を多く分岐し、絵だ・葉には細毛がある。春から夏にかけ、赤・白・紫・橙色などの大形の合弁花を単立または散形花序に開く。種類が...
【意味】 とげとげしく不親切に物を言ったり、したりするさま。 【語源・由来】 「突慳貪」は、なさけ心のないこと、むごいこと、愛想のないことの意の「慳貪」に接頭語「突」がついた語。「突」は、「突っ走る」の「突」と同じで、下...
【意味】 やまいがない。息災である。異状がない。無事である。 【語源・由来】 「つつがない」は、病気の意の「つつが(恙)」+「無い」から成る語。病気がないという意味から、息災である、無事であるという意味になった。
【意味】 ききめのないことのたとえ。石に針。 【語源・由来】 「土に灸」は、土に灸をすえても効果を得られないことから、無駄なことを意味する語。石に灸、石に針ともいう。
【意味】 ①つくばうこと。うずくまること。 ②茶庭の手水鉢(ちょうずばち)。石の手水鉢を低く据えてあって、手を洗うのに客がつくばうからいう。 【語源・由来】 「つくばい」は、うずくまるの意の動詞「つくばう」が語源。茶室に...
【意味】 (もと歴史的仮名遣「つくゑ」とされたが、平安初期に「つくえ」の例があり、ヤ行のエが古形と認められる。) ①飲食の器物をのせる台。食卓。 ②字を書いたり読書したりするための台。ふづくえ。 【語源・由来】 「つくえ...
【意味】 二つのものの間には非常に差のあることのたとえ。 【語源・由来】 月と鼈と丸いところは同じだが、全くかけはなれているところから。「鼈」は河や河川にすむスッポン科のカメ。食材としては高価だが、月の価値には及ばない。...
【意味】 ①地球の衛星。半径1738キロメートル。質量は地球の約81分の1。大気は存在しない。自転しつつ約1か月で地球を1周し、自転と公転の周期がほぼ等しいので常に一定の半面だけを地球に向けている。太陽に対する位置の関係...
【意味】 お互いに気心が知れていて、ちょっと言うだけで、相手にその内容がわかること。気持ちが通じ合って、仲の良いこと。 【語源・由来】 「つうと言えばかあ」は、「つうかあ」や「ツーカー」ともいい、「つう」と言えば「かあ」...
【意味】 前の話と関係がないこと。 【語源・由来】 「付く」に、打消しの助動詞「ず」がついた「付かぬ」から出た言葉。
【意味】 人を嫌って排斥すること。 【語源・由来】 仏家で行われた「弾指(だんし)」という風習に由来する。「弾指」とは、親指の腹に曲げた人差し指の爪を当てて強く弾き、音を出すことで「許諾」「歓喜」「警告」「告知」などの意...