ぎゅうひ【求肥】の語源・由来
「求肥」は、もともと中国の菓子から日本に伝わったものであり、元々は祭祀に使われる「牛脾(ぎゅうひ)」と呼ばれていました。 この名前は、その食感が牛のなめし皮に似ていたため、「牛皮」という漢字で表されていました。 しかし、...
「求肥」は、もともと中国の菓子から日本に伝わったものであり、元々は祭祀に使われる「牛脾(ぎゅうひ)」と呼ばれていました。 この名前は、その食感が牛のなめし皮に似ていたため、「牛皮」という漢字で表されていました。 しかし、...
「伽羅蕗(きゃらぶき)」は、蕗の茎を醤油で煮しめた日本の料理の一つです。 この名前の「伽羅」部分は、上質な沈香である「伽羅」に由来しています。 沈香の「伽羅」はその独特の黒褐色と香りで高く評価されています。 一方で、蕗の...
「絹ごし豆腐」の名前は、その質感から来ています。 この種の豆腐は非常に滑らかできめ細かいので、まるで絹を通して作られたかのような感触があります。 そのため、この豆腐の名前に「絹ごし」という形容が付けられました。 「ごし」...
「きなこ」とは、煎った大豆を粉砕して作られる食品で、その色が多くの場合黄色であることからこの名前がついています。 漢字で「黄な粉」と表記されますが、これは元々「黄なる粉」と言われていたものから「る」が落ちた形となっていま...
「きし麺」は平打ちのうどんを指す言葉ですが、その語源は少々興味深いものがあります。 もともと「きし」は「碁子」、すなわち碁石を意味します。 この名前がついた背景は、小麦粉を練って平たく伸ばし、その後で碁石の形に抜いたもの...
“雁擬き(がんもどき)”という名前の食品は、元々はくずした豆腐に細かく刻んだ野菜などを混ぜ合わせ、それを油で揚げたものです。 この名前の語源は、漢字で「雁擬き」と書かれることから、その味が雁(がん...
「カラスミ」は、ボラの卵巣を塩漬けにして乾燥させた食品で、主に日本料理や地中海料理で珍重されています。 この名前の語源と由来は、その形状が「唐墨(からすみ)」と呼ばれる中国産の墨の形に似ていることから来ています。 唐墨は...
「かやくめし」または「加薬飯」は、鶏肉や野菜などを炊き込んで作られる日本の料理です。 この料理名の「加薬」という部分は、元々は漢方薬に関する用語です。 漢方での「加薬」とは、主要な薬の効果を高めるために加える補助薬を指し...
「かまぼこ」または「蒲鉾」は、白身魚のすり身を加工した食品です。 この名前の由来は、古くは細い竹を中心にしてすり身を塗りつけて焼いた形状が、蒲(がま)という植物の穂に似ていたことから来ています。 つまり、その形状の類似性...
「蒲焼き(かばやき)」は、鰻やはも、アナゴなどの魚を開いて串に通し、特製のたれをつけて焼いた日本料理の一つです。 この名前の由来には複数の説があります。 一つ目の説は、もともとこの料理は魚を開かずに丸焼きにしていたとされ...
「かつ丼」は、豚カツを甘辛いたれで煮て、卵でとじた料理をごはんの上に乗せた日本料理です。 この名前の「かつ」と「丼」には、それぞれ主要な要素があります。 まず「かつ」は、元々英語の「cutlet(カツレツ)」から来ていま...
数の子は、鰊(にしん)の卵巣を乾燥させたり塩漬けにした食品です。 この名称の語源にはいくつかの説がありますが、一つの説では、鰊(にしん)が別名「かど」とも呼ばれていたことから、「かどのこ」(かどの子)と称されていたとされ...
「かしわ」または「黄鶏」とは、鶏肉を指す日本語の言葉です。 この語源は、元々は羽毛の色が茶褐色の鶏を指していました。 その鶏肉の色が、落葉する柏の葉の色、すなわち柏葉色に似ていたことから、「かしわ」という名前がつけられま...
「開化丼(かいかどん)」という料理名は、明治時代の文明開化期に日本で普及しつつあった要素に由来しています。 この時代は西洋文化や科学技術が日本に急速に導入され、多くの新しいものが庶民に広まりました。 開化丼は、そのような...
「親子丼」の名前は非常に直訳的で、その構成要素から名前がつけられました。 具体的には、この料理には鶏肉と卵が使われており、これが「親子」の関係に当たるため、この名前がつけられたのです。 鶏肉が「親」で、卵がその「子」とい...
おでんは、日本の伝統的な料理で、さまざまな食材をだし汁で煮込んだものです。 語源については、「田楽(でんがく)」がその起源とされています。 田楽はかつて宮廷や寺社で供された煮物の一種であり、主に野菜や豆腐を串に刺して炭火...
「おじや」という言葉は、雑炊を指す日本語の一語です。この言葉は、江戸時代に女房詞として用いられていました。 女房詞とは、主に平安時代の宮廷女性たちが使っていた独特の言葉や語彙のことを指し、これが後に一般に広まる形となりま...
「おこわ」はもともと「強飯(こわいい・こわめし)」という言葉から派生したもので、この「強飯」の最初の二音「こわ」に、敬意を示す接頭語「お(御)」が付けられています。 このような表現の形成は、女房詞と呼ばれる、貴人やその周...
小倉餡(おぐらあん)は、その名が示す通り、京都の小倉山に由来しています。 小倉山は紅葉の美しい名所として知られている場所で、この山の名前がこの特別な種類の餡に名付けられました。 実際には、小豆のこし餡に蜜煮した大納言小豆...
「おかか」は、日本料理でよく使われる鰹節(かつおぶし)のことを指します。 この言葉の語源は、鰹節の「かつお」の最初の音節「か」が繰り返されて「かか」となり、それに丁寧の意味を持つ接頭語「お」がつけられたものです。 このよ...
「卯の花」は、豆腐作りの際に出る大豆の搾りかすを指す言葉です。 一般には「おから」や「きらず」とも呼ばれます。 この名前の由来は、白い花を咲かせる「卯木(うつぎ)」に関連しています。 特に、大豆の搾りかすがこの卯木の白い...
「ういろう」または「外郎」は、米の粉に水や砂糖を加えて蒸した日本の伝統的な菓子です。 この名前の語源・由来は、かつて痰切りや口臭消しの効果があるとされた薬に関連しています。 その薬の別名が「外郎」または「外郎薬」で、うい...
今川焼(いまがわやき)は、水で溶いた小麦粉の生地に餡(あん)を入れて焼くというシンプルながら美味しい日本の菓子です。 この名前は、実は地名から来ています。具体的には、江戸時代の中期に、日本橋の近く、今川橋という地域で初め...
「稲荷鮨」は、甘辛く煮た油揚げの中にすし飯を詰めた日本料理です。 この料理名の「稲荷」は、稲荷神に由来しています。 稲荷神は日本の神話や伝説にしばしば登場する神で、狐を使いとしています。 この狐が油揚げが好物であるという...
「荒巻き(あらまき)」という名前は、調理法から由来しています。 元々、料理では鮭を荒縄で巻いていたことからこの名前がつけられました。 現代では、鮭の内臓を取り除いた後に腹に塩を詰めて作る方法が一般的ですが、その基本的な調...
安倍川餅は、静岡県中部を流れる安倍川の名前を冠しています。 この餅の起源は、江戸時代にさかのぼります。 当時、東海道という主要な交通路があり、その途中に安倍川が流れていました。 旅人たちがこの川を渡る際、近くの茶店で休憩...
阿茶羅漬け(あちゃらづけ)は、根菜やカブなどの野菜を刻み、唐辛子と一緒に甘酢に漬け込んだ日本の漬物です。 この名前は非常に興味深い歴史的背景を持っています。 語源について言えば、「アチャラ」という言葉はもともとペルシャ語...
浅草海苔(あさくさのり)は、名前に含まれている「浅草」が示すように、日本の東京都台東区にある浅草地域と密接に関係しています。 この名前は、主に二つの歴史的背景から来ています。 一つ目は、浅草周辺、特に隅田川河口がかつて海...
「青柳」という名前は、ばか貝のむき身を指す日本の言葉です。 この名前は、千葉県にある上総(かずさ)の青柳村に由来します。 青柳村は、ばか貝が豊富に取れる場所として知られています。 なお、ばか貝という名前自体は、貝を水から...