ういろう【外郎】 の語源・由来

「ういろう」または「外郎」は、米の粉に水や砂糖を加えて蒸した日本の伝統的な菓子です。

この名前の語源・由来は、かつて痰切りや口臭消しの効果があるとされた薬に関連しています。

その薬の別名が「外郎」または「外郎薬」で、ういろうはこの薬に形や色が似ていたため、その名がついたとされています。

さらに、別の説として、ういろうがその「外郎薬」の口直しとしても用いられたことから名付けられた、とも言われています。

このような背景から、ういろうは特に名古屋や山口などで名産とされています。

この菓子と薬の関連性は、当時の医薬と食の境界が曖昧だったことを反映しており、何が食で何が薬かは明確に区別されていなかった時代背景もあります。

そういった意味で、ういろうの名前には当時の文化や習慣が色濃く反映されているとも言えるでしょう。

ういろう【外郎】 の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「ういろう(外郎)」の概要と特性をカンタンにまとめます。
項目 説明・内容
基本情報 米の粉に水や砂糖を加えて蒸した日本の伝統的な菓子。
語源と由来 かつて「外郎薬」という痰切りや口臭消しの効果があるとされた薬に形や色が似ていたため名付けられた。
追加の説 ういろうが「外郎薬」の口直しとしても用いられたという説も存在。
名産地 特に名古屋や山口で名産とされている。
医薬と食の関係 当時の医薬と食の境界が曖昧で、何が食で何が薬か明確に区別されていなかった時代背景。
文化的意義 ういろうの名前や存在は、当時の文化や習慣が色濃く反映されている。

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