よびみず【呼び水】の語源・由来
【意味】 物事を引き起こすきっかけを作ること。また、そのもの。 【語源・由来】 ポンプの水が出ないとき、またはポンプで揚水するとき、別に用意した水を上からポンプに入れ、中の空気が逃げないようにして水を引き上げ、水が出るよ...
【意味】 物事を引き起こすきっかけを作ること。また、そのもの。 【語源・由来】 ポンプの水が出ないとき、またはポンプで揚水するとき、別に用意した水を上からポンプに入れ、中の空気が逃げないようにして水を引き上げ、水が出るよ...
【意味】 自分の意見を無理に押し通すこと。常識はずれなことをする人。 【語源・由来】 「紙」は「和紙」のこと。和紙は縦に漉き目が通っていて、漉き目に沿って縦に裂けばすぐに破れるが、横には裂けにくい。 それを無理に裂こうと...
【意味】 用事をするついでに他のこともすることをいう。 【語源・由来】 馬で荷物を運ぶ職業の馬子が、問屋へ荷物を受け取りに行くついでに、人の荷物を運んで得た賃金のことをいったことから。
【意味】 万が一の幸運をねらって物事をする。そうなるであろうと予想して準備する。山を張る。 【語源・由来】 「山」は「鉱山」のことで、金や銀など貴重な鉱脈のありそうな山を予想して、そこへ採掘資金をつぎ込むことから。とくに...
【意味】 年をとったり衰えたりして鈍くなる。ぼける。 【語源・由来】 「焼き」は、刃物を作る際に行う「焼き入れ」のことで、熱を入れる際、火が行きわたりすぎるとかえって切れ味が悪くなることから。
【意味】 紋通りのやり方。決まりきった型や様式。 【語源・由来】 文字通り、紋を切り抜くための型の事。これを使えば、決まりきった画一的な紋ができる事から、決まりきっているものを紋切り型という。
【意味】 取りつくろうことができなくなって、本性が現れる。 【語源・由来】 「鍍金」は、金属の薄い層をかぶせること。また、それを施したもの。錆止め・装飾などのために行われるところから、中身の悪いものの表面だけを飾り取り繕...
【意味】 1 線を引いて帳簿などの記載を消すこと。棒消し。 2 貸借関係を終わりにすること。帳消し。 3 長音を表す書き方。「ああ」を「あー」と書く類。音引き。 【語源・由来】 帳簿の文字や数字を棒線を引いて消すことから...
【意味】 せっかくの努力や成果を無にする。 【語源・由来】 商品を天秤棒に担いで売り歩く「棒手振り(ぼてふり)」という言葉から「棒に振る」という言葉ができたといわれている。 「棒手振り」は天秤棒を担いで、青物や魚を売り歩...
【意味】 より分けて、良いものだけを選び出す。選抜する。 【語源・由来】 「篩」は、円形または方形の枠の底に絹・金属・竹などの網を張った道具。これを使って、多くの中から、悪いもの、不用なものを除いて、優れたもの、よいもの...
【意味】 居眠りをする。 【語源・由来】 うつらうつらして、体が前後に揺れる様子が、船頭が船を漕ぐさまに似ていることから。
【意味】 世間に悪い評判が広まっている人やこと。 【語源・由来】 商品に正札が付いていること。それが転じて、知れ渡っていることの意味になった。本来は良い意味であったものが、多くは悪い評判が立っている人を指していうようにな...
【意味】 からかう。軽くなぶる。また、買う気もないのに品定めをする。 【語源・由来】 江戸時代に、浅草の紙漉き職人が、紙の材料を水に浸している間に新吉原の遊郭(ゆうかく)に行って遊女をからかったり、品定めをして回ったりし...
【意味】 ひときわ。いっそう。 【語源・由来】 「入(しお)」は、染め物を染料につける回数のこと。一入は染料に一回浸すことを意味する。染料に浸すごとに、染め物の色がだんだんと濃くなっていくことから。
【意味】 強い言葉で励ましたり、けしかけたりする。 【語源・由来】 「発破」は、鉱山や土木工事で、 ダイナマイトなどの火薬をしかけて爆破すること。またそれに使用する火薬類のこと。転じて、荒っぽい言葉ややり方で励ます意味で...
【意味】 自分の長所を並べた言葉。自己宣伝文句。 【語源・由来】 「箔」は金や銀、銅などの金属をたたいて、紙のように薄く伸ばしたもの。これが非常に高価であったことから、「箔が付く」で値打ちが上がる意味になった。
「能書き」という言葉は、元々は「効能書き」として使われていました。 これは、薬などの効果や特性を詳しく書き記したものを指していました。 時間が経つにつれ、「効」の部分が省略されて「能書き」となり、現在のような意味で使われ...
「年季を入れる」という言葉は、修練や経験を積むことを意味します。 この表現の起源は、江戸時代に使用人を雇う際に定められた奉公の年限、すなわち「年季」に関連しています。 当時、この奉公の期間を延長する行為を「年季を入れる」...
「根回し」という言葉は、事前に関係者との調整や打ち合わせを行うことを意味します。 これは、事がスムーズに進むように、前もって話を整えておくという行為を指します。 この言葉の起源は、木の移植に関連しています。 木を他の場所...
「糠喜び」という言葉は、期待外れで、一時的な喜びが実は無駄に終わる状況や、その短い期間の喜びを指す表現です。 「糠」は、玄米を白く精製する際に出る、種の皮や胚芽の粉のことを指します。 この「糠」は、その微細で柔らかい特性...
「にべもない」という言葉は、「愛想がない」や「そっけない」という意味で使われます。 この表現の背景には、魚の「鮸膠」という名前が関わっています。 鮸膠はスズキ目ニベ科の海水魚で、この魚の浮き袋は非常に粘り気が強いのが特徴...
「二進も三進も」という言葉は、物事が行き詰まり、動きが取れない状態を指す言い回しです。 この言葉の背景には、そろばんという計算道具と、それを使用した割り算の概念が関わっています。 具体的には、この言葉はそろばんの割り算に...
「二足の草鞋」という言葉は、一人の人が二つの異なる、または通常両立しない職業や立場を同時に持っていることを表します。 この言葉の背景には、「二足の草鞋を履く」という表現があります。 物理的に一人が二足の草鞋を同時に履くこ...
「丼勘定」という言葉は、手元にある金を計画的に使わず、無造作に使うことを指します。 この言葉の背景には「丼」という物が関わっています。 「丼」とは、職人の腹掛けの前部についている大きなポケットのような物入れのことを指しま...
「頓珍漢」という言葉は、ちぐはぐな行動や言動をすること、またはそのような人を指す言葉です。 この言葉の由来は、鍛冶屋の仕事の中からきています。 鍛冶屋では、師匠が金属を打つ際の槌の音と、それに続く弟子の槌の音が交互に響く...
「床屋」は、現代で言うところの理髪店や理容店の総称として使われています。 この名称の起源は、江戸時代に遡ります。 当時、男性の髪を結ったり、髭や月代を剃ったりする専門の職業があり、それを「髪結い(かみゆい)」と呼んでいま...
「鉄火」という言葉は、元々は真っ赤に焼けた鉄を指す言葉として使われていました。 古くは、罪の有無や偽りの確認をする際に、真っ赤に熱せられた鉄を神前で手に握らせることがあり、この行為を「鉄火」と称していました。 この真っ赤...
「梃摺る」は、江戸時代の安永の年間、すなわち1772年から1781年頃に流行した言葉で、思うような対処ができず苦労する、または対処に手間取るという意味で使われています。 この言葉の由来にはいくつかの説がありますが、一つの...
「潰しが効く」という言葉の背景には、金属の加工に関する過程が関係しています。 「潰し」とは、金属製品や金貨、銀貨を溶かして元の形の地金に戻す行為を指します。 この行為から、貴金属如きの金や銀は、もとの製品や硬貨の形になっ...
「つけ」という言葉は、元々金額や勘定を帳簿に記録する、つまり「書きつける」ことを意味します。 この行為から、請求書や勘定書きを指す言葉として使われるようになりました。 さらに、その延長として、商品やサービスを受け取りなが...