もんじゅのちえ【文殊の知恵】の語源・由来
【意味】 すぐれてよい知恵。 【語源・由来】 諸仏の知恵を司る文殊菩薩から。
【意味】 すぐれてよい知恵。 【語源・由来】 諸仏の知恵を司る文殊菩薩から。
【意味】 どんなに穏やかな人でも、無礼が続けば怒り出す。 【語源・由来】 「仏の顔も三度撫ずれば腹立つ」の略。仏といえども、日に三度も顔を撫でつけられれば腹が立つという意から。
【意味】 太って突き出た腹。 【語源・由来】 布袋は、中国後梁の禅僧。弥勒菩薩の化身といわれる。日本では七福神の一体で、大きな腹をした姿で描かれることから。
「弁天娘」という言葉は、「美しい娘」という意味を持っています。 この言葉の背景には「弁才天」、もしくは「弁財天」という女神が関わっており、これは「弁天」と略されることが多いです。 この弁才天は、もともとインドの女神で、音...
【意味】 無愛想な顔。ふくれっつら。 【語源・由来】 「仏頂」は「仏頂尊」のこと。仏頂尊とは、仏の頭頂に宿り、仏の知恵を示す。この「仏頂尊」が恐ろしい顔をしていることから。また、嫌そうな顔をいう「不承面」の転ともいわれる...
【意味】 一人で何人分もの働きをすること。 【語源・由来】 「面」は「顔」、「臂」は「肘(ひじ)・腕」の意味。仏像が八つの顔と六つの腕を持つことから。阿修羅像などが三つの顔と六つの腕に作られることから。もとは「三面六臂」...
「仁王立ち」という言葉の由来は、仏法を守護する一対の金剛力士、仁王に関連しています。 仁王は、特に寺の門などに像として立っており、その姿勢はいかめしく力強いものとして知られています。 この金剛力士の力強く堂々とした立ち姿...
「天狗になる」という言葉は、「高慢になる」という意味で使われます。 その背景には、日本の伝承や神話に登場する「天狗」という妖怪が関係しています。 天狗は、深い山中に住むと言われる、特徴的な赤ら顔と異常に高い鼻を持つ姿の妖...
「大黒頭巾」は、その特徴的な円形で横に膨らんだ形状の頭巾を指す言葉です。 この名前の由来は、七福神の一つである大黒天に関係しています。 実際、大黒天はこの特定の頭巾をかぶっている姿でよく描写されています。 そのため、この...
「四天王」という言葉は、仏教における守護神としての役割を持つ四柱の神々を指す言葉として始まりました。 帝釈天という神のもとで、四方、すなわち東、南、西、北をそれぞれ守護する役目を持っているのが、四天王であり、その具体的な...
「倶利伽羅紋紋」とは、現代の日本語で「入れ墨」を指します。 この言葉の由来は、古代の伝承に登場する「倶利迦羅竜王」の紋様に基づく入れ墨のことを指すものでした。 倶利迦羅竜王は、不動明王の化身として知られる存在で、その特定...
「観音開き」という言葉は、仏教において信仰の対象とされる観世音(観音)菩薩を納めるための厨子(ずし)の扉を模倣したものとされています。 この厨子の扉は中央から左右に開く特有の形状をしており、この特徴を持つ一般的な扉や戸を...
「お賓頭盧(おびんずる)」という表現は、はげた頭、つまり髪の毛が無い頭を指す言葉です。 この表現の背景には、仏教のエピソードがあります。 「賓頭盧」は、釈迦の弟子であり、神通力に達していたが、その力をみだりに使ったために...
「お陀仏(おだぶつ)」という言葉は、死ぬことや失敗する、だめになるという意味で使われます。 この語源には「阿弥陀仏(あみだぶつ)」が関わっています。 「阿弥陀仏」は、極楽往生を願って唱える仏の名前であり、その略語が「陀仏...
「閻魔帳」という言葉は、地獄の王である閻魔大王に関連しています。 伝説によれば、閻魔大王は死者の生前の行為や罪悪を詳細に記録する帳簿を持っており、この帳簿に基づいて死者を審判するとされています。 この神話的な背景から、閻...
「閻魔顔」という言葉は、地獄の王である閻魔に由来しています。 閻魔は、人の生前の行為を審判する存在とされ、その顔つきは一般に恐ろしいものとされています。 彼は憤怒の表情で描かれることが多く、その特徴的な顔つきは「閻魔顔」...
「恵比須顔(えびすがお)」とは、にこにこと笑顔でいることを指す表現です。 この言葉は、日本の七福神の一つである「恵比須(または恵比寿)」神に由来しています。 恵比須神は、商家や漁師の守り神として広く信仰されており、その姿...
「いだてん」とは、元々はバラモン教の神であり、後に仏教に取り入れられて仏法の守護神となった存在です。 特に有名な伝説によれば、韋駄天は「捷疾鬼(しょうしつき)」と呼ばれる存在が盗んで逃げた仏舎利(仏の遺骨などの聖なる遺物...
「阿弥陀くじ」という名称は、阿弥陀仏の光背に関連しているとされています。 このくじの初期の形態は、放射線状に線を引いたものだったといわれています。 放射線状の線は、阿弥陀仏の背後に描かれる光背に似ていると考えられました。...
「阿弥陀かぶり」の語源は、阿弥陀仏の姿に由来しています。 阿弥陀仏は、仏像や絵画でよく後ろに「光背(こうはい)」と呼ばれる後光を持っていることが多いです。 この光背は、仏の悟りや聖性を象徴する装飾であり、一種の光明を表し...
【意味】 必要なものがちょうど都合よく揃うこと。好都合なこと。 【語源・由来】 「法華経」の「薬王品(やくおうぼん)」にある表現で「子の母を得るは、渡りに船を得たるが如し」から出た言葉。子にとっての母の存在を、川の向こう...
【意味】 必要以上の親切心。 【語源・由来】 仏教用語の「老婆心切」が語源。年をとった女性が子や孫をかわいがったり、余計な忠告をしたり、世話を焼きがちだったりするように、師が弟子をいつくしみ導くこと。また、そのような心遣...
【意味】 光沢のある青い宝石。 【語源・由来】 仏教の七宝の一つ。梵語vaiḍūryaの音写「吠瑠璃」の略。多く、青い色の宝石を指すとされる。
【意味】 同じ状態にとどまらず、移り変わること。 【語源・由来】 仏教語。六道・四生の迷いの生死を繰り返すこと。生まれ変わり死に変わって迷いの世界をさすらうこと。転じて、変化し続ける意になった。
【意味】 生死を繰り返すこと。 【語源・由来】 回転する車輪が何度も同じ場所に戻ってくるように、衆生が迷いの世界に生まれ変わり死に変わりすること。仏教の基本的な考え方。梵語のsaṃsāraに由来する語。
【意味】 義理がたいこと。実直なこと。 【語源・由来】 仏教では「りつぎ」と読み、悪を抑制するはたらきのあるものを指す。また、悪を防いで善を行うように導く戒律の意。転じて義理をかたく守る意になった。
【意味】 (野や山へ)遊びに行くこと。 【語源・由来】 禅宗では、晴れ晴れとした心境で、山水の景色を楽しみながら暮らすこと。また、遊山の「遊」は自由に歩きまわること、「山」は寺のことで、修行を終えたあと、他山(ほかの寺)...
【意味】 自分だけがすぐれているとうぬぼれること。 【語源・由来】 「天上天下唯我独尊」の略。この世で自分はもっとも尊い存在であるという意。釈迦が生まれた際、七歩歩き、右手で天を左手で地を指していったとされる言葉。この世...
【意味】 古代インドの鬼神。また、俗に恐ろしい女性のたとえ。 【語源・由来】 梵語yakṣaの音写。神聖な霊的存在で元は古代インドの神。仏教では、法を守る八部衆の一つ。毘沙門天の眷属で、北方の守護にあたる。また、外面似菩...
【意味】 ちょっと聞きかじっただけで知っているつもりになっている人。 【語源・由来】 禅宗で、まだ悟りきっていないのに悟ったかのようにふるまう人を野ぎつねにたとえたことば。