ひいき【贔屓】の語源・由来
【意味】 気に入ったものに目をかけ、力添えすること。また、後継者。 【語源・由来】 「贔屓」は、元は中国語で、「ひき」と読んだ。それが長音変化して「ひいき」となった。「贔屓」とは、鼻息を荒くしてがんばるさま。また、重いも...
【意味】 気に入ったものに目をかけ、力添えすること。また、後継者。 【語源・由来】 「贔屓」は、元は中国語で、「ひき」と読んだ。それが長音変化して「ひいき」となった。「贔屓」とは、鼻息を荒くしてがんばるさま。また、重いも...
「時計」という言葉は、現代では時刻を示す機械や装置を指しますが、その語源は「土圭」という言葉に遡ります。 中国の周代において、「土圭」とは盛った土や棒の影の長さを計測し、それによって時間を知る器具を指していました。 この...
「独擅場」は、ある人だけが自由に活動や活躍できる場所やシチュエーションを指す言葉です。 この言葉の中の「擅」は、自分の意のままにするという意味を持っています。 したがって、「独擅場」は文字通り「独りで自分の思う通りにする...
「丁寧」という言葉は、元々、中国の軍隊で使われていた金属製の打楽器を指していました。 この楽器は、警戒や注意を伝えるために鳴らされるものでした。 この楽器の使い方が、細心の注意を払って行われたことから、その言葉が「礼儀正...
「泥酔」という言葉は、正体を失うほど酒に酔う状態を表す言葉として知られています。 この言葉の背後には、南海に生息する伝説の虫「泥」という生物が関わっています。 この「泥」という虫は、古代の文献『異物志』にも記述されており...
「逐電」という言葉は、行方をくらませたり、逃げ去ったりすることを意味します。 この言葉の成り立ちを紐解くと、二つの漢字「逐」と「電」に分けられます。 まず「逐」は「追う」という意味を持ちます。 次に「電」は、いなずまを指...
「痴漢」という言葉は、女性に対して不適切な行動をする男性を指す日本特有の言葉として知られています。 この言葉を構成する「痴」と「漢」、それぞれの漢字には独自の意味があります。 「痴」という漢字は、元々「おろか」や「愚か」...
「青史」という言葉は、歴史を意味します。 その語源は「青」の部分で、これは青竹を指します。 紙が存在しない時代、人々は青竹で作った札、いわゆる「竹簡」というものを使用していました。 青竹の札を火にかけて油を抜き、その上に...
「数奇」という言葉は、不運や不幸な運命を意味します。 この言葉の成り立ちは、二つの漢字「数」と「奇」からくるもので、それぞれ「運命」と「食い違う」の意味を持ちます。 組み合わせることで、運命が不利に作用する、つまり「めぐ...
「垂涎」という言葉は、強く何かを欲しがるという意味を持っています。 この言葉の背景には、食べ物などを見て非常に欲しがるためによだれを垂らすという行為が基になっています。 つまり、食べ物に目が行き、その美味しそうなものを前...
「斟酌」という言葉は、元々は酒や水の分量をはかりながらくみ分ける行為を指していました。 「斟」の文字には分量を探りながら汲むという意味があり、また「酌」の文字には柄杓を用いて液体をくみ上げるという意味が込められています。...
「桎梏」という言葉は、自由を制約するものや束縛するものを意味します。 この言葉の背後にある語源や由来は、古代の拘束具に関連しています。 具体的には、「桎」は足を拘束する道具、つまり足かせを指し、「梏」は手を拘束する道具、...
「沙汰」という言葉は、物事の是非を定めることや、それに基づいた処置を指します。 この言葉の語源は、「沙」という字と「汰」という字に関連しています。 「沙」は砂を意味し、「汰」は洗って選び分けるという意味を持っています。 ...
「鼓舞」の言葉は、元々「鼓(つづみ)」すなわち太鼓を打ち、「舞(まい)」すなわち舞を舞うという行為を意味していました。 古代の日本において、出陣や他の重要なイベントの際には、太鼓を打ち鳴らし、舞を舞うことで、参加者や兵士...
「滑稽」という言葉は、元々中国の歴史書『史記』において、特定の篇名として使われていました。 この言葉の始まりは、注ぎ口から絶えず酒が流れ出る酒器の名前に関連しています。 そのため、もともと「滑稽」は、絶え間なく話す、すな...
「嚆矢」という言葉は、物事の最初や始めを意味します。 この言葉の由来は、特定の矢、具体的には「鏑矢(かぶらや)」という矢に関連しています。 「嚆」という文字は叫びや呼ぶという意味を持ち、鏑矢は射たときに風を切る仕掛けがあ...
「元気」という言葉は、現代では活力が溢れている様子や体調が良い状態、健康を示す言葉として日常的に使われています。 しかし、この言葉の背後には面白い歴史的変遷があります。 実は、「元気」という言葉は、古くは病気との対比で用...
「喧嘩」という言葉は、現代では主に言葉や腕力を使って争うことを意味しますが、その原点は大声で騒ぐことややかましい様子を指す言葉として使われていました。 平安時代の中ごろまでの「喧嘩」は、単に大声で騒いだり、賑やかな状態を...
「結構」という言葉は、もともと中国で建造物の構造や文章の構成を示す意味で使われていました。 この言葉が日本に伝わると、心の中で練り上げられた考えや計画を指すように変化しました。 さらに、それが実際の準備や実現の意味にも派...
「檄を飛ばす」という言葉は、現代では「自分の考えに同意を求める」や「人々に行動を促す」という意味で使われますが、その背後には昔の中国の慣習に基づく語源・由来があります。 「檄」というのは「檄文」とも言われるもので、古代の...
「稽古」という言葉は、芸事や武道などを学んだり練習することを指します。 この言葉の語源には、昔の物事を考えて調べる、あるいは古書を読んで物の理を学ぶという意味が基盤としてあります。 ここで、「稽」という漢字は「考える」と...
「薫陶」という言葉は、徳の力や優れた人格で他者を導く、影響を与えることを意味します。 この言葉の語源は、二つの漢字「薫」と「陶」の組み合わせから来ています。 「薫」とは、香りを染み込ませるという意味があり、香りが広がるよ...
「急須」という言葉は、取っ手と注ぎ口がついた容器で、日本では主に煎茶を入れるために使われます。 この道具は、もともと江戸時代中期に中国から日本へ渡来しましたが、その当初の用途は煎茶ではありませんでした。 実は、この容器は...
「脚色」という言葉は、非常に歴史的な背景を持っています。 語源を見ると、「脚」は「根本」を意味し、「色」は表面に現れること、またはその人物の出自が現れたもの、という意味です。 この言葉が古代中国で初めて使われた際には、官...
「肝心(かんじん)」という言葉は、元々「肝腎(かんじん)」とも書かれ、肝臓と心臓、あるいは肝臓と腎臓を指していました。 漢方医学では「五臓」と呼ばれる心臓、肝臓、腎臓、脾臓、肺臓という五つの臓器があり、特に肝臓と心臓、ま...
「佳境」という言葉はもともと、「景色の良いところ」を意味していました。 ここでの「佳」は、形や質が優れているという意味で使われています。 この原意から発展して、現在では「興味深くおもしろい部分や場面」という意味で広く使わ...
「鷹揚(おうよう)」という言葉は、もともとは「ようよう」と読まれ、その由来は鷹が空を悠然と飛ぶ様子から来ています。 この言葉は、何も恐れず、落ち着いているという意味で使われ、中国の古い詩集『詩経』にもそのような用例が見ら...
「遠慮」という言葉は、もともと遠い将来までの事柄をよく考える、つまり先見の明を持つという意味で用いられていました。 この概念は、「遠慮なければ近憂あり」という言葉にも表れており、遠い未来までをしっかりと見通して配慮するこ...
「烏兎(うと)」という言葉は、月日や歳月を象徴する言葉です。 この語源は古代中国の神話や文化に深く根ざしています。 中国の伝説では、太陽には三本足の烏(からす)、月には兎(うさぎ)が住んでいるとされています。 それぞれの...
「夷狄(いてき)」という言葉は、元々古代中国で使用された言葉であり、特に未開の外国人や異民族を軽蔑する意味で使われました。 この表現は、中国の中央から見た周辺の異民族に対する区分として用いられていました。 具体的には、東...