てまえみそ【手前味噌】の語源・由来
「手前味噌」という言葉は、自分で自分をほめる、つまり自慢することを意味します。 この表現の背景には、言葉のそれぞれの部分が持っている意味が関わっています。 まず、「手前」という部分には、「自分の目の前」や「自分ですること...
「手前味噌」という言葉は、自分で自分をほめる、つまり自慢することを意味します。 この表現の背景には、言葉のそれぞれの部分が持っている意味が関わっています。 まず、「手前」という部分には、「自分の目の前」や「自分ですること...
「手塩に掛ける」という表現は、「自ら世話をして育てる」という意味で使われます。 この言葉の背景には、古くからの日本の食文化が関連しています。 「手塩」とは、かつて食事の際に膳の不浄を払う目的で小皿に盛って用意されていた塩...
「箍が外れる」という表現の背景には、昔の日本の生活風景があります。 この言葉における「箍(たが)」は、桶や樽を形作るための板をまとめて固定するための、竹や金属でできた輪を指します。 桶や樽は、多くの板が組み合わさってでき...
「総菜」という言葉は、日常の食事で主食以外の副食物を指す言葉として使われています。 この語の起源を考えると、奈良時代には「菜」という文字が「な」と読まれ、それは元々野菜を意味していました。 しかし、時間とともにこの「菜」...
「漏斗」という言葉は、口の狭い容器に液体を注ぐための具体的な道具を指すものです。 この言葉の背景には、酒好きな「上戸」のイメージが結びついています。 具体的には、液体が容器に順調に注がれる様子を、酒好きな「上戸」が酒を飲...
「杓子定規」の表現は、古くから使われる杓子という道具に関連しています。 杓子は、汁をすくうためや飯を取り分けるための道具で、伝統的にはその柄が曲がっていました。 この曲がった柄を一つの基準として物事をはかることから、不適...
「七輪」とは、土製のコンロを指す言葉として知られています。 この名前の由来は、そのコンロを使って物を煮炊きする際に、わずかな量の炭、具体的には七厘(しちりん)ほどの値段の炭で足りるという点から名付けられました。 古くから...
「胡麻を擂る」という言葉の由来は、炒った胡麻をすり鉢で擂るときの様子からきています。 胡麻をすり鉢で擂ると、胡麻の粒がその内側にくっつきます。 この様子が、人が他人にべたべたと擦り寄るさま、つまり、相手の機嫌を取ることや...
糞味噌(くそみそ)という表現は、さんざんに悪く言うさまを表す日本語の俗語です。 この語の語源と由来については、糞(くそ)と味噌(みそ)という二つの要素が組み合わさっています。 糞は一般的に汚れたものや価値のないものを指す...
「お手盛り」という言葉は、都合よく取り計らうこと、あるいは自分で好きなように状況を整えることを意味します。 この表現の語源は、文字通り「自分で食べ物を食器に盛る」行為から来ています。 もともと「お手盛り」は、自分自身で食...
「おさんどん」という言葉は、台所仕事や台所仕事をする人を指す日本語の表現です。 この言葉はいくつかの要素から成り立っています。 まず、「さん」は数字の「三」を指しています。 これは江戸時代において、三女に「おさん」という...
「いびつ」という言葉は、元々は「飯櫃(いいびつ)」という木製の容器から派生した語です。 飯櫃とは、炊いたご飯を保存するための容器で、多くの場合、その形は楕円形でした。 この楕円形という特性が、後に「いびつ」の言葉として一...
「一夜漬け(いちやづけ)」という言葉は、一晩で仕上げるという急な勉強や仕事を指します。 この表現の語源は、文字通り「一夜で漬けた漬物」から来ています。 通常、漬物を作る際には時間をかけて熟成させるのが一般的ですが、一夜漬...
「塩梅(あんばい)」という言葉は、料理の味加減や物事の具合を指す日本語の表現ですが、その語源と由来は非常に興味深いものがあります。 元々この語は「えんばい」と読み、塩と梅酢を合わせた調味料を指していました。 この語は漢籍...
“後釜(あとがま)”という言葉は、その語源としては、文字通り「後でくる釜」を指します。 元々この語は、炉やかまどで前の釜(前任者や前の状態)が取り外された後、その火がまだ消えていない状態で次の釜を...
【意味】 米・麦・大豆などの粉に砂糖と水飴を加え型に入れて固めた干菓子のこと。 【語源・由来】 中国の唐菓子である軟落甘(なんらくかん)を略したものといわれている。また、古くは、黒ゴマを加えたといわれており、白い菓子に散...
【意味】 餡と羊羹をまぜ、固めた菓子。 【語源・由来】 元は中国の食べ物で、羊肉の羹(あつもの)のことで、羊の肉を入れたお吸い物を意味する。禅宗を通して日本に伝わったもの。当初は、羊の肝に似せた、小豆と砂糖で作る蒸し餅で...
【意味】 煮立てた豆乳の表面にできた薄いたんぱく質の膜をすくい上げたもの。 【語源・由来】 湯葉を「豆腐皮(ゆば)」と当て字で書くことがある。もとは「うば」。干し湯葉のしわがある黄色い様子が、老婆の顔に見立て「姥(うば)...
【意味】 牛肉などを、醤油・砂糖・生姜で甘辛く煮たもの。多く、缶詰用。 【語源・由来】 明治時代に作られるようになったもの。「大和」は日本国の異称。「日本風の味付け」の意で用いられたものと考えられている。また、缶詰は、日...
【意味】 開いた泥鰌とささがきごぼうを鍋で煮込み、卵でとじた料理。 【語源・由来】 江戸時代、日本橋横山町の柳川という屋号の店で創案されたから。また、使われていた土鍋が、柳川(福岡県)産の土鍋だったからともいわれている。
【意味】 ゆるくといた小麦粉に種々の具をまぜ、焼きながら食べるもの。 【語源・由来】 江戸時代末期から明治にかけて、子供たちが出汁で溶いた生地で鉄板に文字を書いて覚えながら食べていたことから、「文字焼き」が転じたものとい...
【意味】 もち米の粉をこねて焼いた薄い皮を二枚重ね合わせて、間に餡をつめた和菓子。 【語源・由来】 江戸吉原の菓子屋「竹村伊勢」が、満月をかたどった「最中の月(もなかのつき)」という煎餅のようなものを作り、それが省略され...
【意味】 食料としての鶏・豚・牛などの内臓。 【語源・由来】 「臓物」の上を略したもの。肝臓・腎臓・心臓・胃・腸などのほか、舌なども含んでいう。
【意味】 もち米を蒸し、粘り気が出るまで臼でついたもの。 【語源・由来】 「餅飯」の略である。「もちい」がさらに略されたものという。「もち」については「保つ」「持つ」の意のほか、望月(もちづき)の「望(もち)」、もち(糯...
【意味】 竹串やわらを鰯などの目に刺し通し、数尾ずつ連ねて干したもの。 【語源・由来】 魚の目を刺し通すことから。
【意味】 米の粉で作った団子を竹串に刺し、醤油餡を絡めたもの。 【語源・由来】 京都市左京区下鴨の下鴨神社が行う「御手洗会(みたらしえ)」とされる。みたらし川に足をつけて無病息災を祈る神事の際、境内で売られたのが始まりと...
【意味】 小麦粉をねった皮で餡を包み、蒸した菓子。 【語源・由来】 起源は中国にあり、諸葛孔明(しょかつこうめい)が南征した際、川の神に人身御供として人の頭を捧げれば鎮まるという風習を改めるため、羊や豚の肉を小麦粉で作っ...
【意味】 昆布・するめ・人参などに数の子を加え、みりんを合わせて醤油に漬けた食品。 【語源・由来】 北海道南西部の松前地方は昆布の名産地であったことから、昆布のことを俗に松前と呼び、昆布を使った料理には「松前」がつけられ...
【意味】 猪の肉を使った味噌仕立ての鍋。猪鍋。(ししなべ)。 【語源・由来】 いのししの肉を煮こむと脂身がちぢれて、牡丹の花のようになるという説、また、いのししの肉を大皿に並べると、鮮やかな肉のいろどりが、牡丹の花のよう...
【意味】 柔らかく煮た大根や蕪に味噌をかけて食べる料理。 【語源・由来】 名前の由来には諸説ある。「風呂吹き」とは蒸し風呂で垢をこすり取る役目の者のことで、その風呂吹きが息を吹きかけながら垢をこすり取るさまが、熱い大根に...