おんどをとる【音頭を取る】の語源・由来
「音頭を取る」という表現は、日本語で「物事をする際、人の先に立って行う」または「首謀者となる」という意味で用いられます。 この表現の起源は、元々は雅楽や民謡における「音頭」や「音頭取り」にあります。 雅楽での「音頭」は各...
「音頭を取る」という表現は、日本語で「物事をする際、人の先に立って行う」または「首謀者となる」という意味で用いられます。 この表現の起源は、元々は雅楽や民謡における「音頭」や「音頭取り」にあります。 雅楽での「音頭」は各...
「おやま」とは、歌舞伎で女性の役を演じる男性の役者を指す言葉です。 この語の由来は、江戸時代初期に活躍した操り人形芝居の名人、小山次郎三郎に関連しています。 小山次郎三郎は、特に女性の人形を非常に巧みに操ることで知られて...
「十八番(おはこ)」という言葉は、一人一人が特に得意とする芸や技を指す日本語の表現です。 この言葉の起源は、歌舞伎にあります。 歌舞伎では初代團十郎、二代目團十郎、四代目團十郎が得意としていた荒事の演目が十八種ありました...
「乙(おつ)」という言葉は、元々は邦楽、すなわち日本の伝統音楽で用いられる語で、音域を表すときに使われます。 特に、高い音を表す「甲」と対比的に、一段低く渋い音を表すために「乙」が用いられました。 この「乙」が指す低くて...
「大向こう」(おおむこう)という言葉は、歌舞伎の劇場において一幕見の立見席を指します。 この席は、通常の「向こう桟敷」のさらに後方に位置しています。 この「向こう桟敷」とは、劇場の後方に設けられた席で、遠くから舞台を見る...
「大詰め」の言葉は、もともとは江戸時代の歌舞伎で用いられていました。 特に時代物と呼ばれる歴史劇を演じる際の一番目狂言、すなわち第一部の最後の幕を指してこの言葉が使われました。 この文脈では、演じられる物語がクライマック...
「大立者」という言葉は、もともとは歌舞伎の世界で用いられていました。 ここでの「立者」とは、一座の中で中心的な役割を果たす優れた俳優を指しています。 この「立者」に「大」を冠して「大立者」が作られました。 この形での用法...
「遅蒔き(おそまき)」という言葉は、もともと農業において時節に遅れて種を蒔く行為、またはそのような種の品種を指す言葉でした。 一般に、種を蒔くのに最適な時期があり、その時期を逃すと作物の成長や収穫に悪影響を与える可能性が...
「おじゃん」という言葉は、日本語において物事が途中でだめになったり、失敗に終わる状況を指す表現です。 この言葉の語源や由来にはいくつかの説が存在します。 一つの説は、江戸時代における火事の際の合図として使われた半鐘(はん...
「お釈迦(おしゃか)」という言葉は、日本で「できそこないの品」や「役立たずの状態」を意味する俗語です。 この言葉の語源は江戸時代の鋳物職人の間で使われていたとされ、特に興味深い背景があります。 具体的には、鋳物職人が地蔵...
「お株」という言葉は、その人が特に得意とする芸や技を指す表現ですが、その語源は江戸時代にまで遡ります。 当時、商工業者の中には「株仲間」と呼ばれる独占的な同業組合が存在しており、その組合内で仕事をする権利を「株」と称して...
「大鉈を振るう」という言葉は、大胆かつ思い切った行動をとることを意味します。 具体的には、必要なものと不要なものをはっきりと区別し、不要なものを断固として排除や整理をすることを指します。 この表現の背景には、大鉈を使って...
「お開き」という言葉は、宴会や会合が終わることを意味します。 この表現は、もともと日本の武士階級で使われた特定の忌み言葉が起源です。 武士たちは、戦や合戦において「退却する」や「退陣する」といった、敗北や終焉を暗示する不...
「押っ取り刀(おっとりがたな)」という言葉は、大急ぎで駆けつける様子を表す日本語の表現です。 この名前は一見すると「おっとり」という音から、のんびりやゆっくりといった意味に思えるかもしれませんが、実際は全くその逆で、緊急...
「大童(おおわらわ)」という言葉は、本来は髪の乱れを形容する語として生まれました。 この言葉の由来は、戦場で兜を脱ぎ、髪を振り乱して戦う兵士の姿が、髪を束ねていない子供の髪型に似ていたからです。 このような状態は、人が夢...
「折り紙付き」という言葉は、何かが保証付きで信頼できる状態を表す日本独特の表現です。 この表現は、日本の歴史と文化に深く根ざしています。 元々「折り紙」とは、奉書紙や鳥の子紙といった高級な紙を二つ折りにしたものを指してお...
「お役御免」という言葉の由来は、元々「役目」を免じられる、つまり仕事や職務などから解放される、あるいは辞めさせられるという状況を指していました。 ここでの「免」は免除の「免」であり、「御免」は許可または免除を意味します。...
「おとぎ話」という言葉は、日本でよく親しまれる形式の童話や昔話を指します。 この言葉の語源には、実は歴史と格式があります。 まず、「とぎ」は、話の相手をして退屈を慰めることを意味します。 ここに接頭語の「お」をつけると「...
「落度」という言葉は、あやまちや過失を指す言葉として現代日本語で用いられますが、この言葉の起源には深い歴史があります。 律令制の時代、日本には関所という場所が設けられ、通行する際の税金などの徴収や人々の行き来をチェックす...
「お墨付き」という言葉は、日本語で「権威者からの許可や保証」を指します。 この表現の語源は、室町時代や江戸時代に遡ります。 当時、将軍や大名は、臣下に対して領地を与える際に、その保証として特定の文書を発行していました。 ...
「お仕着せ」という言葉は、もともとはお上(上司や当局)や商家の主人から奉公人などに与えられた衣服を指していました。 この意味から発展して、現代では「上からあてがわれた、形式通りのもの」という広い意味で用いられています。 ...
「おくら」または「お蔵」という言葉は、もともとは江戸幕府が直轄地から集めた米を保存するための米蔵を指していました。 その後、この言葉は一般的な保管庫や倉庫で保管される品物や家財を意味するようになりました。 この「保管する...
「小田原評定(おだわらひょうじょう)」という言葉は、時間ばかりが経過して結論が出ない会議を指します。 この表現の語源は、日本の歴史において重要な出来事である、1590年の天正十八年に起こった小田原の戦いに由来しています。...
「置いてきぼり」という言葉は、人や物を見捨てて進む行為を指します。 元々は「置いてけぼり」と呼ばれており、この表現は江戸時代の本所(現在の東京都墨田区)に存在したとされる「置いてけ堀」という場所に由来しています。 この「...