よろしく【宜しく】の語源・由来
【意味】 ①ほどよく。適当に。 ②(「よろしくお願いします」「よろしくお伝えください」などの略)挨拶の語。 ③(「宜」を「よろしく・・・すべし」と訓む漢文読法から)すべからく。まさに。 ④(接尾辞的に)いかにも・・・のよ...
【意味】 ①ほどよく。適当に。 ②(「よろしくお願いします」「よろしくお伝えください」などの略)挨拶の語。 ③(「宜」を「よろしく・・・すべし」と訓む漢文読法から)すべからく。まさに。 ④(接尾辞的に)いかにも・・・のよ...
【意味】 キク科の多年草。山野に自生。高さ約1メートル。葉は羽状に裂け、裏面に白毛がある。秋、淡褐色で小さな球形の頭花を多数穂状に付ける。葉に香気があり、若葉を餅に入れ、成長した葉は灸の艾とする。モチグサ。繕草。蓬蒿。 ...
【意味】 死後、魂が行くというところ。死者が住むと信じられた国。よみのくに。よもつくに。よみじ。こうせん。冥土。九泉。 【語源・由来】 「黄泉」は、「闇」の転、または「山」の転とされる。古代中国では、死者が行く地下の世界...
【意味】 夜に仕事をすること。また、その仕事。よなべしごと。 【語源・由来】 夜、鍋をかけ夜食を取りながら仕事をすることによるという。
【意味】 口の外に流れ垂れる唾液。古くは「よだり」。 【語源・由来】 「よだれ」は、古くは「よだり」といい、平安時代以降に「よだれ」に転じた。「よだり」は、流れ出る鼻汁、よだれの意味で、現在の意味に鼻汁の意味が加わる。「...
【意味】 落語・講談・浄瑠璃・浪花節・手品・音曲など大衆演芸の興行場。寛政期に江戸で常設化。ひとよせせき。よせば。せき。席亭。 【語源・由来】 「寄席」は、「よせせき」の略。「よせせき」は、人を集めるの意の「寄せる(よせ...
【意味】 (古くは清音) ①ゆかり。たより。えん。 ②夫・妻・子など頼みとする相手。よるべ。 ③物事をするのに、たよりとなること。手がかり。 【語源・由来】 古くは「よすか」と清音で、「よすが」は、寄せる所の意の「寄す処...
【意味】 葦を編んで作った簀。日よけなどに用いる。よしすだれ。 【語源・由来】 「よしず」の「よし」は、イネ科の「葦(あし)」の別名「よし」、「ず」は、葦を糸で編んだもので「すのこ」や「すだれ」の「す」と同源で、「よしず...
【意味】 ①相撲で力士の最高位。(もとは、最優秀の大関にさずけられた称号。) ②①が土俵入りの時に化粧回しの上から締める白麻の太い綱。 ③同類の中で最もすぐれたもの。 【語源・由来】 「横綱」は、元々は、土俵入りの時に化...
【意味】 ①横の方向であること。また、そのさま。 ②正しくない事。邪悪。また、そのさま。 【語源・由来】 「よこしま」は、「横(よこ)」+方向を示す接尾語「し」+接尾語「ま」から成る語。横方向の意で、「横さ」、「横し」と...
【意味】 道理に反することを無理にする。無理を通す。横に車を押す。 【語源・由来】 車を側面から押して動かそうとすることからいう。「横に車を押す」ともいう。また、漉き目が縦になっている和紙を横に破る意から、「横紙を破る」...
【意味】 牛乳・羊乳・山羊乳などを乳酸発酵によって凝固させた食品。 【語源・由来】 「ヨーグルト」は、ドイツ語「Joghurt」からで、「Joghurt」は、攪拌するという意の古トルコ語「yogurmak」から。「yog...
【意味】 見かけが立派で実質がこれに伴わないこと。羊頭を懸げて狗肉を売る。 【語源・由来】 「羊頭狗肉」は、中国宋代の禅書「無門関」にある語。「羊頭を懸げて狗肉を売る」の略。羊の頭を看板に出しながら実際には狗の肉を売るこ...
【意味】 羊幕の内側を満たす透明な液体。胎児を保護し、また分娩時に流出して主産を容易にさせる。羊膜液。 【語源・由来】 「羊水」は、羊膜の内側を満たす透明な液体であることから。「羊膜」は、英語「amnion」からで、「a...
【意味】 ①盗賊などを防ぐ用心に備えておく棒。 ②内側から戸を押さえるために備えておく棒。しんがりぼう。 ③護衛のために身辺につけておく従者。博徒などが警戒のために抱えておく武芸者。 【語源・由来】 「用心棒」は、盗賊な...
【意味】 たいそう。ずいぶん。 【語源・由来】 良い程度の意を表す「良き程」が音変化したもの。もとは「ちょうどよい程度」をいった。「かなりの程度」の意になるのは江戸時代以降で、「余程」はそのころからの当て字。
【意味】 誘惑に乗ること。 【語源・由来】 若い人妻の不倫が題材の三島由紀夫の小説「美徳のよろめき」から。「よろめき」という言葉は流行語になり、「よろめき夫人」「よろめきドラマ」という言葉が生まれた。
【意味】 物事の要点。また、物事をうまく処理する方法。こつ。 【語源・由来】 「要」は腰、「領」は襟の意。衣服を扱うとき、必ず腰と襟のところを持つことから、物事の要点の意が生じた。物事を処理する意は日本の用法。
【意味】 岡山県南西部の町。 【語源・由来】 神功皇后が朝鮮遠征の帰りに、風光明媚な島があると聞き、この地に立ち寄ったという言い伝えから。
【意味】 餡と羊羹をまぜ、固めた菓子。 【語源・由来】 元は中国の食べ物で、羊肉の羹(あつもの)のことで、羊の肉を入れたお吸い物を意味する。禅宗を通して日本に伝わったもの。当初は、羊の肝に似せた、小豆と砂糖で作る蒸し餅で...
【意味】 甲斐のないこと。無駄なこと。その効果を表わすことができず惜しいもののたとえ。 【語源・由来】 真っ暗な闇にどんなに美しい錦を着ても、誰にも見えないことから。「闇夜の錦」ともいう。
【意味】 別れた男女がまた一緒になること。 【語源・由来】 「縒り」とは、糸をねじってからませること。「縒りを戻す」は絡ませたものを元に戻すこと。転じて、こじれた男女の関係を元に戻す意を表すようになった。
【意味】 互角の争いをする。 【語源・由来】 相撲のことば。「四つ」とは、「四つ身」とも言い、相撲で双方が両手を差し合って組み合うこと。体を引いたりかわしたりせず、正面からぶつかりあうところから、堂々と渡り合う意で使われ...
【意味】 物事を引き起こすきっかけを作ること。また、そのもの。 【語源・由来】 ポンプの水が出ないとき、またはポンプで揚水するとき、別に用意した水を上からポンプに入れ、中の空気が逃げないようにして水を引き上げ、水が出るよ...
【意味】 自分の意見を無理に押し通すこと。常識はずれなことをする人。 【語源・由来】 「紙」は「和紙」のこと。和紙は縦に漉き目が通っていて、漉き目に沿って縦に裂けばすぐに破れるが、横には裂けにくい。 それを無理に裂こうと...
【意味】 第三者が横から口をはさむこと。 【語源・由来】 「横槍」は、もともとは、戦場で戦っている際、別の軍が脇から槍で攻めてくることを意味した。 そこから転じて、戦い以外で第三者が横から口を出して妨げる意味になった。