どんぴしゃりの語源・由来
【意味】 完全に一致、または、適合すること。どんぴしゃ。 【語源・由来】 「どんぴしゃり」は、強調の意を表す「どん」+少しの食い違いもなく合うさまをいう「ぴしゃり」から成る語。「どん」は、主に関西で用いられる「どあほ」の…
【意味】 完全に一致、または、適合すること。どんぴしゃ。 【語源・由来】 「どんぴしゃり」は、強調の意を表す「どん」+少しの食い違いもなく合うさまをいう「ぴしゃり」から成る語。「どん」は、主に関西で用いられる「どあほ」の…
【意味】 ①鉄道・道路・水路などを通すため山腹・河底・海底・地下に貫いて設けた通路。 ②俗に、野球で、ごろの玉を股間から後方へ取り逃すこと。 【語源・由来】 「トンネル」は、英語「tunnel」から。「tunnel」は、…
【意味】 物事がはやく思うようにはかどるさま。 【語源・由来】 「とんとん拍子」の「とんとん」は、舞台で師匠の手拍子に合わせて踊るときに、上手くなると、床を踏む足音が「トントン」と調子良くなる。このことから、物事がさわり…
【意味】 深く心に掛けること。気にすること。懸念。 【語源・由来】 「頓着」は、執着し、それにとらわれることを意味する「貪着」の転義。トンジャクとも。「頓着」の表記が多く見られるようになってから、気にすること、懸念と広い…
【意味】 カシやクヌギ・ナラなどの果実の俗称。椀状の殻斗があり、果実の下半を包む。 【語源・由来】 「どんぐり」は、「トチグリ(橡栗)」が転じた語とされる。「団栗」は当て字。
【意味】 ぶつ切した鱈のあらと野菜や豆腐を使った汁物。山形県庄内地方の郷土料理。 【語源・由来】 「どんがら」は、「胴殻(どうがら)」が転じた語で、魚のあらのこと。それを煮たあら汁なので「どんがら汁」という。
【意味】 ①スペイン・イタリアなどの男子の名につける敬称。 ②首領。ボス。 【語源・由来】 「ドン」は、「ドン=キホーテ」「ドン=ファン」のように、スペイン・イタリアなどの男子の名につける敬称「don」。「don」は、ラ…
【意味】 金管楽器。2本の長いU字形の金属管を互いに挿し込み、管をスライドさせて音の高さを変える。ピストンを付加したものもある。 【語源・由来】 「トロンボーン」は、英語「trombone」から。「torombone」は…
【意味】 ①ぬすびと。盗賊。また、盗みをすること。 ②放蕩者。 【語源・由来】 「泥棒」は、元々は「泥坊」と書き、強奪する意の「押し取り」+人の意の「坊」から成る「押し取り坊」が転じた語とする説、「取り奪ふ」からとする説…
【意味】 ヤナギ科の落葉高木。ポプラと同属で、寒地に自生。高さ約15メートル。葉は広楕円形、裏面は白色。雌雄異株。春、房状の花序をつけ、夏、蒴果(さくか)から綿毛を帯びた種子を飛散。軟材で、箸・経木などの細工用。デロヤナ…
【意味】 無駄なこと、効果のないことをいう。 【語源・由来】 「泥に灸」は、泥に灸をすえても効果がないことから、無駄なこと、効果のないことをいう。
【意味】 ①水がまじって軟らかくなった土。 ②不身持な者。どら。 ③泥棒。 【語源・由来】 「泥」は、水がまじって軟らかくなった土のことをいうため、固体がとけたり液体が混ざったりして、濁り・粘りがあるさまを表す形容詞「ど…
【意味】 マグロの腹側の脂肪に富んだ部分。大とろ・中とろ・に分け、大とろの方がより脂肪分に富む。刺身・鮨種として賞味。 【語源・由来】 「トロ」は、口に入れたときに、「とろり」とする舌ざわりから。 「トロ」と呼ばれる前は…
【意味】 ダブルで、バックル付きのバルトがあるコート。防水性のある生地を用い、背肩の雨よけ布、雨蓋付きポケットを特徴とする。 【語源・由来】 「トレンチコート」の「トレンチ」は塹壕の意で、第一次世界大戦のときイギリス兵が…
【意味】 アメリカ合衆国・カナダ・オーストラリアなどの貨幣単位。普通は国際決済通貨・国際準備通貨として利用されてきたアメリカ合衆国のドルを指す。ダラー。$。 【語源・由来】 「ドル」は、明治時代の文字読みドルラルの略。1…
【意味】 ドからシまでの七音からなる全音階。また、音階。 【語源・由来】 「ドレミファソラシド」はイタリア語。「パブテスマのヨハネ賛歌」から 「パブテスマのヨハネ賛歌」は、各節が一音ずつ高くなるため、各節の歌詞の最初の音…
【意味】 些細なこと。くだらないこと。また、雑学的知識。 【語源・由来】 「トリビア」は、些細なこと、平凡なこと、雑学クイズゲームの意の英語「trivia」から。一説に、ラテン語で3を表す「tres」 + 道を表す「vi…
【意味】 食用茸(茸)の一種。小球形で、土中に育つ。フランス南西部ペリゴール地方産の黒トリュフ、イタリアのピエモンテ地方産の白トリュフが有名。独特の強い香りがあり、高級料理の材料として珍重。イヌ・ブタの嗅覚を利用して採集…
【意味】 銅・アルミニウム・リンなどを含む鉱物。三斜晶系に属し、青色または青緑色で、装飾品として珍重。主産地はイラン。トルコ玉。ターコイズ。 【語源・由来】 「トルコ石」は、別名ターコイズといい、ターコイズは英語「tur…
【意味】 将来のことをあれやこれやと考えて、つまらない心配をすること。杞憂。 【語源・由来】 「取り越し苦労」の「取り越し」は「取り越す」という動詞を名詞化したもので、江戸時代から見られる語。期日を繰り上げて行事を行うこ…
【意味】 ①舞楽の楽人(伶人)が常装束に用いる冠錦・金襴などで鳳凰の頭にかたどったもの。舞曲の種類によって形状・装飾・色彩が異なる。鳥甲。 ②キンポウゲ科の多年草。高さ約1メートル。秋、茎頂に美しい紫碧色で①に似た花を多…
【意味】 バターライスや具の入ったピラフにホワイト-ソース・チーズをかけて、オーブンで焼いた料理。ライス-グラタン。 【語源・由来】 「ドリア」は、フランス語「doria」から。イタリアの貴族「ドリア一族」のために出され…
【意味】 ①十二支の第10番目。動物では鶏に当てる。 ②西の方角。 ③昔の時刻の名。今の午後6時頃。また、その前後2時間。 【語源・由来】 「酉」は、「ゆう」と読み、酒の壺を描いたもので、収穫した穀物から酒を造る意、収穫…
【意味】 ①寄席で、最後に出演する者。真打(しんうち)。 ②最後に上映または演ずる呼び物の映画や番組。また、演ずる人。 【語源・由来】 「トリ」は、元々、「取り」と書き、動詞「取る」の連用形の名詞用法。寄席の用語。「トリ…
【意味】 鳥類の総称。 【語源・由来】 「とり」は、「飛翔(トビカケリ)」の中略からとする説、「飛集(トビヰル」、「飛居(トビオリ)」の意味からとする説など諸説ある。
【意味】 カルタの一種。一組53枚のカードで、ハート・ダイヤ・クラブ・スペードの各13枚ずつの4組とジョーカー1枚がある。各1組はキング(王)・クイーン(女王)・ジャック(兵卒)の3枚の絵札およびA(エース)から10まで…
【意味】 有力者の権勢をかさに着ていばるつまらぬ者のたとえ。 【語源・由来】 「戦国策・楚策」にある寓話に基づく。狐が自分を食おうとする虎に、「私は天帝に命じられた百獣の王。私を食べれば天帝の意に背くことになるでしょう。…
【意味】 不確実な事柄に期待をかけて、それをもとにした計画をあれこれ考えること。 【語源・由来】 「算用」は、数を計算すること、勘定の意で、「捕らぬ狸の皮算用」は、まだ捕まらないうちから、狸の皮の売買を考えることをいう。…
【意味】 西洋の神話で、翼と爪とを持ち口から火を吐く想像上の動物。爬虫類の形で表され、一般に暴力・悪の象徴とされるが、泉・宝物・女性を守護するという伝説もある。竜(りゅう)とも訳す。 【語源・由来】 「ドラゴン」は、英語…
【意味】 外傷。転じて、精神的外傷。 【語源・由来】 「トラウマ」は、「傷」の意のギリシャ語「trauma」から。19世紀に「外から傷つけられた心の傷」を表す語としてフランス語に取り入れられ、英語に入り、精神的外傷を意味…
【意味】 金属製の打楽器。青銅で造り、盆形をし、紐で吊り下げて桴(ばち)で打ち鳴らす。大小各種あり、中央部にいぼ状の隆起を持つものもある。仏教の法要や歌舞伎囃子、獅子舞などの民俗芸能のほか、茶席などにも用い、出帆の合図に…
【意味】 ①十二支の第3番目。動物では虎に当てる。 ②東から北へ30度の方角。 ③昔の時刻の名。今の午前4時頃。また、その前後約2時間。 【語源・由来】 「寅」は「いん」と読み、「矢を両手で引っ張る」象形から、「引っ張る…
【意味】 ①ネコ科の哺乳類。アジア特産。頭胴長2メートル、尾長90センチメートルに達する。雌は雄より小形。黄色の地に黒の横縞をもつ。シベリアからアジア東北部、東南アジア、インドなどの森林に生息。毛皮用に乱獲され、現在では…
【意味】 暦法で、立夏の前18日(春の土用)、立秋の前18日(夏の土用)、立冬の前18日(秋の土用)、立春の前18日(冬の土用)。その初めの日を土用の入りという。普通には夏の土用をいう。 【語源・由来】 「土用」は、中国…
【意味】 ナス科の一年生果菜。原産地は南アメリカのアンデス高地。18世紀頃に渡来。栽培は明治初期の導入から広がる。世界各地に栽培され、ファースト-トマト・チェリー-トマトなど品種が多い。果実は扁球形、赤または黄色に熟し、…
【意味】 ①老いて頭の働きが鈍くなる。ぼける。 ②ぼんやりする。 ③わざと知らぬさまをする。しらばくれる。 ④わざと滑稽な言動をする。 【語源・由来】 「惚ける」は、接辞「と」+「ぼける」から成る語で、「ぼけ」は、「馬鹿…
【意味】 土木・建築工事の人夫に出る仕事師。特に、高い足場の上で仕事をする人。鳶の者。とび。 【語源・由来】 由来[編集] 「鳶職」は、鳶口という道具を持っていることからこう呼ばれる。「鳶口」とは、鳶のくちばしのような鉄…
【意味】 金銭・品物を賭けて勝負を争う遊戯。かけごと。ばくち。博奕(ばくえき)。 【語源・由来】 「賭博」はかけごとの意の「賭」+双六などサイコロ遊びの意の「博」から成る語。サイコロ遊びは金品を賭けて行われることが多く、…
【意味】 宝石の一つ。黄玉。トッパーズ。 【語源・由来】 「トパーズ」は、英語「topaz」から。「topaz」は、探し求める意のギリシャ語「topazos」から、または、「火」の意のサンスクリット語「tapas」からと…
【意味】 ①あれこれと。何やかやと。 ②それはさておき。何にせよ。ともかく。 【語源・由来】 「兎に角」は当て字。古くは「とにかくに」という形で用いられ、副詞のそのようにの意の「と」、このようにの意の「かく」と格助詞の「…
【意味】 ①大きな音が鳴りひびく。ひびきわたる。 ②あまねく名を知られる。有名になる。 ③鼓動が激しくなる。 【語源・由来】 「轟く」は、音の響き渡るさまを表す「とどろ」に接尾語の「く」が付いて動詞化した語。遠くで雷が鳴…
【意味】 プロ-サッカーの勝敗を予想して行う賭博(とばく)。 【語源・由来】 「トトカルチョ」はイタリア語の「totocalcio」から。「totocalcio」は、掛け金の合計の意の「totalizzatore」(合計…
【意味】 最も成長したボラ。 【語源・由来】 「トド」は、最も成長したボラをいうことから、「止め」や「止まり」が語源とされる。また、魚のボラは、成長の途中、いろいろ名を変え最後にはトドと呼ばれることから、「結局」や「限度…
【意味】 普通の着物よりやや長く大きく仕立て、綿を入れた広袖の着物。防寒用・寝具用。丹前(たんぜん)。 【語源・由来】 「どてら」は、江戸時代の方言辞書「物類称呼」に、襦袢の異名として「ててら」と呼ばれていたことがわかる…
【意味】 非常に度をはずれているさま。途方もない。 【語源・由来】 「途轍もない」の「途」は道、「轍」はわだちの意で、「途轍」は、ものの筋道の意。このことから、「途轍もない」は、途方もない、非常に度をはずれているさまをい…
【意味】 ①舌打ちして嘆くこと。また、息を吐くこと。 ②ちょっとの間。たちどころ。瞬間。 【語源・由来】 「咄嗟」は、中国語から。「咄」も「嗟」も驚くなどして思わず発する声を表す。「咄」も「嗟」も、一瞬の行為であることか…
【意味】 ①陶製・金属製もしくはガラス製の細く高く、口のすぼんだ器。酒・醤油・酢などを入れておくもの。特に、酒を入れ、杯に注ぐ器。とっくり。銚子。 ②(水中に入れれば沈むことから)水泳のできないものをあざけっていう語。 …
【意味】 ずっと以前に。とうに。 【語源・由来】 「とっくに」は、すでに、はやく、さきにの意の「とくに(疾くに)」を音便化した「とうに(疾うに)」の口語的表現で、強調して「とっくの昔に」ともいう。
【意味】 「書経(仲虺之誥)」泥にまみれ火に焼かれるような極めて苦痛な境遇。 【語源・由来】 「書経(仲虺之誥)」にある「有夏昏徳し 民塗炭に墜つ」から。王の不徳から、人民は泥水や炭火に落とされたような苦痛を味わったとい…
【意味】 ①短刀・匕首など懐中にかくして持つ短い刀。 ②すごみ。 【語源・由来】 「ドス」は、人を脅す意の「おどす」から。人を脅すために、懐に短刀を隠し持ったことからとされる。また、その「ドス」をちらつかせることから、す…
【意味】 ドウジョウ科の淡水魚の硬骨魚。全長約15センチメートル。体は長く円柱状。5対の口ひげがある。体の背部は暗緑色で、腹部は白く、尾びれは円い。淡水の泥の中にすむ。腸でも呼吸できる。食用。広義にはドジョウ科魚類の総称…
【意味】 まぬけ。へま。失敗。ぶま。 【語源・由来】 「ドジ」は、役者がせりふをまちがえる、しくじる、やりそこなうの意の動詞「とちる」の語幹を濁音化したもの。
【意味】 ①時を計るのに用いる単位。通常は1月1日から12月31日まで。一年。暦年。ねん。 ア.太陽暦では、地球が太陽の周囲を1周する時間で、365日5時間48分46秒。 イ.太陰暦では、月が地球の周囲を12周する時間。…
【意味】 取り込んで騒々しいさま。混雑。日葡辞書「ドサクサスル」。 【語源・由来】 江戸時代初期(1603年)の日葡辞書に、「どさくさ」の語が「混乱」の意味で見られることから、「どさ」の語源は、混乱した状態を表す擬態語「…
【意味】 床を一段高くし、正面の壁に書画などを掛け、床板の上に置物・花瓶などを飾るところ。座敷に設ける。室町時代の押板が起源で、江戸時代に床(とこ)といい、明治以降に床の間という。 【語源・由来】 「床の間」の「床(とこ…
【意味】 ①(副詞的に使う)どんづまり。末の末。最後の最後。また、徹底的に。 ②日本舞踊で足拍子の音。転じて、踊りの意に用いる。 【語源・由来】 「とことん」は、元々は、日本舞踊で「トコトントコトン」という足拍子の音の意…
【意味】 アブラギリの異称。 【語源・由来】 「ドクエ」の「エ」は、「荏胡麻(エゴマ)」の「エ」。アブラギリの異称で、採取される油が、荏胡麻の油に似ていることから、さらに、毒があることから「毒荏」という名になった。
【意味】 非常に驚かせる。荒肝を抜く。 【語源・由来】 「どぎも」は「きも」を強めていう語。「ど」は接頭語、「きも」は、心や精神の意。心や気力を抜くほど、驚かせるという意味。
【意味】 ①過去から現在へ、さらに未来へと連続してとどまることなく過ぎ行く現象。月日の移りゆき。時間。光陰。普通平均太陽時を用い、秒・分・時・日・週・月・年などの単位に分けて計る。 ②一昼夜の区分。現今は真夜中(午前零時…
【意味】 有隣目トカゲ亜目の爬虫類の総称。形態や生活はさまざまで、体長は2センチメートル~3メートル。四肢は歩行に適するが、まったく無いヘビ型のものもある。ヤモリ・カナヘビ・トビトカゲ・カメレオンなど世界に約6000種。…
【意味】 ①かれこれ。なにやかや。いろいろ。とこう。 ②ともすれば。ややもすれば。 ③とにかく。何にせよ。 【語源・由来】 「と」はああ、「かく」は、こうの意で、両方とも副詞。「兎角」は当て字。「あれやこれや」という意味…
【意味】 イヌの一品種。1860年頃ドイツ人ドーベルマンが作出。大形で、肩高60~70センチメートル。短毛で、毛色は黒から黒褐色。番犬・警察犬・軍用犬とする。ドーベルマン-ピンシェル。 【語源・由来】 「ドーベルマン」は…
【意味】 ①屋根の棟と梁。 ②一つの集団や一国のささえとなる重要な人。 ③主だった人。統率者。 ④特に、大工のかしら。 【語源・由来】 「棟梁」は、家を支える棟(むね)と梁(はり)の意から。「棟」と「梁」は建物を支える重…
【意味】 イネ科の一年生作物。中南米の原産とされる。世界各地に栽培され、小麦・稲に次ぎ食用作物で3位。日本には16世紀に渡来。茎は1~3メートルで直立。葉は互生し幅5~10センチメートル、長さ約1メートル。雄花穂は茎頂に…
【意味】 豆汁(とうご)を熱し、布漉しして豆乳とおからに分け、豆乳に苦汁または凝固剤を加えて凝固させた食品。白くやわらかく、タンパク質に富む。日本には奈良時代に中国から伝えられた。 【語源・由来】 「豆腐」は、奈良時代に…
【意味】 学術や技芸などが、その道の深くまで達し、すぐれている。また、手慣れていて、すっかり身についている。 【語源・由来】 階段を上って堂(客間)に入り、さらに奥の部屋に入る意の「堂に升(のぼ)り室に入る」から。まず堂…
【意味】 前触れなく突然であるさま。だしぬけ。不意。 【語源・由来】 「唐」も「突」も突然の意。「唐突」は、本来は突進するの意。
【意味】 ①容儀などのいかめしく立派なさま。衆にすぐれているさま。 ②つつみかくしのないさま。公然たるさま。 【語源・由来】 「堂堂」の「堂」は、表御殿、正殿、母屋のこと。賓客に接し、また、礼楽を行う建物をいうことから、…
【意味】 トウダイグサ科の越年草。北半球に広く分布し、日本の山地にも普通。ナツトウダイ・タカトウダイなど近縁種が多い。傷つけると白色の乳液を出し、有毒。高さ10~30センチメートル。春、茎頂に5枚の葉を輪生して斜めに5本…
【意味】 ①不要のものを除き去ること。不適当のものを排除すること。 ②(selection)環境・条件などに適正するものが残存し、そうでないものが死滅する現象。選択。 【語源・由来】 「淘汰」の「淘」は、水で洗ってより分…
【意味】 道化は、人を笑わせるおどけた言語・動作。また、それをする者。おどけ。滑稽。道化師は、道化にたくみな者。道化を業とする者。 【語源・由来】 「道化」は、「童戯」「道戯」からとされる。また、オドケやタワケが転じたと…
【意味】 ウリ科の一年生果菜。熱帯アジア原産。夏、黄色の雌雄異花をつける。果実は非常に大きく、球形または楕円形で食用。トウガン。カモウリ。 【語源・由来】 「冬瓜」は、中国から渡来したもので、時期は定かではないが、平安時…
【意味】 ①便所。手洗い。 ②洗面所。化粧室。 トイレットルームの略。 【語源・由来】 「トイレ」は、便所付きの洗面室をさす英語「toilet room」から。アメリカ合衆国では「toilet room」を用いることはほ…
【意味】 ①日曜日。 ②休日のこと。 【語源・由来】 オランダ語で「日曜日」の意のことば「Zondag(ゾンターク)」から。半日休みのことは「半ドン」という。
【意味】 シカ科の哺乳動物。 【語源・由来】 アイヌ語の「tunakkay(トゥナカイ)」、もしくは「tunaxkay(トゥナッカイ)」から。司馬江漢の『春波楼筆記』には「唐太の地に、トナカヒと云ふ獣あり」と記されている…
【意味】 対処の方法が分からずにまごつくこと。 【語源・由来】 寝ぼけて方角を失ったり、開けるべき出入り口がわからなくなったりすることから。
【意味】 そばにいるために受ける災難。 【語源・由来】 水しぶきの意の「迸(とばし)り」が変化した言葉。「迸(とばし)る」は現代使用されている「迸(ほとばし)る」の語源でもある。
【意味】 決定的な一撃。 【語源・由来】 動いている物をとめる意の動詞「止める」の連用形から。また、ボラが最も成長したものを「トド」というところから、「止め」「止まり」が語源であるとされる。
【意味】 あれこれ思い迷うさま。 【語源・由来】 「取りつ置きつ」の音変化した語。手に取ったり下に置いたりの意から。
【意味】 老婦人の敬称。 【語源・由来】 「戸主(とぬし)」の意で、家事を司る婦人のこと。主婦を指す。なお。酒造は、元来、「刀自」の役割とされたことから、酒造職人をいう「杜氏(とじ)」と同源とする説もある。「刀自」は当て…
【意味】 通路や出口をふさぐ。 【語源・由来】 もとは「戸鎖(とざ)す」の意で、戸を閉めて錠をおろすことをいった。そこから、ふさぐ、関係を断つなどの意が派生した。
【意味】 非難する。なじる。 【語源・由来】 罪・過失の意の「とが(咎)」を動詞化した語とされる。
【意味】 気の利かない人。まぬけ。 【語源・由来】 「とんま」の「とん」に、「いんちき」、「高慢ちき」などの「ちき」がついた語とされる。また、擬人化して「とんきち(頓吉)」といい、「きち」を倒置した語ともいう。
【意味】 娘盛りを過ぎた女性。 【語源・由来】 年上であることを意味する「年増(としまさり)」から。江戸時代の遊郭で、盛を過ぎた遊女に対して用いられていた。江戸時代には二〇歳前後をいい、二十三歳から三〇歳くらいまでを中年…
【意味】 抗争。戦争。 【語源・由来】 ピストルなどで打ち合う様を表す擬音語。やくざ間の拳銃による抗争など、私的な争いという色が濃い。
【意味】 宿屋・簡易旅館のこと。 【語源・由来】 泥棒や芸人の隠語。「やど」の倒語。
【意味】 直前に予定や約束を取り消すこと。 【語源・由来】 「土壇場」の「どた」と「キャンセル」の「キャン」を合わせたもの。
【意味】 素人のこと。 【語源・由来】 「しろうと」の倒語を人名めかしたもの。「とうしろ」ともいう。
【意味】 外見と違ったものが送り込まれ、災いを招くたとえ。 【語源・由来】 「トロイ」は小アジアの北西部にあった古代都市のこと。ほぼ紀元前十三世紀と推定されるトロイ戦争の際、ギリシャ軍が中に軍勢を潜ませて戦場に放置した大…
【意味】 時間は貴重な物だから、無駄に費やしてはいけないということ。 【語源・由来】 英語のことわざ、Time is money.を訳したもの。
【意味】 ①趣味にふけること。また、その趣味。 ②酒食や博打などにふけること。 【語源・由来】 元来は、仏道修行をして得た「悟りの楽しみ」をいうことば。「楽」は願うという意で用いられ、道を求めようとする願いを意味する場合…
【意味】 同じことの繰り返しで、ちっとも先へ進まないこと。 【語源・由来】 「堂」は仏をまつる建物のことで、「堂々巡り」は、祈願のために社寺の堂のまわりを何回もまわること。国会の本会議の採決で、演壇上の投票箱に投票する方…
【意味】 仕事などに用いる器具。また、日常生活に使う身の回りの品。 【語源・由来】 元来は「仏道の具」のことで、「三衣一鉢」と呼ばれる仏道修行のための衣や鉢、錫杖(しゃくじょう)など、六物(ろくもつ)といわれる必需品を指…
【意味】 時刻を示したり、時計をはかったりする機械。 【語源・由来】 「とけい」は元は「土圭」と表記した。中国周代で、盛った土や棒などの影の長さをを計って、時間を知る器具のこと。平安時代以前に日本に伝えられ、「日時計」の…
【意味】 その人だけが思うままに活躍できる場所や場面。ひとり舞台。 【語源・由来】 「擅」はほしいままにする意で、ひとりで思う通りにすること。なお、この「擅」を「壇」と誤り、「独壇場 (どくだんじょう) 」というようにな…
【意味】 秘事・秘訣などを記した秘伝書。教科書の解説本。参考書。あんちょこ。虎巻(とらかん)。 【語源・由来】 中国の兵法書「六韜(りくとう)」の編名「虎韜」から出た言葉。「虎韜」は、危機に陥っても相手を恐れないための方…
【意味】 猛烈に怒っている形容。あまりの怒りに毛髪が天をつくほどの勢いで逆立っているさま。 【語源・由来】 中国の戦国時代、趙の国にあった「和氏の璧(かしのへき)」と呼ばれる立派な「璧」を、秦の昭王(しょうおう)が欲しが…
【意味】 立身出世のための関門。厳しい試験のたとえ。 【語源・由来】 登竜門の「竜門」とは、黄河上流にある竜門山を切り開いてできた急流のこと。鯉がこの急流を登りきると、竜になるという言い伝えがあった。政治の乱れた世の中に…
【意味】 学識や才能が、人より優れて抜きん出ること。 【語源・由来】 「頭角」は、頭の先。頭の先が抜きんでて現れる意から。唐の文人韓愈が、同じ文豪として並び称された柳子厚(柳宗元)のために記した墓誌銘にもとづくことば。「…
【意味】 青森県と秋田県の県境にあるカルデラ湖。 【語源・由来】 十和田湖は「崖に囲まれた湖」を意味するアイヌ語の「ト(湖)ワタラ(崖)」が語源。それが「十渡(とわたり)の湖」となり、「十和田湖」の字があてられた。